旅は道連れ
そういえばやっていなかった……と今になって触ってみたら、予想以上にツボにはまってしまった『オクトパストラベラー2』は、スクウェア・エニックスから2023年に発売されたRPG。
現在、パーティーメンバー8名中、第2章までをクリアしたのが2名の状態で、めでたくメイン主人公がLV50を越えました。
…………いやほら、“出来る限りストーリーを進めずに、行けるところまで行ってみたくなる”のが冒険の醍醐味といいますか、敵の攻撃が容赦ない一方、“能力的に行動可能な範囲が四方八方に広がっていく”タイプのゲームを私にやらせるとこうなります、ハイ。
次はあっちに行けるが、こっちにも行けるし、そろそろあのサブイベントがクリアできそう……? みたいなリストが次々と更新されて“やれる(やれそうな)事”がどんどん増えて途切れないのが、とても楽しいです。
その上で、ここから先はストーリーを進めないといけません、という箇所が適度にあるのはモチベーションにもなって上手い作り。
メイン主人公には、盗賊ソローネを選択。
『同1』でも盗賊を選んでいたので、ただの盗賊好きです。
多分、忍者好きと、『ファイアーエムブレム』のジュリアン好きから来ています。
前作とストーリー上の繋がりは(今のところ)無く、新たな時代、新たな大地で、8人のプレイアブルキャラクターの中から1人を選ぶのですが、残りの7人もパーティーに加える事により、章立てになっているそれぞれのストーリーを並行して進めていける、というのが大きな特徴。
キャラストーリーは目的の街に着いた際に任意で開始するかを選べるので、ずっと塩漬けにしておく事も可能であり、あまり溜め込みすぎると文字通りの消化プレイになる危険性もありますが、只今のところ、ひたすら塩漬けにしております。
同社の『ロマンシング・サガ』を母胎としつつ、キャラごとに最初から始めなくても一度のプレイで全キャラの物語を楽しめる作りの一方、全キャラのストーリーを楽しむ為には、取っ替え引っ替えレベル上げなどをしなくてはいけないといった煩雑さはあり、そこは好みの別れそうなところでありましょうか。
それもあってか前作では「8人分のストーリーを楽しめるが、メイン主人公以外のストーリーを進めるかどうかは、プレイヤーの自由」として、あまり売りにはしていなかった印象。
その為、8人全員のストーリーをクリアして何かあるのかといえば、あくまでもおまけ扱いの隠しシナリオが出てくるだけで、「キャラ1人1人のシナリオボリュームが足りないが、かといって8人全員の物語が融合するわけでもない」というのがストーリー面での“食い足りなさ”になっていたので、今作ではその点が改善されているのは、期待したいところ。
ゲームとしてのもう一つの大きな特徴は、街や村のNPCに、主人公キャラそれぞれが持つ「フィールドコマンド」で干渉できること。
例えばソローネの場合、昼は「盗む」によりNPCの所有物をLVに基づく確率で盗み、夜は「闇討ち」によりLVを基準に邪魔なNPCを気絶させる事が可能。
他にも、狩人が食べ物で手懐けたり、商人がアイテムを買い取ったり、神官が異端審問で口を割らせたり……基本は「連れ歩く」「物品入手」「情報入手」「気絶させる」を、LVや金や確率など、それぞれのキャラ(固定ジョブ)の特徴に合わせたコマンドとして行えるといったもので、個々のキャラクター性と繋げる事で、フィールドコマンドというシステムそのものが、それぞれのストーリーとも関係しているのは、上手い作り。
前作はこのフィールドコマンドを大きな売りとしていた一方で、そもそも干渉できるNPCの数が少なく、志に実態が伴っていなかったのですが、今作では、大幅に改善。
前作の厳密な記憶は無いものの、干渉可能なNPCの数は明らかに増えていると思われますし、昼夜の変化により、どちらかの時間しか出てこないNPCも存在。また、干渉可能=会話可能なので、単純に街ごとのテキスト量が増え、RPGとしての彩りが増しました。
その分、昼夜で変わるフィールドコマンドやNPCに合わせてパーティーメンバーを取っ替え引っ替えする手間も増えましたが、個人的にはあまり苦にならない部分ではあり、前作のフィードバックを受けてなのか、全体的には、パーティを入れ替えながらテキストやアイテムを集めるのを楽しめるプレイヤー向けにチューニングされている印象。
故に、思った以上にツボに。
後、音楽がだいぶ好み。
そんなわけで現在、だいぶ強くゲームスイッチが入っており、色々と駄目な感じになっております。