『大戦隊ゴーグルファイブ』感想・第47話
◆第47話「これが最終兵器だ」◆ (監督:東条昭平 脚本:曽田博久)
「総統タブー、超エネルギー体ハイトロンの制御に成功いたしました」
ビスマルク大元帥は、暗黒科学2000年の睡眠学習の叡知を駆使してハイトロン制御装置を完成させており、デストピアに回収したそのエネルギーを使い、夢の物質転送マシンを作り出す。
デスダーク脅威のテクノロジー! としてデスギラーもマズルカも驚き讃えるのですが、なにぶん前作のブラックマグマ標準装備だった為、配信ペースで見ていると、インパクト4分の1ぐらい(笑)
だがそれは「手段」に過ぎず、デスマルクは物質転送マシンを用いる事により、東京都心のど真ん中で、最終兵器ダーク砲を組み上げようとしていた!
「これがハイトロンの第二の利用法。いや、これこそ真の狙い」
大元帥がカメラ目線で手を忙しく動かす一方、デストピアに近づいたゴーグルファイブは、ゴーグルアイするがさすがにセキュリティが組み込まれており、透視に失敗。
その間に今日は大変よく喋る大元帥の指示によりデスギラーとマズルカは東京へと転送され、そこでは、ビルの屋上でダーク砲を組み立てていた(笑)
「いくらゴーグルファイブといえども、こんなところに我らが送り込まれていようとは、気付くまい」
そうですね、吹きっさらしの屋上とか、かえって盲点ですね……!
最終兵器について大元帥から全く話を聞いていなかった将軍は、ダーク砲の設計図に目を通すとその性能に戦慄し、あらゆる物質を原子分解するハイトロンのエネルギーを用い、地上から人間だけを消滅させる夢一杯のイメトレを開始。
「この地上から、ありとあらゆる生命体だけが消える。残された文明の遺産を、そっくりそのまま、暗黒科学がいただく。……デスマルク大元帥、なんと恐ろしい御方」
久方ぶりにデスギラーの「恐ろしい御方」が炸裂し、大元帥の株を間接的に上げる手法としては結構好きだったので、クライマックスで思い出してくれて良かったです(笑)
その大元帥は、ダーク砲のエネルギー源となるハイトロンカートリッジの輸送役としてゾウガメモズーを送り出すが、転送に失敗。
「俺のゆくところは、どこだーーー?!」
まさかの転送事故で公園をコミカルに走り回るゾウガメモズーの反応がキャッチされると、ゴーグルファイブは取って返し、目撃者の幼稚園児から話を聞いているところで、問題のゾウガメモズーとばったり遭遇。
折角なので全員が生身アクションを披露したところでデスギラーとマズルカが参戦すると、転送エネルギーと腹に収めたカートリッジが干渉してしまった、と事故の原因に一応の理由が付けられ、カートリッジを入手した将軍が園児を人質に取ったので、また悪い発作が出てしまった……かと思ったのですが、ゴーグルVを肝心のダーク砲から引き離す陽動に成功し、もはや次回で死んでも悔い無し……!(え)
ゴーグルVが園児救出から戦え大戦隊すると、ハイトロンバリアーでゴーグルVの攻撃を次々と跳ね返すゾウガメモズーは調子に乗ってダーク砲について口を滑らせ、デスダーク側が出し惜しみをしない分、付けいる隙を全て“モズーの迂闊さ”で片付けてしまったのは、少々物足りなかったところ。
バリア攻略について対策を練る今作では珍しいくだりから、一点集中攻撃でバリアを破るとゴールデンスピアーで葬り去るが、ダーク砲完成まであと15分――デストピアからは大元帥がゾウガメコングを発進させ、大元帥自らリフレッシュ。
卵爆弾、そして変形しての空中飛行攻撃を見せるゾウガメコングが、ハンドミサイルで撃墜され地表でひっくり返ると、ゾウガメモズーが「起きろーー」とレバーを動かすシーンが入り、もう第47話ではありますが、コングはあくまで巨大な乗り物であり、あくまでリフレッシュされたモズーが操縦しているという描写がしっかりされたの、ほぼ、初では(笑)
……まあ、起き上がった途端に銀河斬りを叩き込まれるのですが。
「急げ! もっと急ぐのだ!」
アジトと言い張っているビルの屋上ではデスギラーがダーク砲の完成を急かし、
「あと1分……」
「……駄目です! 間に合いません!」
「なに?!」
ゴーグルファイブがいつやってくるのかダーク砲製作チームにわからないのに、ラストシーンを盛り上げる為に、何故か分刻みのタイムリミットサスペンスがデスダーク側に引き継がれる大混線が発生し、ギリギリまで踏ん張るデスダークだが、タイムアウト。
ゴーグルシーザーが飛来すると、完成間近だった装置を解体して慌てて撤収し、ゴーグルファイブはビルの屋上で、転送装置の残骸だけを発見するのであった……。
最終決戦編に突入し、いつもと違う事をやっている面白さはあるのですが、あれこれ雑な作りは目に付き、もう少し丁寧さは欲しかったところ。
次回――危うしアカギランド! マズルカ決死の自爆?!