本日は『ブンブン』感想を書きました。
「酸賀ヴ」と「ビネガヴ」で悩んだとか
◆Nさん
>『カブト』20話に関する質問にご回答いただきありがとうございました。視界の晴れる、非常に納得の推測でした!
ありがとうございます。消化の助けになりましたなら、幸いです。
>メインターゲット層を見据えたコミカルの挿入であることは痛いほど分かるものの、どうしても視聴テンションのチューニングに困る演出ですよね。
そうなんですよね……必要なのだろうな、とはわかるものの、もうちょっと巧い具合に出来ないものか、とは考えてしまいますよね……ある程度は、割り切らざるを得ない部分ではあるのでしょうが。
>自分もながらく赤エージェントと思っていたのですが、そもそもニエルブのエージェントのカラーはオレンジらしい
ありがとうございます! 成る程あれはオレンジで、一番素直な経緯で良かったのですね。だいぶあれこれ考えてしまいました(笑)
>圧倒的コミュニケーション不全&あまりにもな真相を前にした絆斗とショウマのリアクション
酸賀、ぶっ飛んでいるのはわかってはいたものの、そういう方向性かー……というのに加えて、ショウマと絆斗のリアクションが効いて、えぐみを増しましたよね。視聴者はだいたいわかっていたけど、向き合った当人たちはまた違う、のをしっかり出していてお見事でした。
◆昼行燈さん
>「薬の安全性や医学の進歩ってどうやって出来上がるのか考えたことあるー?」という普段人が考えないでいる現実への痛烈な皮肉にも聞こえます
そもそも酸賀の言い分は「現実に犠牲は付きもの、だから俺のやっている事は正しい」なので、そこにあるのは「現実にはそういう面もある事への皮肉」ではなく「否定していかなければならない思考法」であるように思います。
◆橘まことさん
>役者と声優・両方の魅力がいかんなく発揮
浅沼さん、声優としては既に、《戦隊》でも《ウルトラ》でも印象的な役を演じていますが、今回は実に上手いキャストになりましたねー。実に得体の知れない存在を好演してお見事です。
>繰り広げられるストーリーの陰鬱さとの落差が大きすぎて、感情の置きどころに困ってしまうエピソードでした。
もともと重めの作風でありますが、今回はホント、容赦なくどぎつかったですね……。
>絆人の「覚悟」を酸賀というフィルターによって次々と黒く上書きしていく展開は、めまいがするほど見事な完成度でした。
香村さん、とにかく言葉の使い方の丁寧な脚本家ですが、絆斗(たち)と酸賀の間にある致命的な感覚のズレを表現していく手腕が非常に鮮やかでしたね。浅沼さんとは一度がっつり仕事している分、芝居への信頼感もあるのでしょうし。
>まだまだ「先」があったようで、今後の展開も楽しみです(震えながら)
従来なら3クール目の終わりぐらいでもおかしくない空気ですが、少なく見積もっても、あと20話ぐらいある筈という……(笑)