本日は『仮面ライダー(新)』感想を書きました。
御家人と飾り職人
◆ガチグリーンさん
>一話完結型のオムニバス形式なのは良いんですが、もう少しキャラクターの心情の繋がりとか意識してほしいところです
今作の長短の、悪い部分が思い切り出てしまった感じになりましたね。鉄人回で、女子高生が眩しいとか言っている場合ではなかったのでは……? とタイミングも悪くなりましたし(笑)
>『牙狼』シリーズ観てると麻痺してきますが、日本のテレビドラマでこれがやれてるって改めて凄い!
……麻痺、してきますよね(笑)
>(『クウガ』のジャラジ戦を連想しました)
00年代特撮における一つの記念碑的シーンな事もありますが、私も思い浮かびました。ホラーのデザインは、人間体のキャラ造型(演技)も大きいですが、ストレートなネガヒーロー感が割と好きです。
>これまでホラーと知っていれば、女子供でも容赦なく切り伏せていた雷牙
魔戒騎士って、その辺りにヒーローとしてのアイデンティティが強い印象があるので、雷牙のアイへのリアクションはどうにも話の都合が出てしまった感じでしたね。
>登場して暫くは敵か味方か謎の男として……みたいな前後編でやってほしいくらい魅力的なキャラでした
最初の謎めかした登場も印象的でしたし、最終章へのステップとしても、このキャラと前後編で絡む、ぐらいはやっても充分に面白そうでしたよね。言われてみれば、割と世代の近い二世俳優同士でもあったのですね。そしてどちらの父親も、時代劇での活躍経験あったりで。
>貫録のある設定が多い昭和ライダー変身者の中で、殆ど唯一と言っていい普通の青年なんですよね
人生に前のめり気味な面はありますが、洋のこの“普通の青年”感は、立ち上がりにおいて新世代ヒーローな雰囲気に上手く繋がっていますね。この路線がどうなっていくのかも、楽しみなところです。
>これまた金のかかるビデオ合成を使ったセイリングジャンプと共に新シリーズに対する意気込みの高さが感じられます
今作、作品としてキャッチーな要素は毎度しっかり入れてきて、原点回帰をコンセプトにしつつ、新しい見所をアピールしていく部分はきっちり作ってますよねー……本物のガラスに突っ込んでいたのは、驚きというか、唖然ですが(笑)
>ある程度の演技経験が既にあった先輩ライダーと比べると、仕方ないですが……ぶっちゃけ下手ですよね
今となっては、後の村上さんの活躍を知っているので笑い話にもなりますが、演じている方も撮っている方も苦労しているな感が画面から滲み出てますよね……。
>それはそれとして、メイン視聴者である子供ウケも欲しい!という相反する二つの目標が早くも事故を起こしていますね
この後もシリーズ作品の抱え続けるジレンマではありますし、両取りのバランスは常に難しいのでしょうが、あまりにも露骨にやりすぎて、なんだかなぁ……となってしまいましたね。第2話は第2話で謎説教になっていたので、時代背景も踏まえたヒーロー像の構築には、ちょっと苦戦していた面もあったのかもですが。翻ってみると、《牙狼》シリーズは、その辺りの振り切り具合がやはり強みだなと(同時に、そういった過去の作品の苦労への敬意も感じられるのが良いところですが)。