本日は《スーパー戦隊》とお仕事についての雑文を書きました。なにやら急に、雑文脳。
職業選択の不自由
◆真誠さん
>8話は6話に続き絶好調の小林脚本ですが、本話は作品全体にとっても無視できない影響を与えていると言えます。
『ギンガマン』を終えて間も置かずのサブ参加でしたが、非常に小林さんが快調なのは大きいですね。
>本作はそこを最初に「災害を起こす敵を早期に倒せば被害を抑えられる」というロジック
さすがに毎回は無理でしたが、噴火・竜巻・落雷など、サイマ獣=「災害の怪物化」としたのは、戦闘の説得力&怪人の個性化にも繋がって、上手い切り口ですよね。
>「乾総監がゴーゴーファイブの正体と活動を認知している」
上手いエクスキューズになりましたが、折角なので今後もちらっと出てくると嬉しいなと思います。
>乾総監も単なる嫌なキャラではなく、バランスよく描いているのは本当に素晴らしい出来でありました
安易なタカ派軍人みたいなキャラを出して、そちらが明らかにおかしいからヒーローが正しい、みたいな作劇にしないのは、流石でしたね。
◆電子レンジマンさん
>7話は博士の護衛というこの時代だとだいぶ減っていた気がする目的含めゴーグルファイブくらいの時代に戻ったような空気感
第5話もでしたが、割と武上さんは、オーソドックスな戦隊エピソード×レスキュー、みたいな狙い(そういうのが書きたかった?)があったのかもですね。この回に関しては、単純に出来が微妙でしたが。
>この手の上層部キャラは一般市民の被害を顧みない極端に嫌な人にされがちですが
ヒーローとの対立ありきで、そもそもキャラの軸がおかしい、とかやりがちですけど、そこは歪んでいない、として話を進めてくれたのは、安心して見ていられる内容でしたね。その上で、おっしゃるように失点の指摘の仕方も過剰すぎずに要領を得て説得力があったなと。
>戦いが終わった後に兄弟たちがスムーズに前の職場に復帰できそうなのもひと安心ではありました。
なんというかこう、出だしがあまりにも……でしたからね……(笑)
◆昼行燈さん
>「スーパー戦隊に無職は多いのか?」も結構気になるところですが彼らを前にするとちょっと気が引ける案件です(笑)
戦隊の場合、組織所属・無職・個別職持ち・その他……ぐらいで色分けして変遷を見ると面白いかもなーと思ってはいた(下書きがあった)ので、勢いでちょっと、やってみました。
>民間戦隊でも大抵は何らかの研究機関もしくは人外(宇宙人含む)のバックアップありきじゃないとさすがに無理を感じてしまいます
この先また補強が入るかもですが、この辺りはモンドはやはり、「人知れず世界に迫る危機に準備していた」古典的スーパー科学者像ですよね(笑)
>あと気になっているのが“マツリ”の名前
巽兄妹の名前、恐らく火消し絡みなので(ショウは「半鐘」の「鐘」)、巽家的に「火事」=「祭」…………? あと多少強引に紐付けると、「纏(まとい)」と「纏(まつ)り」が同じ漢字だったり。それはそれで「大門」だけピンと来ないので、実は災魔5兄妹の可能性をちょっぴり危惧しています。
◆ヒュウガ・クロサキさん
>このセリフ、ぶっちゃけ「お前がいうな」とも言えますよね。
「この先」といった現時点で存在しない描写を前提としたコメントは、ご遠慮いただければと思います。
>この話でやっとそこの「点」だったものが「線」になった感じはありますね。
小林さんメインだと、第4話(早いと第2話)ぐらいまでにひとまとめする部分を、サブ参加だったのでこのタイミングになった、みたいなのは確かにありそうですね。
>「戦いの動機」「ヒーローのヒーローたる所以」をドラマとして描いてるのは何故か武上さんじゃなく小林靖子
小林さんの見通しの良さが序盤から発揮されていますね。武上脚本回が今のところ「レスキュー要素を盛り込んだオーソドックスなエピソード」をやっている感じなので、ある程度、では私がこっちを、みたいなのもあったのかもですが。
◆Nさん
>ディーナスの心の声とか出たあたりで、自分もそちら方向をちょっと期待しました笑
面白ディーナスさんは、それはそれで好きになれそうだったなと(笑)
>「ライバルっぽいから」も結局"中年男性のエモ"で有耶無耶にされた感もあり、微妙にしっくりこない回でした。
予告が妙に『メガレン』だなと思ってはいたのですが、長官の指揮権介入にせよ、モンドの説明不足にせよ、壊滅的にこじれなかった『メガレン』ぽさみたいなもので若干誤魔化した感じは、確かにありましたね。
>真意を見せないのではなく、真意の出力が不得手な人物と考えると、腑に落ちる部分もあります
モンドはホント、今後の為にも含みのある見せ方に終始している感じですが、今回の総監の発言で「頭良すぎて他人に上手く伝達できない」タイプぽさは出てきた印象です。妻との関係もいずれ浮上してくるでしょうし、点が上手く繋がっていってほしいですね。
>7話→博士が倒れた時、ナガレよりも先に反応するマツリ
>8話→総監の訪問に敬礼で返すマトイ・ナガレ・ショウ
この二つの場面、おっしゃる通りキャラの個性をさらりと映像に落としこんでいて良かったですねー。こういった細かい積み重ねが効いてくるのは、1年物の武器ですよね。