東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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9/2付けレス

 本日は『太陽戦隊サンバルカン』簡易構成分析を書きました。どうも脳が資料整理モードに入っているらしいのですが、定期メンテナンスみたいな効果もあるので、もう少し、色々とやると感想とバランスが取れていい気がしつつ、あれこれと溜めがち。

戦え大戦隊

◆電子レンジマンさん
 >番組前半は持て余している登場人物もおらず、話もバラエティに富んでいてなかなか面白かったです。
サブキャラの使い方と、話のバリエーション(ドグマの目的の見せ方)、の2点はシリーズとして光る作品でしたよね。
 >とくにドグマに問題はなかったので、幹部は交代するにしてもそのままドグマで1年間見たかったような気もします。
スーパー1の設定に始まったシリーズの新しい方向性、としてはこの鉱脈を掘り進めてみてほしかった部分はありますよね。宇宙研にしろ赤心寺にしろ、用意されていた因縁はちょっと消化不良になってしまいましたし。
 >強いて言えばドグマ時代の怪人は特に目新しさがなく拳法を使う人や終わり際の合成怪人系以外はそれほどパッとしなかった
拳法×ドグマ怪人パワー、みたいな組み合わせが一番面白かったかと思うのですが、毎度格闘技のバリエーションをつけるのが大変だったのか、そちらへ進まなかったのは残念でしたね。
 >ここがジンドグマで「日用品」という新機軸に調整された点は妥当なテコ入れに感じています。
怪人の路線を思い切って変えたのは、良いテコ入れになりましたよね。
 >先生が一人で勝手に盛り上がっている感じに見えてしまい、なかなか乗りづらいエピソードでした。
急に学園ドラマの文脈を放り込んでくるも、教師にしろ、コンボイ少年にしろ、背景や説得力が不足している上、ゴーグルVと絡んで面白くなる要素がなに一つないので、ぼんやりと流れていく感じになってしまいましたね……。
 >本作は5人でダラダラ戦った末に何度も怪人を取り逃しては仕切り直すので妙に間延びして見えます。
さらっと遭遇してさらっと逃げられる、を繰り返す為か、他の戦隊と比べても、前半の一当たりの印象が悪いのは、どうも全体の足を引っ張っていますよね。
 >「今日はデスダークのお盆だ」辺りが面白かったので総合的には満足でした。
この言い回しがずばっと出てくるとは全く思わず(笑) 怪人の方はおっしゃるように、題材は「お盆」ながら、終わってみると、別に亡霊要らなかったのでは……? となりましたが。

◆ヘイスタックさん
 >70年代作品のようにヒーローと敵組織の攻防や出し抜き合いに主眼が置かれる訳でもなく
『ゴーグルV』はとにかく、敵の特殊能力→なんらかの対策を練る→逆転勝利、みたいな起伏がほとんど無くて、作戦を暴くにしても怪人を倒すにしても、なんか成り行き、が大半なのが苦しいところになっていますね。
 >今作はヒーロー側も敵組織側も本当に事務的で必要最低限の描写しかされず
妙に淡泊ですよねー……『デンジマン』なんかはデンジサロンの使い方が巧かったのですが、今作ではせいぜい、将棋を指しているぐらいですし。
 >現体制になってから4年目の今作がこのような事態に陥っているのが不思議で仕方ありません。
シリーズの基本形が出来上がってきたところで、鈴木ー曽田体制の一作目として個人的には結構楽しみにしていたので、今のところ、凡庸以下、といった出来なのは残念です。

◆昼行燈さん
 >自分としてはやはり12・13話の前後編がヒーローの心身の成長を描いた秀逸回
拳法要素と一也を取り巻く仲間達の双方を描いて、前半戦を象徴するようなエピソードでしたね。
 >反面、沖一也の物語としてはここでピークを迎えてしまった感じ
本来なら、沖一也にはもう一つ、「宇宙を目指す科学者」としての顔があった筈ですが、どうもそちらは上手く使えていないんですよね……。
 >ガブが終わり最終回含め終盤の展開に色々思うところあってちょっとパンク気味な感じです
夏に負けている内に終わってしまいましたが、気候が良くなってから慌てず追いかけていこうかと思っています。さすがに年内には終わらせたい気持ちで。
 >「大戦隊には海の戦士が不在かもしれない」というご意見にお応えして今回ゴーグルシャークが爆誕しました
なんかこう、青いから海いけるだろ、みたいな勢いだったので、美人に弱い設定同様、次の回では忘れられていないかが心配です。