本日は『ゴーゴーファイブ』感想を書きました。
黒松教授は怪人になりたい
◆電子レンジマンさん
>人間の持つ悪意や鬱憤・弱い心と良心を描きたいのはわかるのですが出力の仕方がだいぶ微妙でとっ散らかっている
作品として狙いが一貫しているのは良いのですが、くしくも2話とも、それが上手く噛み合っていない時の『BLACK』という感じでしたね。言い訳しようのない人間の悪意、についてまで責任をゴルゴムに押しつけている部分も出かねませんし。
>10話については怪人の強制特訓や洗脳ではない結果としてもっと古い作品群よりも苦しい内容になってしまっていたように思います。
あくまでも「誘導されて自発的」を描こうとした結果、これまででもトップクラスの無茶になって、説得力皆無になってしまいましたよね……。
>いくら寿命が長いにしてもこれになりたがっている黒松教授たちについてはどんどん心配になってきます。
いざなってみたら「話が違う」みたいな感じなのか、怪人同士だと話が通じるので、まあOKという事になるのか、実物を見てはいるだけに餌としての微妙感は高まっていますね(笑)
◆両翼さん
>ダンスに対する拘りなり信念なりを見せる前に、それ以外の手段で自己顕示する姿が描かれる
「一度は悪に手を染めたゲストの救済」を基本にするならやはり、「救済されて良かった」と思わせてほしいものですが、ダンスクイーン争いというより不良チームの抗争みたいなものを見せられてもな……となってしまったのは、厳しかったですねー。
>それだけで彼の為に(収入の為に?)悪の道に走ってしまうというのは、随分と飛躍を感じますよね。
世話して貰ったのが「人を上手くさらうとボーナスの出る仕事」なので、いくら事情があっても、ただの凄くダメな人なのでは、となってしまいましたよね……。
>「道交法違反はしちゃうけど根はイイコなのかもしれない」とは思えなかったですね。
あくまで被害者扱いとして「良くも悪くもノせられやすい素朴なヤンキー」みたいに位置づけたかったのかもですが、どうにも好意的には受け止めづらいですよね。今作こういった「人を憎まず」の部分が、悪い形で出る危うさは、今後もあるかもですね。
◆スーファさん
>置いてあったゴーグルシーザーを持っていこうとするデスダークが面白かったです。最後までデスダークらしさ全開でした。
貪欲、というか、目の前に「技術」があればなんでも欲しがる、みたいなスタイルは、もっと強調すると組織の特徴として面白くなっていたかもですね。そしてだいたい自滅に繋がるという。
>総統タブーはどうやらニューロンのイメージでデザインされたとのことですが、遺伝子とニューロンは特に近くもないような…。
手元の本によると、当初はDNA二重螺旋モチーフも考えたが、当時の認知度から、遺伝子を伝達→人体内部の伝達器官、といった形でイメージをスライドさせたアイデアだったようです。
>大元帥さえ正体を知らないあたり相当な旧式ではないかとも思えますし
当時のデスダーク技術の結晶だったのでしょうが……3000年ぐらい前になるのでしょうか(笑) そう考えると、自らをアップグレードしたい、みたいな動機を加えられればまた違ったかもですね。
>最終回単体で見ればそれなりには面白かっただけに、終盤の回との繋がりの弱さが惜しまれます。
折角クライマックスの大仕掛けとしてハイトロンの存在を設定したのに、どんどん使い方がぶつ切れになった末に、最終的には見向きもされなくなってしまい、連続性を生めなかったのは残念になりましたね。
>ここから曽田さんが持ち直したのは本作のみならず戦隊シリーズにとって非常に良かった点と言えます。
メインライターのやる事の多さで詰め切れなかったのか、全体的な作りのおぼつかさなに問題があったのか、『ゴーグルV』の立ち上がりは脚本の質として首をひねるものが多かっただけに、曽田さんが踏ん張ってくれたのはホント良かったですよね……。
>結局ゴーグルファイブに関しては持ち直しながらも、もう一声ほしいというところで終わってしまった感じはありました。
『ゴーグルV』を続けられても困ったものの、もう少しで『ゴーグルV』も一皮剥けたのではないか、と思わせてそこまで、は物足りなかったですが、その辺りは次作以降で収穫された、と思う他なさそうですね。
>シリーズ構成を務める未来警察ウラシマンの放送がちょうど始まったところ
それはだいぶ、ハードワークをされていたのですね……。
◆昼行燈さん
>9話、ゲスト二人の窮地を助けられなかったブラックさん(助かったけど)
完全にもう、なんの為に後ろでジタバタしていたの……? となってしまって、非常に残念な展開でしたね。敢えて言えば、おっしゃるように、ハチ怪人の戦闘巧者ぶりがフォーカスされたという。
>いざとなればメタルダーみたく腕を切り落として投げる(そして付け直す)という裏技もやれそうですが
第10話も、まかり間違ってサブマシンガンで撃たれても、光太郎は死なないのでは感ありましたしね……。
>ゴルゴムのトップに立つ筈だった元世紀王としては戦闘能力が現状どうにも不安
第3-4話は圧勝路線でしたが、もう少し苦戦してくれないとハラハラドキドキが生まれないと判断されたのか、ここ数話は弱体化が目立ち、あまり製作サイドで戦闘バランスがまとまっていない感じはありますね。
>あとサブタイトルが「回収はしてるが本筋とはかけ離れている」感じでした
信彦に関してなんの進展もありませんでしたが、振り返り映像を入れた事も含めて、一度モチベーションを再確認しよう、というサブタイトルだったのでしょうね。
>信彦の妹&恋人というWヒロインも現状ドラマへの絡みが薄いのは改善して欲しい部分です
克美の方は特に、いつの間にか喫茶店に居着いている便利キャラ、でしかないのは下手するとシリーズ従来作以上の雑さになってますよね……。
◆茶釜本さん
>コンボイで一番目立ってたのは春男ですかね。
前作『サンバルカン』にゲスト出演していた事もあって認識できたのですが、子役ではなかなか難しいものの、このぐらいぱっと見の差が無いとそもそも区別が……というのは個人的に厳しかったところです。
>秘書ポジションのみどりとさゆり
当時のライダーガールズみたいな扱いといえば扱いですが、本郷博士の隠居後に二人残ったけど、特にフォーカスはされず、コンボイとは渋滞を起こし、とだいぶ難しい存在になりましたよね。