東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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9/5付けレス

 本日は『ゴジュウジャー』感想を書きました。一ヶ月ぶりになってしまったので、準備運動に与太あらすじを書きました。

今度はしばらく湿気である

◆電子レンジマンさん
 >嵐山親子が実質主役化している謎の序盤
デンジマン』が、その後の《スーパー戦隊》シリーズと同じ感覚で見て違和感の無い作品だっただけに、今作の作りはかなり驚きましたが、確かに年間であれこれ移り変わりがある分、あまりだれない作品になりましたね。
 >ロボット娘回や嵐山手毬回、要人救出回、レスラーモンガー
私もその辺りの回は印象深いですが、振り返ってみると、前半の秀逸回は秀逸回で光る、というのは面白いところで。
 >アクション面は人数を絞ったこともあり非常にテンポが良く軽快で、激しい動きも多く見応えがあって良かったです。
サンバルカン』、売りになる部分がハッキリしていて、そこは明確に楽しい、という点では『ギャバン』に通じるものがありますが、そこは恐らく、プロデューサーの設計思想として繋がっていたのでしょうね。
 >35話は悪魔元帥でも流石に怒るときは怒ることが発覚した点が収穫でした。
これまでほとんど、作戦内容を聞いてはゴーサインを出すだけの人になっていたので、終盤戦へ向けて、悪魔元帥も怖さを見せてきてほしいところです。
 >ドグマ時代含め番組がいつもとやや異なる作風になっている中でたまに発生すると非常に安心感があります。
やはり、いつもこれ、だと飽きが来ますが、アクセントとして出てくる分には、これはこれの面白さがありますねー(笑)
 >ハサミという身近にある危険な道具で行われる点はけっこう良かったのですが
ピエロが露骨に尺を稼いでいるのは悪癖といった感じですが、日用品モチーフを活かした作戦のエスカレートの仕方は割と良かったですよね。Bパートで、いつもと少し違う組み立てを狙ったのは、人質取ってすぐ再戦、になってしまうのであまり効果が出ませんでしたね。
 >犯罪者でも救助するという大きなテーマは添え物ではなく単発の小林靖子回辺りでじっくり見たかった気もします。
普通に1エピソードやれそうなテーマだけに、ハンバーグの横に雑にジャガイモ(生焼け)置いた感じで処理されたのは物足りなかったですね……。
 >オチの普通に逮捕されていく空気感はソルブレイン等っぽくて懐かしかった
ヒーローフィクション部分は綺麗にオチを付けつつ、それはそれとして……はホント懐かしの空気でしたが、おっしゃるように、今そこ戻ってもな感が出てしまい、色々と、綺麗に処理できなかった感じで。
 >ゴーピンクが延々荷物を置かずに担ぎながら戦っていた前編はかなり変な光景
映像的なくすぐりを入れて面白くしたいような流れでもなく、だいぶ謎になりましたよね……。
 >ビクトリーロボの敗北理由が剣が折れたうえでの2対1かつ新メカ登場前に復活したのは安心しました。
確かに、一度は敗北するも、噴火阻止の為に立ち上がる形でVロボの顔を立てるのは、良かったですね。マシンもそのまま、グランドライナーの内部メカ扱いというのは、配慮を感じる構造でした。

◆昼行燈さん
 >今更ながら岸田森曽我町子賀川雪絵五代高之、とスタッフの推しや贔屓が見える作品ではありました
前半戦におけるメンバーの扱い含めて、良くも悪くも役者のウェイトに左右されるところのあった作品、といえるのかもですね。
 >一番失敗したキャラはシーシーと考えていて
ヘドリアン女王復活を前提とした、くすぐりみたいな存在だったのでしょうが、まあどうにもなりませんでしたね……。
 >仕事の時だけ椅子に化けるイスギロチンは冴えない怪人でした
予告からちょっと期待していたので、もう少しイス感が欲しいところでありました。能力は割と面白かったのですが。
 >ジュニアライダー隊員の愚痴が聞けたのは収穫で、ようやく自分達の扱いに疑問を抱く子が出て来たようです
急に一部が正気に返ってしまったので、綱紀粛正の為に見せしめが行われるか、隊の内部崩壊になるかの日は近そうですね……。
 >速瀬京子、久々の登場になりました
なまじ巽兄妹を退職させてしまった分、宇宙飛行士が自由に歩き回っているのも変な話になってしまい、キャラ造型といい立ち位置といい、他に比べて設計がやたらと大雑把で、2クール目以降も出番があるのやら無いのやら。
 >モンドのどこにモテ要素があるのか今回最大の疑問なんですが科学者の心は一般人の理解の及ばぬものなのでしょうか
普通にそこそこ二枚目で、若い頃から図抜けた天才、ちょっと対人コミュニケーションに難あり風味、と来たら女性の気を引く要素はむしろ揃っているような。
 >五十嵐博士の再登場の予感もなんかあります(しかもリツコ登場前後に)
この手のキャラの再登場は、作品世界の厚みにも繋がるので、ちょっと期待したいですね。
 >あと勘違いだったら申し訳ありませんが昨日の日記タイトルって変更入りましたか
『スーパー1』感想のタイトルであれば、少し変えています(たまに、数時間後とかに変える事があります)。

◆ヘイスタックさん
 >視聴者視点では先生が普段どんな人間でどういう関わりがあったのか一切分からない
ゲストに好感を持たせる要素を本編内で描かずに、文脈だけよそから持ってきてドラマを展開する、典型的な失敗例になりましたよね……ここが上手く行っていないので、歯車がどんどんズレてしまった感じで、
 >慣れない事をしようとして複雑骨折、にしかなっていないのが辛いですね…
いつもよりちょっと頑張った分、いつも通りに駄目な部分が凄く目立ってしまいましたよね……。
 >コンボイを話に絡めたら絡めたでまんま沖一也とジュニア・ライダー隊みたいな関係にしかならない
コンボイについてはホント、前年に似たような失敗をしていたのでは……? に直撃してしまって、非常に悩ましい事になっていますね。セットで個別に掘り下げ、はあまりにも画餅だった感じですし。
 >前3作の玩具売上が好調だった為『ゴーグルV』は最初から一年契約で作られた番組でした。
成る程、そういう背景もあったのですね。数字には繋がらなかったとの事ですが、毎度毎度、ゴーグルロボの変形合体バンクを垂れ流し続けるのには、その辺りも一因としてあった感じでしょうか。

◆ピンクまさん
 >この辺から明確になってきますが、武上さんは人間ドラマを描くのが圧倒的に下手。
個人的に武上脚本はあまり評価していませんが、今回の強盗の話なんかも、挿入はしてみたものの、主題の新ロボ誕生とこれといって連動しないんですよねー……もう少し上手く連動させてほしかったところです。
 >サブの脚本家のレベルと連携具合によっては駄作になるというのが武上構成の特徴なのかも知れません。
近年はともかく、複数人で回す場合が多いので、メインとサブが上手く補い合えるかが大きいシリーズでありますね。
 >この回もですが、全体的にレスキューポリスを意識しているのがいいです。
今見ると、割とレスキューポリスを踏まえているなー、というのは興味深く見ています。