東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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アップダウン

 5月に噴き上がっていた読書熱が、急に沈静化している今日この頃。

6/10付けレス

◆chi-chanさん
 >ロボ単体で行けばいいじゃないか…と言いたい所ですが、多分ベースの整備機能がないと機能しないとか、エネルギーが続かなそうとかがあるんでしょうね。
チェンジロボは結構、単独でビュンビュン飛び回れるのが描かれてますものね(笑) 戦士団の存在も考えると、シャトルベースから出力調整などのサポートをしたりはしていたのかな、と。
 >こういう面倒を書くと大変だから、自律生命系ロボやワンタッチ拡大型メカ、あるいは固定基地から速現場へと向かうロボが増えたのかもしれませんね。
個人的には空中要塞的なものは好物なのですが、やはり母艦とロボの関係をどう描くかや、母艦あるからにはそこで尺を、とかいった要素が重なって減っていたのでしょうね。
 >個人兵力で動力や推進力を破壊出来るかとか考えるとこっちが正しい気もしますが(笑)。
最後までチェンジマンは、戦術的だったと見ると、実にチェンジマンですね(笑) 私としては野球要素にこだわっていたので、ゴズマードのエンジンにドラゴンボールを投げつける飛竜が見たかったですが!
 >もしシンケンジャーありきで朴さんの側近役に西さんを当てたとしたら…とつい妄想してしまいました。
さすがにそこまでは無さそうですはありますが、朴さんのキャラの西さんのキャラの絡みというのは、盛り上がるものはありますね(笑)
 >なんかこうドール巨大化のインパクトはカーレンジャー最終回の芋羊羮で弱体化と対に見えて、やはりこの2作品はつながりがあるなと思いました。
私も脳裏をよぎりましたが、「さる伝説筋」はやはりオマージュだったのでしょうか(笑) 思えばエグゾス自身が、バズーの系譜といっていいラスボスで、高寺Pあたりは意識していたのかもですね。
 >多分ジェットマンでも分かりにくかった力の根源を分かりやすくしようとして始まったのが、ジュウレンジャー以降のファンタジー戦隊になるんですよね。
凄いメカニック!→凄いエネルギー!→どんなエネルギー? と具体性が増していく流れは、おっしゃる通り時代の要請という面はあるのでしょうね。その過渡期しての90年代戦隊、という視点もなかなか面白そうですね。

◆通りすがりさん
 >いつも楽しく拝見させていただいております。
ありがとうございます。
 >最終回で特に無かったナナちゃんの描写ですが、撮影時点では『自らの想いを剣に告げ、別れを悲しむナナを剣が優しく諭すシーン』があったそうです。
ああ、第54話のはちゃんと布石で、二人の関係に踏み込む手はずだったのですね! それは惜しまれるカットですね……。

Beniさん
 >よもやさくらさんまで出してくるなんて思いもしませんでした。
OPクレジットの表記を見て、普通に「誰だっけ……?」と思ったので、衝撃の再登場でした(笑)
 >過去のゲストキャラを再登場させることで「他のキャラもそれぞれの場所でがんばっているんだろうなぁ」という想像が広がります。本当にこういうところ丁寧ですよね。
スタッフの頭の中だけで話を作らないで、それを視聴者に伝える為には具体的に何を見せればいいのか、という部分の取捨選択がホント巧かったですよね。最後の最後まで、磨き上げた基本に手抜きの無い作品でしたね。
 >思えばナナちゃんは初登場回でギョダーイと絡んでいますし、ゲーターとも一緒に遊んでいたりするので
ナナちゃん、成長させて再登場後はどう扱うのだろう、と思っていたのですが、非常に上手く、地球と異星人のブリッジ&クッションとしてはまりましたね。
 >ギョダーイにしても、家出回があったから保護すべき宇宙生物としてのかわいげが付加されていたわけで、その習性が逆転のきっかけになるというのもお見事。
あの回があった事で、チェンジマンがギョダーイをどう捉えているのか、というリアクションが存在していた、というのはラストの展開で非常に大きかったですね。ホント、要素を使い切って風呂敷を綺麗に畳んだ作品でありました。

◆さやまきさん
 >チェンジマン側がシャトルベースのみになったのに対応して?ゴズマ側も今まで浮かんでるだけだったゴズマードを出撃させて攻撃する
この辺りの対比と、それにより生まれる物語の構造、というピースのはまり方が、最後まで実に綺麗でしたね。
 >今まで強化アハメス様とかスーパーギルークとかさんざん絶望的なまでの強さを見せられてきただけに
 >短い時間で表すのは難しかったかなぁとも
これはちょっと惜しかったですよねー。ここでもう一押し、強烈なインパクトを出せれば退場の満足度も上がったのですが。
 >ゲーターの宇宙船は裏切った回で出てた気がしましたが不時着してそのまま放置されてたのか(笑)
多分、あの戦闘機ですよねぇ(笑)
 >キチンと広い場所で決着を付けるという持って行き方は良かったです
刺されたギルークが、最後の力を振り絞って立ちはだかる、というのは見せ場として良かったですね。
 >(まぁ能力を使い出すと色々と危険だと解っていたのか見守る役で鍵となったのはメモリードールのほうでしたが)
光線出るかどうか凄くドキドキしましたが、メモリードールは単純に思わぬ伏線として面白かったですし、思えばバズーに最初に滅ぼされた星設定の筈なので、今作らしい因果応報としても決まりましたね。
 >比喩でなく正に巨大な悪そのものという事でもありますし
この手のボスは、最終的になんか置物になってしまいがちですが、スケール感を保った、という点でも良い正体でしたね。
 >最後の最後に拾われたのがギョダーイの習性という(アレは本能的な行動だったのかというのも驚きですが)
ここ拾ってくれたのはホントお見事で、やられた! と思いました。
 >まぁここでナナが飛竜にくっついて行くとかになると終わらなくなってしまいそうではありますけど(笑)
チェンジマンを代表して、飛竜が宇宙行きに参加、という可能性は少し妄想していたのですが、スタンダードに落としましたね。まあ飛竜が宇宙行きになってしまうと、向かい合わせのバランスが悪くなったりもするので、最後は、“もう一人の英雄”であった伊吹の物語として終わった、という面もあったのでしょうが。
 >その後のチェンジマン達や伊吹達がどう生きていったのかとか今見ると思いを巡らせてしまいますね
いい意味で、ここから真の戦いが始まるんだ、的なラストでしたよねー。

◆タイキさん
 >それからもう一つ、「アースフォースを信じろ!」の一点張りに終始するのを上手く回避したというのもありますよね。
ああ確かに! 振り返ってみると「民間人」であり「アースフォース以外の神秘のパワーの持ち主」であり「戦いを厭う」ナナちゃんは、今作におけるバランサーの役割も果たしていて、「アースフォースで地球を救え!」以外の視点を上手く組み込んでいるんですねー。
 >ここは本当上手い落としどころでしたよね。
幹部陣も含めてですが、この、最終的に、チェンジマンは“何”と戦っているのか、という悪役サイドの設計が、最後まで非常に上手く行きましたよね。
 >後半の飛竜はほとんどこんな感じで土壇場でアイデア閃いたことで切り抜けることが多かったので
この辺り、チェンジマン→反ゴズマ同盟、にシフトしていく事も影響したのか、「剣飛竜」が「チェンジマンの代表/象徴」になっている、という表現でも(結果的に)あったのでしょうね。5人分の知力が、飛竜の口をついて閃きになるというか。
 >「力の源」という観点から見た場合「アースフォースとは何か?」が今一つ掘り下げ不足で未知の力のまま終わってしまったこともありますね。
そこに焦点を当てると自然に「戦う理由」もクローズアップされる事になってくるので、この辺りは、シリーズ全体の作劇の変化、を待つ事になるのでしょうね。
 >そこが恐らく次作「フラッシュマン」で「肉親との再会」という「戦いと別の目的」がヒーロー側のドラマとして組まれるようになったのかなあと思います。
こういうのは流れで見ると、また見えるものがあって面白いところですね。

◆KindoNichiyoさん
 >チェンジマン感想、お疲れさまでした。大変面白く読ませていただきました。
ありがとうございます。
 >確かにブーバ、アハメスと比べると最期があっさりし過ぎていてちょっと…と思っていましたね。
やはりこう、ギルーク個人との決着というよりも、ゴズマ最後の砦、という扱いだった分、盛り上がりがもう一つになってしまったなぁと思います。
 >アハメス様回ラスト、伊吹長官の「宇宙の仲間もいるじゃないか!」というセリフは好きです。
正体を明かした長官が、改めて地球人と宇宙人を一つのものとして語る、というのが、今作のテーマ性と合致しつつ、辿り着いた電撃戦隊の姿、という感じもあって、格好良かったですね。
 >さてフラッシュマンですが、1話の戦闘開始前、レッドフラッシュの「~~この地球に帰ってきた!超新星フラッシュマン!」という口上(笑)が好きなのです。ぜひご覧ください(笑)。
フラッシュマン』、東映Youtube開設最初期に視聴したのですが、『チェンジ』からの流れで見るとまた見えてくるものもあるかもなぁ……と思いつつ、多分、いい所だけ見ます(笑)