東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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4/9付けレス

 本日は『仮面ライダー(新)』感想を書きました。

電子と太陽

◆昼行燈さん
 >このタイトルの為にモンガーにスペイン語使わせたのでしょうか(笑)
なんとなく怪人にキャラ付けして、そのままサブタイトルにしたのですかねー(笑)
 >子供時分にはオノマトペと同じ語感の面白さしかわからなかった言葉も意味が解った上だとその使われた方が興味深いです
「ケ・セラ・セラ」なんかは私もまさにそうでしたが、妙に語感が耳に残る外国語、というのはありますよね。
 >昭和東映特撮だけでゴキブリ系怪人がこの数というのは多いのか少ないのか
こうして並べるとそれなりに居ますが、一般家庭内での扱いが既に怪人なので、逆に使いにくいモチーフ、みたいな印象はあります(デザインも大概そのまんまですし)。
 >後にギャバンの「再会」(千葉真一)、バイオマンの「ジュンよ」(真田広之)と同じパターンが取り入れられます
ギャバン』の「再会」は、結果的に最終盤の一山にふさわしい締まった感じが出て、メタ的な都合が生みながらも、印象的なサブタイトルです。
 >ブラックマグマ側でドラマに絡ませられるレギュラーがほぼヘドリアン女王一択
女王続投の時点で食われる前提だったのでしょうが、ヘルサターン総統が置物に近づいていく中、ダークQという特色も失ったブラックマグマ、もはや組織としての個性が「ヘドリアン女王が居る」ですよね……(笑) おっしゃるように女王も、臣民を失った結果、良くも悪くもフリーダムを手に入れていますし。

◆電子レンジマンさん
 >メインの話は微妙でも怪人の面白さで話を展開することが可能になったのはありがたいところでした。
この辺りやっと、『BF』『デンジマン』で構築してきたものを取り戻してきた感じで、ダークQのアイデアそのものは面白みを感じましたが、やはり怪人が面白い方が強いですね。
 >今回の話は害虫を飼っていることを平然と受け入れている様子な少年の家庭環境がだいぶ心配になる感じ
やはり、少年の抱える問題の根本原因はどこにあるのか? が放り投げられたまま、雑に解決した感じだけ出されたのが残念でしたよね……矢沢に関してはもう、磔になってもらうしか。
 >このダンスはそもそも歌詞の量に対して振り付けが細かすぎるのでは…?と思いました。
男3人を映し続けると、なんともいえない破壊感が出るので、美佐のアップにしておこう(一人ならズレの存在がわからない)、みたいなカメラワークになってましたよね……(笑) どうも、アクション担当の山岡さんが歌詞に合わせてひねり出したそうなので、ダンスの振り付けというより、殺陣の指示みたいになっていたのかもですね。
 >大規模前後編回なのに護衛とパトロールと室内トーク中心の初期路線に戻っていて微妙に影が薄い点も心配です。
何か思い出すなと思ったらこれは、序盤における嵐山長官のポジションに、三原順子シスターが入っている構造ですね(笑)
 >思えばデンジマンも途中から明らかに民間組織の限界を超えた規模で行動していたので裏取引があったのでしょうか…。
ああ、一定の権限を保障する代わりに、地球守備隊へと技術提供をさせており、太陽戦隊の結成に繋がったとかは、接点を作れそうですね。
 >デンジマン5名の存在が女王の中で有耶無耶になっている件
一番肝心だけど、一番見せにくい要素なので、記憶が混濁しっぱなしという……(笑)

◆ヘイスタックさん
 >「ゲストキャラの抱えた問題をヒーローが解消する」という次作『ゴーグルファイブ』のパターン
時期的にはそろそろ、曽田さんも次回作の話で動き始めていた頃合いでしょうし、そういう模索も入っていたのかもですねー。
 >「この後どのようにして周囲と関係修復するのか」という問題がサンバルカン体操で強引に押し切られる
「怪人の示す、偽りの友情」の切り口は割と面白かっただけに、少年の抱える問題を提示しておきながら、要因も解決も、雑に放り投げてしまったのは残念でしたよね。
 >カレー鍋にGが投入されても隠し通してそのまま振舞っていたサファリ、信用問題どころか普通に営業停止処分なのでは
一昔前の作品のコメディリリーフにはままあるとはいえ、矢沢は段々、座敷牢コースになってきましたね……。「当分来ない」と子供たちがドライに去っていくのは、ちょっと面白かったですが。
 >「遠慮無く取っとけよ」と剥き出しの千円札を直接手渡ししようとするという身も蓋も無い対応
スパイダーマーーーン?!
 >明らかに特に意味の無い元ファッションモデルという設定にして明らかに本筋とは関係無い撮影シーンにやたら力が入れられる
そこから何か本筋に繋がるのかと思いきや、一方その頃……でサタンモンガーが死にそうになったので、この話はこれで終わるのだな、とばかり思っていたら、後編に続いたのが本当にビックリでした(笑)
 >制作サイドとしては単に曽我町子を続投させたかっただけのようなので
サンバルカン』として云々というよりは、とにかくヘドリアン女王が勿体ないので……が強かったのですね。この後、前作最終盤の消化不良ぐらいは始末をつけてくれると嬉しいところです。
 >実は前作~今作の間に数十~百年ぐらい経過している扱いだったりするのかもしれませんが
蘇生直後のヘドリアン女王の言動もあやふやでしたし、映像は酷似しているけれど、今作でいうところの電子戦隊は前作の電子戦隊とはまた違うもの、という言い抜けも出来ますしね(笑) 個人的にはそれぐらいパラレルな方が飲み込みやすくはあります。

◆kiuixさん
 >「自分をライダーにするために師匠が犠牲になったことも承知のはずなのに」という思い込みも込められていた
「酸賀の手による最後の一押しを受け入れて戦っていた」にしても「後で気付いたけど割り切った」でも相当酷い絆斗観になっていて、凶悪でしたね……。後、今作における“悪”の共通項としていくのか、一線越えたら戻れない、というのは、そこはかとなく犯罪組織的思考だなーと。
 >ここまで尺を割いたこの捕獲が、今後どこかで何かに繋がるのか気になります。
どんどんデンテの重要度が上がっていきますが、ビター側のゴチゾウ確保もまた、今後のピースになっていきそうですね。
 >ここで細かく言い換えるのが地味によかったです。
色々グラグラきている絆斗ですが、現在の敵は、グラニュート全体ではなくストマック社であるという一線は踏み外していない事が示されて、ホントこういう一つ一つの言い回しに繊細さがあって、安心できますね。
 >ジュランの時と同様にアドリブを入れまくっていたようですが、相変わらずどれが台本かアドリブか区別がつかないのが流石です。
このヘビー級のやり取りの中にもアドリブを挟みまくっていたとは恐ろしいですが、香村さんと1年がっつり組んでいたのが、酸賀について良い形に出ている感じありますねー。
 >犠牲者の数というどぎつさの力技で押し切ってきたなと。
数字をこういう形で出されると、それは軽いとは言えない、という視聴者の心理も突いてきて、この辺りも巧さですね。
 >気付いた上で自分と協力関係築いていると勘違い出来る酸賀の思考回路と感覚はもはや狂人レベルでしたね。
視聴者からは、酸賀の行動がある程度までは把握できていて、本格的に酷そうだな……と思わせておいて更にその上を出してくる、“予想をさせた上で、きっちりそれを越えてくる”手並みが鮮やかでしたね。ある程度予想はついているからこそ逆に、凄く悪いものを食べさせられた感も出るといいますか。
 >根本的な構図も木っ端微塵になったのが上手い流れだけどもうちょい手加減してあげて欲しいかもです(笑)。
気がつくと絆斗が滅多打ちになっていて、ここからどうやって立ち直るのか心配になってきております(笑)