東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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遅ればせながら2/23付けレス

 本日は『サンバルカン』感想を書きました。 

長レス

◆ヘイスタックさん
 >そもそもそれらの要素は昭和1期では「番組にとっての贅肉」としてどんどん圧縮・削ぎ落とされていったもの
前回今回はまさに、焦点となる見せ場を引き立てる為に削ぎ落とす事をせず、あれもこれも拾おうとした結果、何もかもぼやけてしまう、典型的な作りになってしまってましたね……。
 >まず「植物の葉緑素を動物の血液に置き換える研究」からして何の意味があるのかさっぱり分からず
やはりこういう時に適当でも、食糧問題とか気候変動とか難病治療の為に研究しています! と言っておく事が必要なのだな、とつくづく思わされました(笑)
 >元々は『ゴレンジャー』で新命明が着ていた衣装なので、もしかしたら宮内洋の私物の服なのかもしれません。
それはあるかもですね。衣装を含めて、風見志郎というか宮内ヒーローの概念的存在であったと(笑)
 >根本的な所で今太から何一つ進歩や改善が見られないのが辛いですね……。
ガンガンジー、登場初回にやったことが“だいぶ頑丈な今太”でしかないのは厳しいですよねー。今後、接点や好感の持てる部分を作っていってくれると良いのですが。
 >クレジットの件は『サザエさん』における「タマ ?」ぐらいの意味かと思われます。
さっくり中の人が出てくるのかなと思っていたのですが、そういう事でもなく、ガンガンジー自体が「謎の人」みたいな扱いなのですね。
 >台詞では「ロープアーム!」と言いつつ実際はスイングアームしか使用していませんでした。
ライダーマンのアーム攻撃とか正直把握できていない私でも、Xにライダーキック事件はさすがに気付きましたが、勢い重視の現場任せで、この時代だと最終的に文芸設定をチェックして整合性を取る、みたいなのは無かったのですかねー。
 >よくよく考えてみれば昭和や初期平成ライダーでは割とガンガン起こっていた事態
小さな子供を残して母親が……が視聴者にもあまりに明確でえぐい事になっていましたが、昭和~平成初期のニュアンスはやはり、狙ったところだったのでしょうね。
 >ストマック社の非道ぶりとデンテの「無自覚な罪」を強調
デンテ、「見境無い科学技術の発展」の擬人化みたいな存在なので、《仮面ライダー》としての根源的テーマの一つでもありますが、もしかするとこちらで、80年代曽田戦隊へのアンサーが見られるかもしれない、という点でも落とし前をどう付けていくのか気になるキャラです。
 >麦チョコバギーではなく黒飴バギーですね。
ああ! 前回、黒飴って割と地味(サブジャンル的)だな……と思っていたのですが、ここでキャンディの対にしたい意図だったわけですね。
 >一応はZECT製のメカの筈なのに何故こんな”天の意志そのもの”みたいな事になっているのか(笑)
ZECT、明らかにゼクターをコントロールしきれていないですよね(笑) 描写的にも“神の使い”っぽさはありますが、おっしゃるように、神(天)に繋がる存在を作ってしまった、感じなのかもですね。
 >他者との縁は重視しても自分と同格の存在は決して認めようとしなかった桃井タロウと重なるものがありますね。
タロウは、“聖”性そのものでありましたが、やはり天道にはどこか、自覚的に“聖”性を身に纏う事を天の道を歩むとしているような意識は感じます。そして、「加賀美、今日からお前は、俺のお供だ!」は、凄く似合いそうですね(笑)
 >金・銀・銅の3色揃っているからコガネムシ……?と、もはや色で判断するぐらいしかないですね。
能力が関わってくるような展開もあまり無いですし、ワームのモチーフは、あまり気にしない方がよさそうですね……(笑)

◆昼行燈さん
 >今回の感想:ストマック社とネロス帝国はプロジェクトXを1本作れる悪の組織(笑)
大手菓子メーカーの逆襲・窮地に陥る経営・その時、社長は言った・「弟を信じよう。それしかない」……みたいなのはちょっと書きたかったです(笑)
 >黒ショウマが複数いる&現在も増産中というのはネガライダーとしても異例で意表を突かれました
この手のキャラは、長いスパンでも短いスパンでも、どう始末を付けるのか、が難しくなりがちですが、量産型だからひとまず倒してもいい、は面白いところを突いてきましたよね。
 >ただ女社長というよりは居酒屋の女将な感じ
あー(笑) 刑事ドラマの定番ポジションを、ヒーローフィクションにアレンジしたらこうなった感は確かにちょっとありますね(笑)
 >「双方車要素あり」に分かれますが後者の悪側は必然的にどういった「悪いヤツ」に描くかが悩ましくなります
『ブンブン』そこから、味方側の博士ポジションが元は悪役サイドに居た、と繋げたアイデアは悪くなかったと思うのですが、それを延々と隠す要素にした事で、そこから生まれる面白さを出せなかったなのは残念でしたね……。
 >第1話はイケてたのに・・・(涙)
第1話は凄く、おお、と思わされたのですが……立ち上がりに示した“話を転がすフォーマット”の大半を、あっという間に放り捨てるとは、さすがに思いもよりませんでした(笑)
 >ザビーになれて嬉しい理由に「カブトと一緒に戦える」があるというのはもう可愛い過ぎます
加賀美、頻繁に暴発しますが、こういうところの真っ直ぐさは、嫌いになれない造型になってますよねー。
 >加賀美を共感出来るキャラとして動かしたのは正解ではないでしょうか
ヒーロー性を示す場面でも勢いあまってやらかす部分でも、基本“外さない”のは良いキャラですよね。ここまで、天道×加賀美の関係を軸に転がしていますが、『剣』『響鬼』と立ち上がりがちょっと掴みにくい作品が続いた事もあってか、“何を中心に描くのか”がハッキリしている上でキャッチー、なのは今作の良いところですね。
 >対比で天道が終始意地悪く見えましたが(笑)
ちょっと面倒くさい性格のコーチポジション(笑)
 >極めつきは生身の天道の背後からの一斉射撃で「命令なら無抵抗の人間を殺せる人達の集団ですか」と唖然
生身vs生身の殺意をああもハッキリ描いてしまうと、踏み越えすぎた感じですよね……おっしゃるように、ザビーが止めて発砲中止、ぐらいがギリギリのバランスだった感じで。

◆電子レンジマンさん
 >人間たちの話をやたらに充実させられても興味を持ちづらい感じでした。
率直に、常槍とか内藤にスポットを当てられても、別に何も嬉しくないですよね(笑) この辺りのキャラはリアリティ重視のキャスティングなのも、話のメインストリームに持ってくるにはむしろ浮いてしまっていますし。
 >本来はまともなものを作れる人たちがその技術を使ってうまく手を抜いて楽に話を進めているように見えてしまう時が多い
キャリアを見ても立ち上がりの出来を見ても、もっとやれそうなのに、力6割の流し運転で《戦隊》の1年を使った……みたいな印象は私も付きまとうところです。
 >スピンドーはキャラクターとしてはそこそこ面白いと思うのですが、ハシリヤンという組織名から想像するものとかけ離れすぎ
マイケル云々は別にして、凶悪なマフィアのボスとしては一ひねりがある一方、暴走集団のカリスマと言われると、これなの……? 感はどうも据わりの悪さがありますよね。ハシリヤンの、マフィア的な面を強く出すか暴走族の面を強く出すのかを曖昧にし続けた結果のどっちつかずが、ラスボスのキャラそのものになってしまった感じで。
 >そもそも実在した人物をモチーフにしたキャラクターを人々を苦しめる邪悪の権化として登場させるのはいかがなものか?
どうも今作、こういうところが安易に見えるというか、面白さの為のパロディというより楽をする為のパロディに見えるので、モチーフの使い方としても故人を雑に扱うような感じの悪さが出ますよね……。

◆Gimmickさん
 >三下が感動して気絶するのも、寿司を食べるのも(あの寿司職人は何者なのか)、MJのエピソードパロディそのもの
三下の気絶は何? と首をひねっていたのですが、あれも元になるエピソードがあったのですね。割とパロディを入れてくるシリーズではありますが、どうも今作のパロディは、造型その他の手抜き感が強いですよね……。
 >視聴者サイドはBBGのことを未だよく知らないので、大也の怒り具合に全く共感できないです。
ある程度ちゃんと作る意識があるならば、ここをどう繋げるのか、に工夫を凝らすと思うのですが、そういうのが全く抜け落ちているのが、とにかく残念になっていましたよね。
 >ハシリヤン=走り屋=暴れ回って地球を悲鳴の渦に陥れる、みたいな組織
末端はそんな感じだけど、実はもっとクレバーで……みたいにやりたかったのかもですが、色々な事を曖昧にしすぎて、実は……が効果的にならないいつもの『ブンブン』ですよね……。
 >裏の繋がり・実はあの人が...のような展開は相当巧くやらない限り萎える結末になるのは目に見えてる
常槍にしろ内藤にしろ、確かに何度か顔を出してはいたものの、別に魅力的な「キャラクター」になっているわけではない、のがまた非常に不安であります。
 >矢車さんも加賀ビーも全然引っ張れそうな展開ですが、次回また新キャラ登場なので忙しなさが出てしまいますね。
この辺り、近年の1~2話に1フォーム追加、みたいなものの端緒は感じる忙しさですね。月一イベント、と考えると、キバ男爵やツバサ大僧正に繋がるのかもですが(笑)
 >矢車草(矢車菊)の花言葉には"繊細"信頼"優雅"教育"などがあり、矢車さんのキャラを表すに相応しい言葉だと思います。
ああ、「繊細」は実に、矢車さんっぽいですね……天道とぶつかるにはホント、真面目すぎる人だったなと……(笑) ただバトルに発展後もその根っこを崩さなかったのは嬉しかったところです。徳山さんの、矢車は歯車、は成る程で、印象に残るキャラとキャストだっただけに、復活に期待したいところです。
 >こうも簡単に放棄できるとなると紋章の呪いは何だったのか気になりました。
あれだけべったりだと、命令に背くと痛いとか無いの?! は思いました(笑) 矢車さんも脱ぐとあったのでしょうし、実は天道もあるのかとか気になるところです。
 >サクっと倒して天を指差す様式美も、バトルの起伏面では一長一短ではありますね。
特にドラマの焦点がワーム以外のところに寄ると、スカッと最強ヒーローよりも、消化試合感の方が強く生じ始めているので、もう少し頑張れワーム、みたいな(笑)
 >イケメンが退場したら即座に新たなイケメンを補充する抜かりない番組...。
この辺りの開き直った徹底ぶりは、今作の好感の持てるところです(笑)

◆つがなさん
 >絆斗とラキアも物分かり良いからこそ逆に拗れてしまうし、あっけらかんとしてる社長が癒しになりつつあるこの頃。
これまで、ちゃんと考えられるから決定的な決裂を回避できていた関係性が、考えるがゆえに、距離を取ったり見えないところに地雷がセットされるようになっていく……のは転がし方が実に巧みですねー。
 >正直ライダーにはなってほしくないが、なるとしたら和菓子モチーフが似合いそう
私も幸果については、ライダーになるのは避けてほしい(ライダーにならないメインキャラ、として貫徹してほしい)のですが、確かに、和菓子モチーフが“残っている”感じなのは、気にかかりますね。
 >デンテおじさんもあんまり罪悪感とか無さそうだし、やっぱり最期はショウマを庇って爆散するとかが筋かしら。
興味が別に移っただけで、闇菓子に関する反省とか悔恨はゼロですよね(笑) そこに罪は存在するのか? も含めて「科学」テーマを体現している感じもあって、どう着地させるのかは凄く気になっているキャラです。
 >昔はショウマと一応「兄弟」やってたっぽいんですよね
立ち上がり、混血の存在は排斥される、をわかりやすく見せた感じはあるので、ショウマと上の兄妹たち、血へのこだわり、みたいな要素はもう少しひねりを加えてくるかもですね。
 >グロッタ姉さんに関しては性格的に『一応弟の癖に弱い』のが気に入らなかった?
グロッタ、最終的にガヴに倒された時に初めて「弟として認める」とかあるかもですね……。もしそうなったら、凄く良い死に様になると同時に、凄くショウマにダメージを与えそうな。
 >あと今回で「ストマック社は元々普通の製菓会社だった」と明言されましたし、最終的な落としどころに繋がるのかなーと。
「どうする?」の問いかけにも繋がりますし、歪んだものをそのまま消して万々歳よりも、歪みを正す事ができるのか、の模索の要素は見たいところですよね。
 >「ゲスト怪人は出ないので敵は必然ライダー」「しかし倒すわけにはいかないので毎回適当に戦って終わる」「最終的にそのライダーも雑に味方入り」
私も凄くこれが苦手で、ビターガヴはだいぶ不安だったのですが、ひとまず爆殺OKになった事と、微妙な性格の違いで怪人的な要素も付け加えてくれそうなので、多少受け止めやすくなりました。
 >そして生産者候補の酢賀さんは多分ショウマを陥れたいとかは1ミリも考えてなさそう。
酸賀もまさに、「使える材料があった」ので「自分の興味に忠実に作っただけ」で、モデルの迷惑に関しては特段の興味が無さそうで、堂々マッドサイエンティスト3人出しをやるだけあって、こだわりの造型ですね(笑)

◆kiuixさん
 >対人だと言葉足らずが過ぎる上に、「だる」の汎用性が高すぎて翻訳が追いつきません(笑)。
当初はシンプルに怠惰を示すかと思われた「だる」が、ラキアの性格が見えてくるに従って、自分にだったり他人にだったり、色々な感情を示す言葉になっているのは面白いですね(笑)
 >絆斗は仮面ライダー&ジャーナリストでもあるから半ば使命になってる面もありそうで
幸果さんにきっちり横っ面をはたかせつつ、絆斗の立場としては理解は出来る、としているのは上手い作りですよね。……ではジャーナリズムとは何か? というのも主題として踏み込むかは別に、視聴者に視線は向けてみてほしい、というのもありそうな感じで。
 >若者たちが必死に吟味しながら何を信じるかを選びとる姿
折り返しの一山として、ショウマと絆斗のグラニュート問題解決を真っ正面から描いておきたい、という意識は確かに強かったのでしょうね。この真摯さは好きなところですが、重さと切れ味のバランスは今後も出てきそうなので、上手く捌いてほしいところです。
 >絆斗への新たなゴチゾウ供給源ともなると存在の重みも増して、俄然注目せざるを得ないと不本意ながら(笑)。
ビターガヴ、苦手なタイプのキャラではあるのですが、劇中における存在の意味、を早くも示してくるのはホント鮮やかですね(笑) 後、今後も性格をちょっとずつ変えてくる事で、怪人要素の不足を補ってくれそうなのは上手いなと。
 >本来なら行動原理描写と好感度コントロールに長けた香村ヒーローがここまで解釈分かれたり掴みにくくなるとは考えにくい
ノエルってこの、香村脚本への信頼が裏目というか逆手というか、香村脚本にしては時に無神経にも見える言行が飛び出してくるのを、そのまま受け止めていいのか、みたいなのも振り返るとだいぶ厄介でしたよね……そこに番組そのもののテコ入れも悪い形で噛み合ってしまったようですが、おっしゃるように、
 >むしろあまり好意的に掴まれると困る、正当な理由で痛むノエルに同情が集まるとまずい
といった部分は、他への飛び火を抑える為にも強まってますます……というのはあったのでしょうね。
 >単なる被害者&戦う動機という記号から血の通ったキャラクターとして息づいたのは見事でした。
こういうところでしっかりと、油断すると記号に終わってしまいそうなキャラを物語の中に落としこんでくれるのは、目配りがあって鮮やかですよねー。その上で結末が本当に酷かったですが……。
 >ショウマも同様に「もう絆斗に隠し事はしない」と決めたからこそ正直に話した部分もありそうなのが更に凶悪ですね。
互いに向かい合って1つの壁を乗り越えたと思ったら、それが次の問題で互いを追い詰める事にも繋がる……のは転がし方がホントえげつないですね……。
 >ストマック家は極悪だけどショウマの家族だから悪口の前に謝る配慮も凄いですね。
今回、あの一言が凄く好きで、幸果さんの根っこにある「品」を感じさせると共に、幸果さんらしい言い切りの格好良さになったなと。
 >若干、ラキアとデンテの地雷を埋めに行く展開の都合を感じました。
合流の経緯がすぽっと抜けていたり、話の都合はちょっと出た感じでしたよね……おっしゃるように、ショウマにちょっと焦りがあるのと、諸々の反動から隠し事への忌避感が強まっている面はありそうですね。
 >あと、そのうちにもし悪意のない個体が登場したら倒していいのかはちょっと気になります。
今のところ躊躇無く戦っていますが、本格的な仕込み中に思える“生まれ”のテーマとも繋がってきそうですし、今後の扱い方は気になる存在になってきました。