東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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電光超人とレス

 ここ最近、“アニメを見る回路”が全く繋がっていないので、たまにちらっと見てもすぐリタイア、という具合で全くアニメ見ていないのですが、とりあえず今季、『SSSS.GRIDMAN』は見てみようと思っています。なお元の特撮作品は未見。
 本日は『仮面ライダージオウ』第5話感想を書きました。無事追いついた。

ラインを越えて

◆Ultronさん
 >アルケミースターズの一員であることや、ガイアの光に選ばれたことで、使命感や責任感を人一倍感じているのだと思うのですけど、若さ故か突っ走りがちな印象です。
人間的にちょっとアンバランスな感じがありますよね。そういう気負いや周囲との関係性の変化が描かれていくのかどうかは、楽しみなところです。
 >リアルタイムで視聴していた時は、単純明快で熱血なダイナのアスカと比べて、理系で理屈っぽい物語序盤の我夢が子供心に少し苦手でしたね。
今だから割とするっと見ていますが、リアルタイムで見ていたらどうだったかなぁ……とはちょっと思うところです。一番偉い人が「いいから結論」と途中で口を挟んだりするのは、作っている側も気にはしていたのでしょうね(笑)
 >それから、今回登場したメザードですが、脚本の長谷川さんのお気に入りの怪獣らしいです。
 >曰く、身近に存在していながら理解する事ができない恐怖感を表現したとのことです。
ああ、あの不連続的存在というのは、幽霊とか妖怪の、怪獣的解釈、みたいなニュアンスだったんですかね……?(全然違うかもですが)

◆KEYさん
 >タイムジャッカー謹製アナザーライダーがまんま王となるならやっぱりキナ臭過ぎて自分の中で傀儡説が補強されてしまってます。
今のところ前後編でやられる役、というのもあるのでしょうが、王にしようというには、あまりにも雑な感じですよね……。
 >便宜上王と呼んでいるだけで単なる力の器であり、今のソウゴと魔王が一致しないの当たり前で取り込んだ力にのまれて暴走してるんじゃないの?
ソウゴのキャラクターの継ぎ接ぎな感じは、そこと繋げる意図があるのだろうか……みたいには思っています。
 >先輩なり同級生なりからソウゴが王様だったらいい世界になるかもって人柄に対してフォローが入る様な描写があればなぁ。
周囲のこれまでのリアクションが、悪い奴ではないが困った奴……以上のものではないのも、ソウゴをちょっと掴みにくい要因の一つですよねー……。
 >あとタメ口が似合わないですよね、どうにもこうにも。
キャラ的にしっくり来たり、マイナス点として描かれればまだしも、似合っていない上に皆流すので、どうもキャラ造形として浮いてますよね。
 >前回は若干と付けたけど今回見るに実は思いっきり上から目線っぽい?怖いよこのコ。
相変わらず漠然とした「王様」像ですが、「王と民」という関係性はあるんだな、という(笑)
 >此処等辺に何か理由付けしてるんですかね?
白倉さんなので何も考えてない事はないだろうなぁと思いつつ、「考えた末に詳細なキャラ付けを放棄した」可能性もありそうだよなぁという邪推を(笑)
 >特に透真は厄介かもと思ってたのでこれはいい傾向。
透真が、「(実質的な)死者の為」という思い込み方をしていたら色々難しそうと思っていたので、この自覚は明るい展望になりましたし、見せ方も良かったですね。
 >ノエルも遠回しにいい人フラグを微量且つ着々と積み上げてますがこちらは寧ろ望むところなので大変いい。
今回の、相変わらずハッキリとは見せないけど、前後の状況から人間性をプラスに判断できる、というのは巧かったですね。
 >断罪だけなら所属は合ってますが未成年の更正のお手伝いは少年課と保護司の皆さんに任せたいんですが……、肝心の圭一郎の性格上どう足掻いても無理か。
どこまでシビアにやるか何ともですが、そこを受け止めてこその圭一郎、でしょうしね……。序盤の、未成年が犯罪に巻き込まれないか心配して相談に乗ろうとするの図、が重くのしかかってきますね。
 >コグレさんが不穏な顔を見せた途端の次回ですがギャグに見せかけて爆弾落としてくる可能性高そうですね。
ギャグのまま終わったらそれはそれで衝撃的なので、どうなる事やらドキドキします(笑) この流れでスポット回なら、何か仕掛けてきてほしいところですが。

◆タイキさん
 >超越的存在である神々の戦いを仰ぎ見る人間
作品にもよる所はありますが、初期《ウルトラ》はそういう傾向が強いと思うと、なるほど高寺さんの円谷愛が、戦隊シリーズというフィルターを通して、ちょっとしたアンサーとして描かれている面はあるのかもですね。
 >脚本が意図的にやってる生意気キャラより寧ろ物腰柔らかな好青年という印象を受けるので、かなり「似合わない服を着せられてる」感じがしますね。
主役キャストなんてかなり狙って選んだ筈なのに……というのもどうも、引っかかりを増しますよね。
 >下山さんの好むヒーロー像って「口も態度もデカいが器も大きい王様キャラ」かもしれないですね。
ああ成る程、ソウゴと天晴を並べてみると、確かに通じる要素がありますね。ルックスから受けるイメージを外すと、あのノリは天晴……(笑)
 >天晴やソウゴなどはそういう長短がきちんと明確に描かれず何となくのフワッとした描かれ方のせいで余計に好感度が下がるのだと思います。
下山さんのネタありきの悪い面というか、インパクトで満足してしまって、土台を固める足場作りが抜け落ちるんですよね……。

◆五月サツキさん
 >まあこれで嘘だとノエルの悪どさが増してしまいますし、快盗からの信用を失うので流石にそれはないと思いますが……。
ノエル、白く受け止めた方がしっくり来る位置づけにはなってきましたが、ここまでやって、実はみんなを騙していたんだ! でもそれはそれで面白いなと思っている自分が居て困ります(笑)
 >個人的には最近描写の少ないザミーゴを筆頭としたギャングラー側も入れて欲しいところです。
ここに来て、ギャングラー側に構っている余裕がない、みたいになっているのは気になる所で、巧くカバーしてほいいですね。
 >ただ子供相手とはいえ、警察が快盗に翻弄され引っ掻き回される形になってしまったのが複雑です。後手に回ってしまっているというか。
こういう時は、子供は無敵、というのはありますからね……(^^; バランスとしては最後に“叱る”シーンがあれば良かったかなと思ったのですが、コグレに回収されてしまったのでそこが抜け落ちたため、悪目立ちもしましたね。
 >快盗はコレクションを回収しなければならないので見せ場が確約されていますが、警察はそうでもない気がします。
ある意味、想像以上に前半、警察側もしっかり描いた事でパトレン側のハードルが上がってしまっている所は有りますよねー。なんか、思わぬ形の見せ場が生まれたりすると良いのですが。

◆spirithumanさん
 >いや、稲田さんが犬の怪人で地獄の番犬って言ったんですよ?百鬼夜行をぶった斬るアヌビス星人を思い出すところでは!?
なんかこう、あまりに露骨すぎるので、ツッコんだら負けだろうか……みたいな(笑) (※感想書きの謎の屈折)
考えてみると『デカレン』も15年近く前の作品なので、懐かしネタの範疇になるんですねぇ……。

◆島縞さん
 >快盗の在り方をヒーローとして肯定してしまえば作品としては楽なのですよね…
それを認めてしまう、というルートはありますよね……やろうと思えばそれほど難しく無さそうな仕掛けを敢えてやっていないと思われるので、目指しているのは違う着地点だとは思うのですが。
 >快盗→警察の意識として警察にとっての市民が不特定多数の誰かではなく助けたい大事な人という路線になれば割と快盗の態度も緩和するのではと。
その“綺麗事”と本気で向き合っているのが警察戦隊、という要素は巧く活きてほしいですね。逆に警察が快盗をどう理解するのか、が難しいところはありそうですが。
 >初美花と透真の外の繋がりである咲也に頑張ってほしいなと願望込みで(と言いますか今のままだと件のいい人事件やエアロビ事件で終わってしまうので…w)
咲也はもうワンパンチ、期待したいですね……(笑) 確かに今のままだと、どう見てもエアロビクスだ!
 >原作のルパンも快盗を肯定しそうだなと思います。
原作はまさに、ピカレスクロマン要素がありますものね。どこまでパスティーシュ的に手を入れるかわかりませんが、ここまで来ると今作なりの「アルセーヌ・ルパンとは何者か?」も物語に収めてほしい気はします。

◆八手四郎次郎さん
 >「愛するおじ様と一緒に居たい」などという理由で"お日さまの下を歩けない薄汚れた存在"になっては駄目なんだ、と。
この辺りの線引きは作品によって動かせる所なので、その線を最終的にどこに引いてくるのか、今回が最終解だとは思えないので、着地点が楽しみです。
 >更に「"兄の劣化版"ではない自分を見いだしたい」と望んでいた......ことに気付いてしまった
これまではどちらかというと、兄や圭一郎を正しい道として肯定していたので、ここの示唆に踏み込んできたのが、今回面白かったですね。
 >「快盗(という薄汚れた存在)になること無く"快盗の力"だけを手に入れる、などという虫の良い発想は許されない」ということだったように私には思えました。
これ割と、ノエルにも突き刺さる所になっているのが、見せ方として巧かったですね。
 >結末の選択肢が増えたのは実に巧いやり方だったと思います。香村さんの采配を楽しみに見守りたいですね。
1年物の作品は色々と思う通りにはいかない、というメタ的な制作事情も含め、快盗をヒロイックに描くというルートの可能性を巧く織り込んできましたね。

◆あきさん
 >今回に至っては私がこれまで見てきた中では、それまでの積み重ねからの必然性、入手の説得力、インパクトともダントツだと思いました。
勢力図的な転機ではなく、主人公の心理的な一大転機、を追加武装と繋げる、というのは面白い手法を持ってきましたね。
 >お子さん達は「透真と初美は失敗したけど魁利は成功」と素直に受け取り、大人はむしろ成功した魁利に心を痛める、という作りになっているのかもしれないなと。
ああ、視聴者を意識した二重構造、という計算は確かにありそうですね。
 >特別自分の闇に敏感なだけで善良さも十二分に描かれていましたから、今回のはあくまで通過点であって欲しいなとは思います。
個人的には魁利にはやはり「逃げている」要素を感じ、今回の試練がそれを「乗り越えた」とは余り受け止めたくないので、ここからの変転を期待したいです。圭一郎との時間で得たのは、敗北感だけでなくスプラッシュもありますものね……。
 >両方に属するが故のどちらにもなりきれない悲しさもじわりと感じさせてきたような気もしてこちらの描き方も楽しみです。
隠れ家に一人でやってきたように、ある意味でノエルが求めていたものこそ「マグナムを手に入れられる覚悟(強さ)」であったと考えると、魁利に視線を向けての最後の韜晦が重いですね。

◆もりみやさん
 >ブログに引き続きHPの方もサービス終了で大変ショックです。ここ以外に拝見している幾つかのサイトの方も嘆かれていました。
時代の流れと言わざるを得ませんが、なんとか引っ越ししたいと思います。
 >普通に感動も出来る一方で、この一押しが無ければ我夢は無断出撃という最後の一線を越えなかったんじゃないかな……とも。
何かと暴走しがちな我夢ですが、そこに至る背景をきちっと描いているのは、今作いいところですね。
 >我夢は、昔見てた時は、もう少し頼れるお兄さんの様に見えてたと思うんですけど……今見ると、完全に危なっかしい子供ですね、これ(笑)。
ちょっとビックリするほどの、落ち着きの無さ(笑)
 >少年マンガや児童文学にありそうな『一芸に秀でた子供が、大人達の世界で大活躍!』みたいな空気になってるような気がします
ああ成る程、色々と腑に落ちましたが、チーフやコマンダーが(背後のシビアさを匂わせつつも)割と大らかに見守っている感じなのも、そういうモチーフへの意識はありそうですね。作劇的にはもしかすると、勇者ロボの系譜なのかもですね。
 >結局何が祭忍か全くわからない祭忍ギュウマで、次回予告で白いイカ頭の人が飛んでくる、凄い回でした(笑)。
あ、今、『ジライヤ』配信しているのですか。あれはホント、衝撃的な予告でした……(笑)

◆MOPさん
 >「俺めちゃくちゃ快盗向いてるわ」が予告と全然違ってあんなに重く聞こえるとは。
洞窟探検中に軽いノリで口にしそうな予告でもあっただけに、思った以上にぐさっと来ましたね。
 >魁利には兄を取り戻すよりもそれから話をつける方がハードル高い試練だと思ってるので、完全に闇落ちともともまだ言えませんね。
物語としては「そこから逃げた」というニュアンスがやはりあると思うので、いつか正面から兄と向かい合う機会が訪れてほしいものです。
 >個人的には快盗が天職でも、ルパン三世VS銭形エンドでもかまわないのですが、戦隊としてはもう少し捻りが入るだろうと思います。
ピカレスクヒーローとして肯定するというよりは、その可能性は残しつつ、もう少し違う落としどころにはなりそうですよね。ここから、VSの真価が問われる事になりそうで、期待したいです。