本日は『スマイルプリキュア』感想を書きました。
さらば再建隊長
◆aquapastelさん
>狡猾さと悪辣さを併せ持ち、更に戦闘面では空間操作と重力操作を用いるなど超強力な幹部として登場したディスレース
正面から戦っても普通に強いのに加えて、手駒を活用する嫌らしさが持ち味の上で、そもそもブンブンジャーに大して興味が無さそうだったのに、特徴全部無かった事にされてしまう、のは酷かったですね。
>ヒーローがそれを上回る知略と実力でねじ伏せる、気持ちのいい勝利が見たかったです。
悪が輝いているからこそ、それを乗り越えていくヒーローも輝く、というのは基本原則なので、そこから外れたのも本当に残念でしたよね。
>キャノンボーグがダラダラと長く生き続けていたのが悪目立ちし、どうにも構成の難を感じます。
マッドレックスを皮切りに、あくの強い「○○隊長」が短いサイクルで出入りする、ならそれはそれで作風になりましたが、キャノンボーグをやたら引っ張り、その影響でサンシーターもだらける期間が長かったのは、かなりダメージになりましたよね……。
>夏休み中にも話を動かしていいなら
近年、かつて言われていた程、ここにこだわっている感じはありませんが、秋口に新アイテムを投入したい事情との兼ね合いはどうしてもあるのでしょうね。その間の転がし方は、割と年間の面白さに関わりがちな感じですが、今作は見事にだらっとしたなと。
◆つがなさん
>大也は徹底して無責任という新たな境地を開拓しつつある気がします。
制作サイドはどうもそれを、メンバー個々の「独立性」として表現したいようですが、でも一応リーダー扱いとしての責任があるのでは……? という感じになってますよね。
>第1クールから全然成長してねえ。何なら最終クールでも変わってねえ。
それこそ最初からメンバー揃っていたら、ずっと“そういう人”でも成立しない事も無かったですが、メンバー集めの過程を描いてしまった以上は、それが「変化」をもたらす作劇を期待されるのに、全然そんな事ないというのが問題ですよねー。
>完全に未来と錠の「付き合いの良さ」ありきでどうにかなってるチームなような…。
割を食っている側のメンバーが善良、だけで揉め事を片付けるのが、ホント良くないですよね……。
>やるならもっと小出しにするとか、口頭での説明を控えさせるとか……。
とにかく、情報を小出しにする事をやたらに嫌がりますが、結果的にその間の心理描写がまるっと抜け落ちるだけになっているので、利が見えないですよね……。
>関係者の約半数が既に周知だったというのも一番面白くないですし(玄蕃はもっと怒っても良かったんじゃない?)。
ブンブンについては初期から決め打ちの設定だと思われるのに、未来と阿久瀬以上に心理的葛藤が生じていい筈の玄蕃にとって既に片付いた問題として処理されてしまい、離脱までさせた玄蕃の設定がもはや意味不明になるという。
>キャラは濃いし爆弾も色々撒き散らしたのに、最後の最後で雑に回収して行ったのが大変よろしくないパターンです。
ディスレース、最初に見せた戦闘力のインパクトもありましたし、最後までちゃんと描けば割といい悪役になったと思うのですが、用済みとばかりのポイ捨て感が非常に残念になりましたね。
◆Gimmickさん
>たまたまショウマが間に合う&たまたま絆斗も現場に着く
ショウマは主人公力でいいとしても、絆斗まで合流するのは、私も、あれ? と思ったところで、一つ一つは許容範囲ながらも、3つ4つと重ねると、偶然の要素が大きくなりすぎるパターンでしたよね。
>誰も見ていないところ・風が吹く場所・スカーフ飛ばす・拾わせる・嬉しいと思わせる
ロマンス詐欺回と同じく数撃ちゃ当たる方式かつ、恐らく飛ばしたスカーフを自由に風で操る能力ぐらいは持っていると思いたいところですが、見せ方がもう一つわかりにくかった感じでしたし、なんにせよちまちまが過ぎましたね(笑)
>連名脚本は何対何の割合で金子さんが書いているのか気になります。
新ライダー登場編なので、プロットを香村さんが作って金子さんが肉付けしていったのか、ベースは金子さんだが香村さんの修正が色々入って連名扱いになったのか……できれば金子さんは、この機会にレベルアップしてほしい方ですが。
>ワンダー宝路の時は特に気にしてなかったですが、庄司浩平さん、滅茶苦茶格好良いですね(笑)
私も宝路にときめいた事は無かったのですが、ワンダーの時は、“昭和の男”感を出す為か意図して野暮ったい感じを出していたのだなと(笑) 加齢と経験も加わり、だるさと鋭さの両立も上手く表現されて、ワンダーの印象を一発で上書きされる格好良さでありました。
>プリンの無駄のない最低限の動きでありつつ圧倒的に強い
性格を出して省エネ的なアクションなのですかね(笑) こういった差別化も上手いので、次回以降のアクションも楽しみになりますね。