東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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10/25付けレス

 本日は『ゴーグルV』感想を書きました。

光る! 回る! 走る!

◆ヘイスタックさん
 >変身や必殺技の度に画面が激しく点滅するのには玩具展開上そうしなければならない理由がありまして
おお成る程、子供心に嬉しいような、ご家庭では割とやかましいような、というインタラクティブな仕掛けだったのですね。……『ゼロワン』のAIBO事件を思い出してしまいました(笑)

◆もりみやさん
 >変身シーンや必殺技の時の画面の白光の点滅に反応してギミックが発動するという作りだったらしいのです。
やたらめったら強調されるのは、商業的な要請だったのですね。……見る側としては、後に継承されなくて助かりました(笑) 今だと許されなさそうな演出だな……と思ってはいたのですが、一定の修正はかかってもこれでしたか。
 >上手な人がカバーしたバージョンとかもありますけど、そっちでは物足りなくなるようなパワーもありますし!
主題歌、落ち着いて聞くと色々気になる一方、一度聞くとしばらく耳について離れない、唯一無二のこれはこれ感はありますよねー。
 >ホンや演出の好悪は兎も角として、映像面での時代の進化は、ストロンガー~スカイ間と比べても、大きく感じられます。
流れとしては宇宙刑事物からスライドしてきている事もあり、今この蓄積で『仮面ライダー』をやったらどうなるのか? という点は過去シリーズからの切り替わり感が強いですよね。
 >石ノ森章太郎先生的には、本作は「仮面ライダー0号」という意識だったらしい
ゴルゴムの描写などは明瞭ですが、作品の持つ主題をより濃厚に抽出して描きたい、みたいな位置づけだったのでしょうか……シリーズ初参加の形になった上原脚本が、どんな化学反応になるのかも、期待したいところです。

◆昼行燈さん
 >モンドが退場しなくて安堵半分、拍子抜け半分といった感じでしょうか
ゴーゴーファイブ』、モンドが居なくなると途端に、視野の広いメンバーが居なくなる、というのは退場まではさせにくかった感じですよね。
 >しばらくは寝たきり状態で五人に苦労・苦戦してもらう方がドラマ的には面白くなるような気がします
親子関係が修復されてきて精神的障壁が薄くなると、おっしゃるようにモンドが万能便利キャラすぎる面は出てきていたので、ここで一度、モンドの自由度を下げる、というのは悪くない発想で、上手く転がってほしいですね。
 >大口イベント2連発にしてはどちらも盛り上げ方がイマイチだったのは残念です
どちらも開幕から予定調和のイベントな上で、前半戦クライマックスを期待していたら、後半戦プロローグ扱いでちょっとズレが出た感じでしたねー。

◆電子レンジマンさん
 >今まで実質不在だった組織のトップが明確に出てきたため組織の方向性が変わって目新しさが出てきそうなのは一応良かったです。
グランドクロスはどうも、イベント連続の煽りを受ける形になってしまいましたが、災魔一族の組織体制の変化は良いスパイスになりそうなので、改めて後半戦の組み立てに期待したいですね。
 >だいぶ災魔一族もメルザード的な空気感になってきた気がしますが、今後どうなるのかは楽しみです。
太母中心&なんとなく滅亡感繋がりは、メルザードは重なるところありますよね。
 >3話はもはや半分マトイ兄さん回なのでは…?というくらいの強烈さ
あまりにも激辛マトイスープで最終的にはサイドカーを奪っていきましたが、おっしゃるように、立ち上がりに『ゴーゴーファイブ』の基本を抑えきった、という部分が秀逸な回でした。
 >4話も謎の崩落する廃墟は出てきたりするもののマツリの最初の掘り下げ回として概ね安定した内容
マツリの性格を見せつつ、息子と娘では父親について多少受け止め方に違いが出るだろう、という要素をしっかり盛り込んできたのは良かったですね。
 >普段態度のアレさが目立つ兄たちの株も非常時の落ち着きと励ましで適度に上がり良い感じでした。
ゴーゴーファイブ』はこういった、それぞれダメなところもしっかり描くが、描いた後には良いところも見せる、というバランスの取り方が総じて上手いですよね。
 >ビクトリーロボは元の乗り物のモチーフや合体メカであることを大いに活かしたギミック
ミニチュア特撮でのマシンの活躍自体が見栄えする上で、それを巨大ロボでも活かした方向性は非常に面白いので、スーパー合体の都合でそれが薄れてしまうのが勿体なく、もう少し小技の見たくなるロボですよねー。

◆ピンクまさん
 >3話はその後の展開を知ることで評価が変わる回かと思います。
先を見ている分はやはり、マトイの悪印象が緩和されるところはあったので、順番通りに見られなかったのは勿体なかったですが、緩和された上でなお地獄のマトイ劇場で強烈でありました(笑)
 >欠点はあるけどマトイ兄さんはマトイ兄さんだからと思える愛着の沸くキャラクターに育っていきました。
マトイ、性格はあるにしても、この人は10代の少年~青年期を、滅茶苦茶なプレッシャーと共に過ごしてきたのだろうな……そして弟妹も、時に大変面倒くさいとは思いつつ、マトイがそういうものを背負って生きてきたのがわかっているのだろうな、という関係性が視聴者に伝わる形で構築できたのは、今作の大きな武器になりましたよねー。