本日は『サンバルカン』感想を書きました。
『ブンブン』を2本見たら『ガヴ』視聴までガソリンが足りなかったのですが(遂にやってしまった……)、さすがに『ガヴ』は、年内にすぱっと追いつきたい所存。
星から星へ宇宙の始末
◆電子レンジマンさん
>ビュンディーが怒ること自体には違和感はないものの、そもそも紫コンビは初登場時にハシリヤンの仲間枠だった
正直すっかり忘れていましたが、そういえばそうでしたね……。この辺りも結局、宇宙においてハシリヤンとは如何なる位置づけなのか、を曖昧にしてきたツケ、な感じですよね。
>大也は番組に(無駄な)隠し事が多い代償としてひたすら感じの悪い薄暗いリーダーになってしまっているのが残念
物語として無駄な隠し事があっても、大也が一緒に驚くならまだ良かったのに、物語における隠し事はだいたい大也が隠しているので、悲惨な事になっていますよね。
>ビッグバングランプリはあまりに話題に上がらないかつ敵との戦いと関係もほとんどない
マルチな目標を持つヒーロー、をやろうとして、ものの見事に、マルチに中途半端な物語、になってしまった感じですね……背景要素の大半を曖昧にし続けてきた結果、それがなんの面白みにもなっていないという。
>もはやドキュメンタリー作品のような雰囲気が実にサンバルカン感の強いエピソードでした。
きょうの目線で見ると、これはこれでまた、相当な異色作になっていますね……(笑)
>長官と美佐のほうが明らかに生身での出番が多くなっている構成は謎すぎます。
長官はもう仕方ないと割り切るにしても、美佐の方が3人よりよほど生身で芝居しているのは実に不思議な作りで、《スーパー戦隊》感としては、むしろ『デンジマン』より後退していますよね(笑) 復活ヘドリアン女王がどうにか、人間的感情の起伏を話に加えてくれると良いのですが。
>外のシーンに主演俳優3名が参加不要な構成は不自然すぎるような…
あそこ別に、一緒に横に並んでいても何もおかしくないのに、何故か画面から除外されているのはひたすら謎ですよね……。
>嵐山長官はわりと頻繁に作戦に直接参加しているのが斬新で印象的です。(そもそも実質主役扱いされているような…)
今のところ、外に出てブラックマグマを引っかき回す役回りがほとんど嵐山長官なので、ほぼ第四(一?)の戦士ですよね……(笑) 役者さんがどちらかといえば理知的なイメージなので、外で動き回っているのが実は長官、が二重の意味で視聴者の裏をかく面白さが生まれていたりもしますが。
>今のところ1話の襲撃シーンと2話の捜査シーン以外大鷲がとくに何もしていません
見ている時はさらっと流していましたが、第2話の教授お宅訪問が、今となっては凄く重要な活躍の場だった事になっていますね……頑張れ大鷲!
>この番組において作戦中に変身したままなのは平常運転
今作におけるバル戦闘服、ほとんど警察手帳みたいな扱いですものね(笑)
◆Gimmickさん
>ただ『マッドマックス』パロディがやりたかっただけっぽいです。(ハイウェイ空間も見なくなって久しいですね...)
無茶な空間移動にしろパロディにしろ、よくあるシリーズではありますが、もう少し設定を活用して言い訳を作るぐらいはしてほしいですよね……今作の、これでいいでしょ全体に、好感が持てなくなってきているのが辛いところです。
>ハシリヤンの幹部と繋がっていた始末屋の立場で、やたらと怒り散らかした挙句に先斗と離脱
そもそも地球に来た理由を、私もすっかり忘れていましたが、今作的にはグレーゾーンを行く始末屋として、あくまでビジネス、という事なのかもしれませんが、その辺りの線引きを上手く表現できてないですよね……。
>「ブンブンジャーは決して揺るがない!」と啖呵切った後に、めちゃくちゃ揺るぎまくったのは面白かったです(笑)
やはりこう、他人のハンドルを勝手に握ろうとすると、しっぺ返しが来るのだな、と(笑) 大也、シャイな男を通り越して、謝れない男になっているのは、主人公として厳しいところですね……。
>散々引っ張った末の着地点として、「俺たちのBBGはこれからだ!」みたいなオチを想像してしまいます。
EDで「BBG開幕だ!」と、ランプがグリーンになって走り出すブンブンカー、みたいなところで終わりそうな気はしています(笑)
◆aquapastelさん
>ここ数年変化球が続いた戦隊において久々の王道戦隊として始まり、好スタートを切って期待させてくれただけに
立ち上がりの、《スーパー戦隊》の面白さはこうだ! を正面切ってやってきてくれた感じは良かったのですけどね……途中からホント、このぐらいで誤魔化せるのでは、みたいな作劇が続いているのは非常に残念です。
>単発回を連発してキャラや設定を深めてこなかったのが後にドラマ重視路線にハンドルを切ったところで命取りになった
2クール目の辺りは、かなり意識的に1エピソードの情報量を減らしている感じだったのに、結局3クール目になったら、そうでもなくなってきて……路線修正なのかどうかはわかりませんが、どうにも中盤の舵取りを失敗した感じになっていますね。
>メインライターかメインPのどちらかはニチアサ経験のあるベテランを
戦隊は初参加だけどホビー番組でキャリアのあるベテランをメインに据える、というアプローチは良かったと思うのですが、それを補えるサブライターが入っておらず、脚本家の陣容が偏ってしまったのは、失敗になった感じですよね……。
>来年は50周年記念のアニバーサリー作品
ああ、そういえば、そうなるのですね。個人的には流れが凄く悪いですが、ひっくり返してくれるのを期待したいです。
◆つがなさん
>本当、出だしは良かっただけにその後悉く滑って行ったのが残念でなりません。
《スーパー戦隊》ではままあるとはいえ、出だしの期待感からの落差度合いでは、割とシリーズ屈指な感じになりましたね……。
>「どっちみちディスレース倒さないと地球終わるのに、何で単独行動に走るの?」という違和感が凄かったです。
そうまでして一人での復讐を選ぶ玄蕃の情念、にスポットを当てていく(そして大也たちの動きと絡めていく)のか思ったら、ただ単純に出番が減っただけで適当に戻ってきたのは、ホント衝撃の展開になりましたね。
>ブンブンが元ハシリヤンだったのに対して「ハシリヤンと仕事をしていた」ビュンディーが怒るのも何だか違和感拭えませんし。
これは私も中断している間にすっかり忘れていたのですが、次回あたりで過去とハシリヤンに触れるなら、上手く辻褄が合ってくれると良いのですが……。
>「大人なら身内にも明かしたくない秘密の一つや二つあって当然」「プライベートでまでズブズブな関係である必要は無い」
この辺り、やりたい事はわかるものの、どうも今作、「密接な付き合い」を描かなければ、「密接でない付き合い」だと判断してくれると思い込んでいる節がある気配で、「密接でない付き合い」を描く必要性がするっと抜け落ちている印象です。
>前話の感想でサンシーターについても触れておられますが、どういう扱いにしたいのか自分の中で不明瞭なんですよね。
サンシーター、スタッフが色気を出しすぎた印象ですが、「結果的に人気が出た」のではなく「人気が出る前提で扱った」為に、悪役としての面白さが消えてしまったのかな、と……で、土台になる悪役としての面白さが無いので、何やっても面白くならないんですよね……。
>バカな部下のために作戦立てたりアイテム用意したりするキャノンボーグはそこまで悪い上司に見えませんでした
結局、脅かすだけで改造はしませんでしたし、言われて振り返ってみると、キャノンボーグは割と優しかったですね(笑)
◆アクションさん
>『ゴーオン』が色々と『突っ走る』武上純希と『ロジカルに詰む』會川昇の二枚看板で奇跡的にやれてたバランス
返す返すも『ゴーオン』は、00年代のメインライタークラスを集めた上で、それぞれの良いところが噛み合った、見事なバランスでしたよね。
>どのキャラも無駄に色々と考えてたり裏があるので突き抜けた感が足りなくて武上純希の部分も弱いという感じ
正直、序盤の作風からいえば、少しややこしい人間模様はありつつも、全体の方向性としては突き抜け方面を目指した方が良かったと思うのですが、基本設定まで複雑にした為に、矢印が色々な方向に向いて力が分散してしまった感じですよね……それを「BBG」にまとめようとするのも、上手く行っていないですし。
◆スーファさん
>思えば北極という場所は白夜やオーロラなど太陽の神秘を強く感じられる場所でもありました。
本拠は北極だけど使っているのはマグマエネルギーとか、単純な対比ではない、ちょっと変わった基本設定ですよねブラックマグマ。
>むしろサンバルカン側が太陽である理由が分かっていないのですが
この当時の「○○戦隊」は割と適当な印象ですが、確かに嵐山長官が何か、太陽に対して強い思想を持っている可能性はありそうですね(笑) 気軽に触れてはいけない話題……?
>ヘドリアン女王は流石に死んでいた訳ではないでしょうから、また4000年後くらいに目を覚ます予定だったと思われますが
タイムスケールが全く違う生命体なので、そのぐらいの時代に目覚めてから、「え? デンジマン居ない? 人類は?」……とか、やりそうではありますね(笑) 思えばデンジ星に電子戦隊が居たと、当初は記憶に混乱も見られましたし、果たして本当に、このヘドリアン女王が戦っていたのはデンジマンなのか……。
>ゼンカイ以降戦隊シリーズそのものが着目されているようで良い傾向であると言えます。
人の口にのぼる、のは大切な事で、そういう方面の施策はうまくいっている感じですが、話題性に溺れて本末転倒にならないのは、祈りたいところです。
>今回やるなら文脈をもっと変えるなどして玄蕃なりの言葉にしなくてはいけない
とにかく、玄蕃というキャラクターを深める筈の展開でむしろ、玄蕃というキャラクターが溶けて消えてしまったのが残念でしたよね……。コラボ回の要素を本編に積極的に取り込もうとした結果がこれなら、メタな事情とスタッフの自己満足で、玄蕃を殺したようなものですし……。
>数年内に同じミスをしてさらに傷を深めるというのもかなり残念な点でした。
一話一話の脚本の質への判断の甘さ、という部分で『リュウソウ』と『ブンブン』にはちょっと似たものを感じる今日この頃です。
>鎧武編で世界の危機!となったところでドライブが怪盗と戦うのを見せられてもちょっと入りにくかったです。
これは少しありましたねー。宇宙からの侵略者の後に「ルパンからの挑戦状」のタイトルを見た時には、思わず噴き出しました(笑)
>ヘルヘイムとほぼ同種の災害と化してしまっているのは興味深い部分でした。
メガヘクス、そう言われてみると個人の自由と尊厳の敵、といえるので、割とストレートに、初代オマージュな存在だったのかもですね。
>怪盗の方は先のコメントで書かれている通り決着が後に書かれるようですが、これはてれびくんの応募が必要だそうで私は見れていません
応募者プレゼントのやつでしたか。本編で入れるところがなくて、そういうところに回されたのですかねー。
>36話ってなんだったかなと見返したところ、成田良美回でしたか。成田さんは恋愛モノ大好きですからね。
そうだったのですか。恋愛要素は、キャラクターの「可愛げ」や「普段と違う一面」を出すのに有用なツールですし、《プリキュア》シリーズとしては、少女向けの定番として、意識的に取り込んでいる部分はあったのかもですね。
>こういう初恋や片想いばかり書いている気がするのはプリキュアの視聴層によるものか、成田さん自身の癖なのか…。
戦隊とかでも、ちょっといい雰囲気になったゲストとは別離が基本ですし、その辺りは広くヒーロー物の文脈も入っているのかなという気はします。
>Yes!プリキュア5の赤担当が、ゲストのイケメンに恋をする回が何度もあった
ああ、《スーパー戦隊》における惚れっぽい担当が居たのですか(笑)
>過去作オマージュ回が多く見受けられるのですが、間違いなくそうと断言できるのが39話のシンデレラ回です。
こちらも成田脚本でしたが、シリーズとしてはまさしく、自家薬籠中のプロットであったのですね。
◆way-ohさん
>まさか太陽戦隊で復活につながるとは…(笑)
自分で言うのもなんですが、モチベーション復活した私もちょっと驚いています(笑) さすがにちょっとこの後は、間を置かずにラストまで見ていければと思います。
>バッドエンド王国幹部との和解を望む声が強まったという印象があります
3幹部、結構本気で殴ってくるところはあるにしても、基本的には緩いですし、上手く愛嬌もついていますものねー。「物語」を一つのテーマにしている今作が、「バッドエンド」をどう着地させてくるのかも、楽しみにしたいと思います。
>結局本編では最後まで語られないのですが、設定資料では「松原」という苗字だけは用意されていました(階級は巡査)
ありがとうございます。割と台詞が多いので、ちゃんと個人名が設定されていてホッとしました(笑)
>名前の設定がされていないのはれいかの父だけのようです。
れいか父! 名付けもお祖父様に持っていかれた、れいか父ーーー!(不憫)