本日は『セイバー』感想を書きました。
凄い銀色のヒーロー
◆あきさん
>渡辺監督が4話で荒川さんに忖度してやりたい放題ジョーアイやったのが余計にややこしくした気がします(笑)。
あれがかなり早かったので、なんか、予定外の導火線に火を付けた感じはありますよね……(笑)
>荒川「えーとちょい待ちマベアイも」
荒川さんと中澤監督は、こっち派の工作を感じるんですよね……(笑)
>もっともお二人的にはハカセ→ルカの方が鉄板みたいですが。
多分に趣味もあるのでしょうが、人間関係のバランスとしては、これが結構効いているなぁと思います。
>背景込みのキャラや関係性の良さと加入エピソードを交えた見せ方が上手で何度見せてもらってもいいなと思えます。
キャラと物語の積み重ねも当然ありますが、過去エピソードとそれぞれの想いの見せ方が、今回は凄く良かったですね。本編参加は遅くなった竹本監督のギアが上がってきたな、と。
>竹本監督によると必殺技を持ってるペアなのが重要らしく、最終回を除けば一番頭を使ったとか。
ゴーカイチェンジの使い方として、非常に劇的に決まりましたが、竹本監督のこだわりの賜物だったのですね。
>この前のルカ回が・・・でしたからね。過去回は他が皆スペシャルなのでちょっとルカが割を食った感はあります。
最初から存在感は凄くあるし、赤青と緑桃の双方に間合いを自由に詰められるポジションも非常においしい一方で、考えてみるとレジェンドと絡めにくい部分は少しあったのかもですね。割と気さくな分、逆に一定以上に踏み込みにくいというか。
>他の宇都宮P作品を見ても、意外と復讐心という後ろ向きの私情を必ずしも否定はしてないのかなと。
宇都宮さんは「ヒーローの本質」にこだわりの強いタイプだと思っていますが、その点において、ヒーローの元型の一つである「復讐譚」にも思い入れがあるのかもですね。『ルパパト』は、それを2010年代のヒーロー作品でどう描けるか、に取り組もうとした部分はあったのでしょうし。
>アイムは初期メンバーの中では「公」の強いキャラですが、それでも抑え切れない「私」のために皆でアイムの公も私も守るというか。
基本的に「やりたい事をやる」戦隊の中で、アイムの中になくしたくない「公」の理由があったのが浮かび上がる回で、それが強烈な「私」に繋がるというのが、凄く凝った作りでしたね。
>その気になればこんなものはいつでも壊せたがという形で実力と皇帝への忠誠心を見せるのが憎いですね。
端々でこういう見せ方のそつの無さが、作品の完成度を引き上げてますよねー。
>荒川さんは「あまりに可愛いかったので、たぶんルカに一目惚れしてるんですよ」と仰っていたので
アイム回とのバランスを意識して女優さんへの配慮もあったのか、ルカ史上、最高に「可愛い」に振られた見た目でしたしね……(笑) そういう、ちょっと俗っぽいところはハカセの個性に巧くなってますね。
>なお彼は一緒にいると自分が惨めになるからアイムにはいかないそうです(汗)。
あーあーあー、ハカセがアイムに対して一定以上の距離を詰めない理由としては、凄く納得してしまいました(笑)
>ゴーカイジャーがレジェンド重視に舵を切ったことで一番割を食ったのがダマラスかもですね。
動くと状況が変わる系のキャラなので、ちょっと動かしにくくなった感じはありますよね……最後の巨大な花火を、楽しみにしたいと思います。
◆藤村さん
>これはとりもなおさず「王妃が砂になった事実は変えずに受け止める」ということで、
この辺り、さらっとシビアだっただけに、次回どうなってしまうのか、ドキドキします(笑)
>公私混同をするわけではないというキラメイジャーのビシッとしたところが表れていて納得感のある作戦でしたね
この線引きにメンバーがきちっと自覚的なのは、キラメイジャーの格好いいところですよねー。
>宝路が残るのも「そうは言ってもいざ本人が行ったら養母を見捨てられないだろう」というのもあるのでしょうかね
それを込みで、宝路が「皆様のヒーロー」としての“真のキラメイジャー”になる話だと思うと、「過去を変えてはいけない」要素の使い方が、実に上手かったですね。裏を返すと、思いついても口にしにくいこの作戦を提案できる博多南さんには改めてぶっ飛んだ部分がありますが、為朝と巧く、シビア担当の役割を分担しているのだな、とも。
◆てひろぐさん
>マブシーナ中心+アクション回が割り振られていて、手癖の女優ショットもほぼなくPの采配が決まっていると。
心境の変化でもあったのか、と勘ぐりたくなってしまうぐらい、今作、いまのところ坂本監督の悪い病気が出ていないのは、スッキリ見やすくていいですね(笑)
>破壊された街からパンして東京湾に浮かぶ邪面獣という画に力もありました。
戦隊としては珍しく、明確な市街地の被害シーンを強調したな……と思ったら、海にデーン、というのはインパクトもあって実に良い絵でしたね。もともと邪面獣がいかにも「怪獣」なので、相性も良かったですし。
>夏の劇場版の流用じゃないかと言われていますが、やはり新ロボ登場回はこれぐらいやって欲しいですねぇ。
このぐらいやると、ロボの強さの根拠は微妙にわからないながら、まあいいや、みたいな説得力が出ますね(笑) 私も今回のバトルは満足度が高かったです。
◆MOPさん
>博多南さんがチート過ぎる事を除いては、納得度の高い良い回だったと思います。
博多南さんの、人格含めた出鱈目ぶりは、凄く80年代長官キャラだな、と改めて(笑)
>今回ギリギリまでモーターボートと戦い続けて、仲直り出来たのは気持ちのいい流れでした。
宝路とマブシーナの関係は、道中少しずつ「これでいいの?」みたいな成り行きでしたが、最終的な着地点がここ、として考えると、段取りを踏んで綺麗に収まりましたね。
>ヌマージョは割りと美人寄りのガワで、強いし、毒や呪いといった特性もあるし
ここでリタイアさせるには勿体なさも感じる、存在感でしたね。
>妹はホントどこに行ったんでしょう?
のちのち、追加幹部で出てきて、今回の裏が明かされる……? とか面白いかな、と期待しております。
◆インザファイトさん
>(これは現状ではロケの場所に制約がかかっているというのもあるのでしょうが)
画面上のエフェクトの多さやCGによる異世界表現で、巧く色々な違和感を減らしていますが、どうしてもこれは撮影に影響出ているのでしょうね……。
>ディアゴスティーニを彷彿とさせる本のネタが楽しめたのでそこまで気にならず。
あれはやっぱりそういう事だったんですかね(笑) 果たして毎号きちっと完走できるのか……。
>瞬間瞬間でSNSでの反響を稼げるようなネタに集中しすぎるがあまり全体の構成を蔑ろにしてしまう
「話題」を作る事の意義は大きいのでしょうが、どうも、「結果」と「目的」がこんがらかってないか……? みたいな時は、ありますよね。
>ファンタジーな世界観だからこそのダイナミックなスケールの大きい戦闘
新機軸の打ち出しそのものは悪くないと思うので、キャラクターの魅力でそれを支えられるようになってくれると良いのですが……今回はどうも、先に不安を感じてしまうエピソードでした。
>ゴーカイジャー、当時42話を見た時の絶望感は半端なかったです(笑)
最強の敵と、最弱の勇者、という(笑) アイム回もでしたが、ハカセの過去話も、残しておいたのが凄く効いているなと。
>基本1話完結を中心にしつつ、2話連続回で「次回一体どうなってしまうのか...!?」の盛り上げが上手い作品だな、と改めて思います。
今作、ここぞの前後編の使い方、盛り上げ方が通して巧いですよねー。
>逆にゴルフの引きとか、しょうもなさすぎて印象に残ってしまったものもありますが(笑)
誰も見ていないから、としれっと反則するメテオが忘れられません(笑)