余談。
はてなブログは時々、【1年前のブログ「○○(日記タイトル)」などを振り返りませんか?】という件名でメールを送ってくるのですが、うちの場合、日記タイトルが日記タイトルなので大変アレな場合になる事が多く、今回は、
【1年前のブログ「仁義なき日本征服-五代目襲名-」などを振り返りませんか?】
がやってきて、なにやら非常に申し訳ない気持ちになりました。
本日レスのみとなります。
ハングライダーはどこへ行くのか
◆電子レンジマンさん
>爆弾解除中のライダーの横で延々カウントダウンし続けるライダーガールズ一行
スカイライダーはちょっともう、怒っていいのではないかな、という感じで(笑) ある意味、メンタルのたくましさが表現されたといえばされましたが……3人娘への好感度がなかなか上がりようがないのが困ったところで。
>志度博士もけっこう常時必死なテンションなので、内容そのものは単調気味ですが妙なインパクトがある回でした。
……まさかこれが、最後の見せ場になってしまうとは……。
>番組全体に終始空回り感が付きまとっているのがなかなか辛いです。
今作とにかく、一通り定番の要素を配置はしてみたものの、それをどう活かすかの工夫に欠けるので、無駄弾だらけなのが残念ですよね……1クールに渡り、ヒーローとも事件の真相とも無関係な実質赤の他人が背後でドタバタしているのを見せられても、何も面白くならないですし……。
>谷は大学の先輩ということになっていますが、明らかに筑波洋と歳が離れすぎている
台詞で「志度くん」呼びなので会長と同年配とすると、洋とやけに親しそうだけど、なんの先輩なの……? という感じが出ますよね。大学なので、30や40過ぎてから入学している可能性もありますが……永遠にサークルに居座っているタイプの方が面白いですね(笑)
◆ガチグリーンさん
>『デンジマン』感想、最後までありがとうございました!全話楽しく読ませていただきました
ありがとうございます! 最終盤、バンリキ魔王の雑な片付け方などはホント勿体なかったですが、色々と見所の多い作品でしたね。
>何故か混ざってソフビ化されていた犬は一味違うぜ!
さすが、伝説の魔犬……(笑) アイシー、ハムスター、九官鳥に次ぐ(?)、マスコットポジションの進化形としてはデンジマンとさして絡まないし、長官ポジションとしては万能情報源すぎるしで、キャラとしては出番も扱いも難しい感じでしたが、ラストの精算ぶりが強烈でしたね(笑)
>あれだけ末裔だ、姫だとやっておいたのだから、その落とし前はしっかりつけてほしかったですね
今作、途中で背景設定を盛っていった割には、最終的にスペース伝奇要素が消えてしまったのは残念でしたよね。……言われてみると後の『シャリバン』で、本編の方でもイガ星にスポットが当たっていったのは、今作を踏まえた部分もあったのかもですね。
>逆に当時は新鮮で、後続作品に大きな影響を与えたとも言えますよね
『バトルフィーバー』は今見ると、《戦隊》としては色々と違和感のある作品でしたが、『デンジマン』はほとんどそれが無くなって雛形として認識できる作りだったので、『ゴレンジャー』を受ける形で、大きなフォーマットを確立した作品ですよね。
>ケラーさん、私も今回(ここの感想の影響で)好きなキャラクターになりました!
それは推していた回がありました(笑) 第一印象は特に期待していなかったのもありますが、予想外にしっかりとした活躍の場があった上で、ミラーさんともども、思わぬところで愛嬌を見せてくれたりするのが良いキャラだったなと。
>大方のパロディを軽く超えてくる元ネタの狂気(笑)
スタッフも途中から面白がっていたりしたのか、アンパン、ちょっと想定を越える狂気の産物でしたね……(笑)
>演じる大葉さんはデンジブルーのスーツアクターも兼演していたわけで……稼働率が半端ない!
JAC繋がりもあり、他の役者さんよりは色々頼みやすかったのかな……という面はありますが、2年に渡り、大車輪で応えたのはお見事でしたね。曙四郎、青梅大五郎、と芝居の成長を見てくると、『ギャバン』で使ってみたい! となったのは、凄く納得ですよね。
>放送当時は内田さんのブロマイドがブロマイド売り上げのベスト10にランクインしたり
おー、やはり人気あったのですねー。後年の声優としての活動しか知らず、ようやくデンジグリーンを見られたのは、今回良かった事の一つでありました。
>ダメンズホイホイ・あきら回はどれも狂っていて、印象強かったですね(笑)
戦隊シリーズでも、一年通してここまで一つのネタをやりきったメンバーは結構珍しい感じもあり、色々な点で印象深い女性戦士となりました。
>「ところで、おまえさんがたも名乗っちゃくれまいか」の台詞(アドリブだったらしい)
あれ凄く、バンリキ魔王の余裕と立ち位置を示していて、格好良い台詞でしたよねー。返す返すも、真っ当な最終決戦がなかったのが惜しまれます。
>嵐山長官最高!(岸田森さんが好きなもので)
私も岸田森さんは好きなので、嵐山長官には期待するところ大です。パイロット版の時点で既に、一筋縄ではいかなそうな空気が溢れていますね(笑)
>3軍のエリートというのは分かりやすくて良いですよね!
モチーフとの繋がりなど、これはやはり、凄く掴みやすくて良い設定ですよねー。
>この設定はアメリカ人にもウケる!と、最初にリメイク企画を東映に打診したのが『サンバルカン』だったそうです
本邦ヒーロー物だとあまり掘り下げそうにはないですが、向こうだと陸海空の古巣に基づくプライドや作戦方針の違いで衝突して……みたいな展開もありそうで、妄想するだけでなかなか面白そうですね。
>人数が減った事で尺と動きを多く使えるようになった名乗りが派手で、5人から3人へのパワーダウンを全く感じさせないのが凄い
二人減りつつも、わかりやすい派手さと動物モチーフによる個性の強化により、チームとしてのエネルギッシュさを感じさせるのは初回で凄く上手くいきましたよね。デンジマンに続いて、名乗りシーンを強化する流れが、シリーズの象徴にもなりましたし。
>3人でサンバルカンだから当然(当時アニメでは普通にあった)3体合体!と思っていたら「いや2体で」
見る側としても、これはメカが3つ出てくるのかな……とちょっと思いますよね(笑) 如何にもロボットアニメの文脈ですが、やはり変形合体は独特のワクワクがあるなーと。
>このオーロラのエフェクト、担当したのは若き日の雨宮慶太監督だったりします
おお、そんな繋がりが。更に、雨宮さんと桂さんの出会いにも関係していったとなると、『デンジマン』に続いて実に面白い縁ですね。
>「やあ」から始まる視聴者にメタ的に語りかける予告シリーズ大好きです(笑)
洋が微妙に劇中ぽいアクションから入るので、未だに一瞬、普通の予告と騙されるのですが、それだけに「やあ」のダメージが大きく、段々と癖になって参りました(笑)
>早速で恐縮ですが、劇場版スピンオフ作品『媚空-ビクウ-』がYouTubeで配信開始しました
ご紹介ありがとうございます。余裕があれば、見てみたいと思います。
◆スーファさん
>大した追記ではないですが、デンジマンの曽田回ではビーダマラー回も血の宿命の話でしたね。
言われてみれば確かに。出自の呪いが育ちに勝ってしまう話……をデンジマンの宿命と照らし合わせると意味深でもありますが、近年にやるとまた違う結末になりそうなエピソードでしたね。
>ネット上では「厚さ!幅!高さ!」の集合ポーズでお馴染みの太陽戦隊サンバルカンですね。
な、成る程……!(笑) 今は珍しくないですが、明確に動物アクション! それも、鳥・魚・猛獣、とそれぞれのジャンル代表、みたいな組み合わせは、わかりやすいし格好いいですよねー。
>前作のミラーケラーが人気だったのか本作では女幹部4人ということになりましたが
ミラーケラーは予想外にしっかり扱ってくれたのが良かったですが、4人居ると、雑な扱いになりそう感は今から不安ですよね……リーダー格以外は今のところ、誰が誰やらですし。
>ヘドリアン女王が今後どうなるかというのも懸念点ですが
謎のイメチェンも含めて、一体どうなるのか……(笑) こう考えてしまう時点で、術中にはまっているといえばいえますが!
>ブラックサタンは未見の私でも何故か言い間違えるくらいなのでこれはもう仕方ないかもしれません。
「ブラックマグマ」が既に、組織の名前というよりもボスの名前っぽいのが……黒仮面ですし(笑)
>この日はプリキュアの敵がカニだったので1時間連続カニだったことになります。
それはなかなか、珍しそうな……(笑)
>絆斗が助けに入らず終わるのは少し残念な部分でしたが…。
まだ絆斗の耳に入れるには早い情報が色々と山盛りなので、ガヴとヴァレンを分断せざるをえないのは、若干の物足りなさにはなりましたね。その分、ガヴvs双子のバトルは素晴らしい出来でしたが。
>単純にニエルブのアクスタ化技術凄いぞという話だったのでしょうかね。
この辺りの情報整理の意図、プレス前/後、のストマック社の動きの違いを絆斗に伝えておく、というのが主な狙いだったのかもですね。そこから、絆斗母の問題については、もう一つ二つはひねってきそうな雰囲気はありますが。
>青春のシーンは思わず監督の名前を見返してしまいましたが、田の人ではないですよね。杉原監督にしては変なシーンでした。
今作、文字を乗せてみたり、お菓子への反応を過剰気味に描いてみたり、基本の重さに引きずられすぎないように各監督が色々と試している感じがありますが、その内の一つがさすがに脱線してしまった感じでしたねー。
◆Gimmickさん
>無駄に達筆・「行先は秘密」・「あとはよろしく」と、一番アウトな駄メンター国士無双をぶちかましてて言葉が出ません。
初登場時は、このポジションにしては意外と良識的……と思わせた志度会長でしたが、とうとう押さえきれずに暴発してしまいましたね(笑) もう少し、もう少し良識を感じさせる文面もあったと思うのですが……!
>しかも調べて更にビックリな事実がありまして、彼、名前が志度”敬太郎(けいたろう)”なんですよね。
そ、それは衝撃すぎるというか、何故、よりにもよってそんな名前に……。無念は感じる『X』オマージュがそっと入っていたりしたのですかね……。
>谷さんが一応、新たなオヤジさん枠を引き継ぎましたが、面白そうなハードボイルドキャラを捨てるのがあまりに早すぎますね。
内面に復讐心を宿しているのが、キャラ付けとして効いてくるのかと思いきや、あっさり溶け去ってしまったのは残念でしたね……もう少し、緊張感のある人間関係も見たかったですが。
>志度ガールズは会長からの要らない置き土産となってますが
……なんかもう、これ以上の言葉が無いですね……せめて、一人+弟なら、まあそういうもの、として許容範囲なのですが、3人+1はどうにも多すぎて、ネオショッカー対策委員会オーストラリア支部とかからお呼びがかかってほしいところです。
◆もりみやさん
>この回、志度会長役の田畑孝さんが体調不良で出演できなくなり
成る程、そういう事情があったのですか。本来なら志度会長のまま進めたかったけど、やむにやまれずの新体制な事もあって、谷のキャラもハッキリしないまま、みたいになってしまった感じだったのですね。
>既に出来ている脚本に後から谷源次郎初登場シーンだけねじこんだからシナリオ上の役割が何も無いか
後半の谷とガールズの描写を見るに、志度会長のつもりで書いていたシーンに、そのまま谷を当てはめた雰囲気はありますよね。初登場シーンと後半の谷がちょっと違うキャラになっているのは、その為だったのかもですね。
>この時代になると、70年代初期の作品よりは作中のリアリティに気を遣うようになっているけれど、
>現代の点から見るとまだまだ相当雑なせいで、却って作風がブレブレに見えてしまう傾向があるのかなと感じます
確かに、70年代初頭の作品の方が、どのぐらいのチューニングで見るか、は決めやすく、ぶっ飛んだ部分のパワーを素直に受け止めやすい、みたいなのはありますね。この時代になるとおっしゃるように、そこは埋めるけどそこは埋めないのか……みたいなデコボコが気にかかる部分が目立ってくるなーと。
>あとやっぱり、ここまで見てきていて、伊上勝先生の脚本が切れ味を失っているのも痛いですよね
そうなんですよね……脚本家としては晩年の作品ながら、ここまで思ったより本数を書いていますが、かえってギリギリ絞り出している感じといいますか、往年の丁々発止の魅力が出ていないのは、残念なところです。伊上さん、特撮ヒーロー史としては歴史上の人物なので、どうしても後年の情報と目線になってしまいますが、今作の出来を見ると、この時期にはだいぶ無理が来ていたのでしょうね……。