東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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4/4付けレス

 本日はさっくりゲームの話を書きました。ようやく体調不良の底を抜けた感じなので、来週には『ガヴ』を追いつきたい。できれば『ブンブン』も完走したい。

酸味効き過ぎ

◆電子レンジマンさん
 >話の進みは遅くてひたすらに暗くてストレスな展開が延々続くのでとにかく苦行でした。
決戦前にヒーローを苦境に落とすにしても、射士郎の裏切りから数えて4話はどうにも長いですよね……前回今回と、大也はガレージにこもってずっと下を向いてただけなのも冴えませんし。
 >そもそもブンドリオが復活したところでスピンドーに勝てそうな気配はないという悩ましさもありますし
ブンブンを助けたいという気持ちは気持ちとして、それが打倒スピンドーに繋がる道筋が伝わってこないので、煙幕を張るだけ張り続けてきた末に、単純に話の出来が悪いのがまた辛いですよね……。
 >ブンブンジャー側が既にほぼ社会の敵として壊滅している関係上それをやる納得感もないので猛烈に冷めてしまいました。
刺激優先の展開に飛びついているけど中身が薄い、というISA絡みと同じ事の繰り返しですよね……悪が悪の理屈ゆえに足下をすくわれる、というのは鉄板ではありますが、展開の都合でブンブンジャーをリスクリスク言わされているリスクさんが組織最大のリスクになっているのは、可哀想ささえ感じます。
 >キャラの個性や敵との戦いの面白さを活かした普通の戦隊を1年間見せてくれればもっと楽しかっただろうなぁという悲しさがありました。
初期から、今年はこういう切り口で行きます……だったら、後はそれが合うか合わないかでしたが、今作の場合はむしろ、『ドンブラ』『キングオージャー』を受けた流れから、今年はシリーズ正攻法寄りで行きます、みたいに始まっただけに、途中からシリーズ過去作の上っ面だけ雑に借りてる感じになったのも余計に印象が悪いなと。

◆way-ohさん
 >「復讐したい絆斗と成果を試したい酸賀の利害の一致」だったのは確かで、最高に最悪の拾い方をしてきたなと。
爆発の突きつけ方が本当に凶悪でしたし、絆斗の側の、同じ人間だと思ってたら全く会話の通じない相手と協力関係にあった……という、あれ俺、今までこいつと何を話していたのだろう……が遡って塩谷の一件に繋がっていく辺りまで、見せ方がお見事でしたね。
 >例えるなら普段やや辛めの料理を提供する店が、本気の激辛料理を提供する前に大量の砂糖水をぶち込んできた
確かにそんな感じですね(笑) 意図はわかるけど、もはや料理そのものを逸脱してしまっているみたいな。
 >グラニュートなんだろうなあ…って思いますよね。まあ臓器を用意している時点で当然にあちら側の犠牲者もいるでしょうけど。
ラニュートは「アレ」扱いっぽさとか、「餌」は計算に入ってなさそうとか、台詞の裏がもっと怖いのが実に上手い台詞でしたね。
 >曲がりなりにもニエルブと交流しているのに。
今回で、酸賀とニエルブの関係性は「お互い利害の一致でしょ?」がより濃厚になった感じですね。わざわざ“敵”を作っているニエルブの真意はまだわかりませんが、まあこちらも、理屈はぶっ壊れていそうであり……。
 >絆斗の体内の器官、状況証拠的にコメルのものの可能性が高いと思っているのですが
現状、伝聞と希望的観測が融合して見せしめ粛清が事実認定されつつある感じですが、散りばめられている情報からすると、まだ裏はありそうな感じですよね……思わせぶりな要素は、大体拾ってくる作品ですし。
 >ブーシュの死の真相が語られていないので謀殺してそれを酸賀に、という可能性もあるのか…
ブーシュの死も、ただ死んだだけだとピースとしてちょっと勿体ない気がするので、何かしら関わってきそうだなーと。
 >絆斗が酸賀の腹部を確認するシーンの時点で手術跡っぽいのがあった
ああ成る程、うっすら赤いラインがあるような無いような……が手術痕だったとすると、割と早い段階で自分を改造済みだった事になりますね。ショウマ細胞の培養もその段階で既に計画済みだったと考えると納得度が上がります。
 >途中に出てきたパソコンの画面に「K」というコードの胎児のシルエットらしきものが映っているのが、すごい不穏なんですよね…
あれ不穏ですよね……そして香村さんは、『ライブマン』がお好き……。

◆ヘイスタックさん
 >酸賀の主張と現実の医学とは根本から関係無いかと。
酸賀の言葉は徹頭徹尾、踏み外した側の理屈ですものね……。
 >ニエルブの目の色はオレンジなので、法則としてもニエルブのエージェントはオレンジという事になりますし。
どこかで緑に光った覚えがあって緑と思い込んでいたのですが、それも何か勘違いしていたみたいですね……一番スムーズな背景にはなった一方、わかりやすく色を変えようと思えば幾らでもハッキリ変えられた事を考えると、若干解せない配色にはなってしまいましたね。
 >7話のニエルブが魚グラニュートを再改造するシーンで一緒に居たエージェントは確かに赤ではなくオレンジでした
ああ、その時点でも、自身のエージェントを出していたのですね。

◆ぼたんさん
 >開幕ご主人様呼びさせてるのがキモ怖くて最高でした笑
上下関係を徹底するにしても、呼ばせ方それなの?! という(笑)
 >1,2,3…と数えてるのが絆斗のような被検体だけで塩谷さんは「もうちょっと」側ですよね絶対…
ラニュートなども含めて、これ、周辺で巻き込んだ犠牲者とかは計算に含めていないだろう感がまた、怖さを増してお見事でしたね。
 >目的の為には何を犠牲にしても~というのも含めて酸賀は感情(本能)よりも理性の方が遥かに上回ってる感じでしょうか
確かになんか、感情があるのもそれを利用できるのもわかった上で、本人は理性が勝ちすぎていて計算がズレる、みたいな出力かもですね。
 >ハーフであるショウマは本能と理性を持ち合わせた2つの種族の掛橋的存在
おっしゃるように、ショウマの設定は“人と怪物の間”をどう描くのか、という普遍的なヒーローテーゼへの意識が強そうですが、酸賀の言行により、それがまた一段と多面的になってきた感じですねー。
 >一つ気になるのは主な登場人物には“家族”要素がかなり強く打ち出されているのに酸賀には影も形も無い所ですかね…
言われてみれば確かに。血縁に絡んだ情の動きが多い物語だけに、黒ショウマに対する「お父さんじゃあない」はかなり意識的に、差異の表現として言わせた感じっぽいですね。

◆スーファさん
 >「これで酸賀を殴れる!」感想が結構ありましたが、そう簡単に殴れないよね…という部分がしっかり描かれて安心しました。
それは確かに(笑) 中身人間の変身者問題は、なにかと厄介さもつきまといますが、作品として一つの主題にしている事もあり、しっかりと段取りを踏んでくれて良かったですね。
 >ガヴがフォームチェンジを一切使用しなかったのは1クール目の負け戦であったシータジープ戦とは真逆の趣向であり、いい演出でした。
今作やはり、ストーリーラインの巧みさもさることながら、「戦闘シーンの中のストーリー性」がしっかりと考えられている殺陣が光りますよねー。
 >酸賀の謎技術については20年の歳月と最低でも8人という犠牲者の重みにより納得できる範囲
悪の秘密結社を真面目に作ってきた人、と同じカテゴリだ、と思うとだいぶ納得できました(笑)
 >響鬼童子と姫を見てクローンを作ろうという発想に至ったとかなんとか。
技術的に似通った雰囲気が嫌な繋がりですね!(笑)
 >8人の犠牲もこれは直接的に死なせてしまったのが8人というだけで
酸賀の勘定だと8人だけど、これ多分、視聴者感覚だともっと多いやつでは……という凄く嫌な行間の読ませ方が、実に上手い台詞回しでしたねー。
 >特にキャラ変もなく怖さや悪辣さを存分に発揮してきたのは演者の浅沼さんの演技を含めて凄く良かったです。
確かに、急に豹変するのではなく、あくまでも普段の酸賀の言行の延長線上で恐ろしさを見せてきたのがまた、素晴らしかったですね。