本日は『デンジマン』感想を書きました。
気温の乱高下にやられ気味
◆ヘイスタックさん
>ゼネラルモンスターに馴れ馴れしくし過ぎて怒られたり一般人相手にやたらフレンドリーだったり
元になった人間は如何にも凶悪犯みたいな面構えなのに、妙に気さくなヤクザ者感で、印象深い怪人になりました(笑)
>「ネオショッカーにはネオショッカーの正義がある」と置く
ゼネラルモンスターが洋の改造を許可したり、スカウトに来るのも、“戦力になる手駒”の意味はありつつ、洋がネオショッカーに来るならば“生き残る3分の1候補になれる人材”と見ているのは、悪の組織なりのスタンスの表明として、話の綾に説得力も加わりましたね。
>「一所懸命」をキーワードに中学生を指導していた初期の『ウルトラマン80』と妙なシンクロをしているんですよね。
さして年齢の変わらない洋が、三浪青年に向けて、捨て鉢にならず今に命を燃やして生きろ! と説教する姿がピンとこなくて困惑していたのですが、成る程、当時の子供番組を巡る状況があって、“ためになる番組”を意識するような事情があったのですね。……『80』とはホント、今見るとちょっと何これ……みたいなところが絶妙なシンクロを(笑)
>「子供が見ていて楽しい物」を強調した『デンジマン』
結果としてはこの、同時代に別路線を一緒に転がした事が、後々まで東映ヒーロー物を生きながらえさせる一因になったのは、面白いところですねー。
◆Gimmickさん
>「眩しすぎるからさ。何もかもが」→女子高生の集団の方を振り向く
相棒の魔道具ならずとも、何故そこで急に感傷が弾け飛ぶの???!! と、謎多き導入でしたね……(笑) 気付いていませんでしたが「星図」回だと同じ脚本家だと思うと、脚本家の脳内ではロールプレイが繋がっているけど、間が空きすぎて視聴者置き去り気味になってしまった感じでしょうか。
>幻影騎士の在り方とは、がメインでクロウのパーソナルな部分には踏み込まないのが些か肩透かしだったかなと。
メタ的にはどうしても、終盤戦のエピソードならもうちょっと内面を……というのが出ましたよね。後半に入って、雷牙やマユリとの関係性における「変化」そのものは描かれていますし、女子高生親子に対する情みたいなものは感じさせる演出だっただけに。
>「それが幻影騎士の仕事(キリッ」と格好良く締めるのであれば、せめて鎧召喚してほしかったとも思ったり...。
「幻影騎士の仕事」を描く部分と、「雷牙とクロウの関係」を描く部分とが巧く融合しきれずに、クライマックスで後者を取った分、前者のキレがいまいちになった感じでしたね。
>人知れず、なのでむしろ掴めていない方が正しいのかもしれませんが(笑)
実態の見えない黒い影、に徹するには、影に酔っているぐらいでないとやってられないのだろうな、という(笑)
◆ガチグリーンさん
>とにかくROLLYさんが個性的で強烈なキャラクターで(まあ普段から怪人みたいな人ですし)
今回は、人間の頃が描かれずいきなりホラーに憑依された状態から登場したのが、ROLLYさんのキャスティングにピッタリでしたね(笑) ご本人の怪人ぶりからメタが滲み出ますが、題材の音楽ものとピッタリあっての面白さも実際ありましたし(笑)
>個人的にも監督の演出したシリーズ(『ゴウライガン』含む)中、一二を争う好きな回でした!
シュール系のコメディ色強めかと見せておいて、今作ではあまり描かれない、雷牙×マユリに、レコードと月を用いて、最低限の台詞で焦点を合わせてきたのは、実にお見事でありました。
>確かに!考えたこと無かったけど、その効果は凄くありそう(笑)
洋物のアクションRPGとかやっていると、凄く格好いいけどやたら独り言が多くなりがちな主人公……とかちょっと気になる事があるので、リアクションしてくれる相棒が居るっていいなと(笑)
>ちなみに基本、単独行動の騎士と違い、法師はチームでの活動が多いです
そういえば以前に見た劇場版がそうでしたが、純粋な戦力的には騎士に劣る分、数で補う面があるのですね。
>今改めて観ると役者繋がりで、キラメイブルー/時雨アニキのキャラクターがあるために
視聴順の関係でどうしても、クロウには時雨を重ねて見てしまうところはあります(笑)
>『ゲキレンジャー』真咲なつめ役だった桑江咲菜さん! 動ける方なのでスタント無しで戦っています
おお、真咲さんちの娘さんでしたか。結構ゴリゴリに戦っていたのに、スタント無しだったとは驚きです。
>ちなみに名前の「ドゥ」「オクト」はラテン語でそれぞれ2と8を意味するそうで、続けて読むと鉄人……(笑)
予告もノリノリでしたし、ここまで来たら、そのぐらいの方が潔いですね(笑) 内容に物足りないところはありましたが、今回はホント、鉄人の質感が素晴らしかったなと。
>なかなか期待できそうだったので改めて『ウイングマン』オススメします
そういえば……と思っていて、案の定見逃していたので、配信がある内に、第1話は見てみたいと思います。
◆スーファさん
>今回のように出る意味が薄いのもなかなか問題であったり…。
お祭りとして楽しむには本編の展開とタイミングが悪いし、『ブンブン』の1話として見るには唐突に過ぎるし、明に至ってはどこか行ってしまうしで、もう少し調整を……な感じでしたね。
>ギャグ怪人の能力で玄蕃と再会してしまうというのは面白かったです。
正直、このぐらいのノリでキャラ描写を深める方向に進んでくれた方が、シリアスイベント持ち込むより面白かった感じで。
>原作のフィリップをあえてなぞったキャラだと思いますが、ときめの存在が受け入れられるかという問題もあるようです。
マンガ連載の形にするなら正ヒロイン枠は必要、というのは凄くわかる一方、オリジナルヒロインを原作を踏まえたキャラクターと並び立たせる難しさ、はありますよね。個人的には、所長はもう少し落ち着かせても良かったのでは……と思ったところです(笑)
>各陣営にマッドがいるのはゼンカイジャーとも似た構図ですね。(五色田、フリント、イジルデ)
言われてみれば!(笑) 単純に、香村さんが好きなんですかね、マッドサイエンティスト……(笑)
>今回は人体改造の悲壮感がとにかく強く、絆斗のみならず製作陣の覚悟も感じられた回でした。
これを埋めまーす、というのを先に見せる事によって、取り返しのつかない感がしっかり強調されて、物理的に痛い描写と合わせて、印象的な改造手術となりましたね。
>定期的に誘拐していくのは流石に無理がありますが今後どうする気なのでしょうか…。
スパイとして街中に散らばっているので、いつの間にかさらわれて数が減っている……自体は成立してしまうのがちょっと怖いですが、酸賀が研究して、ゴチゾウ、みたいなものを自作するとかもありそうですね。
>鶴の恩返しなど、昔話を下敷きにした脚本もタイムボカンっぽいと言えなくもないのかなと思ったりしました。
曽田さんは割と、テーマの寓話的な見せ方が巧い印象ですが、その辺りの作品参加で培われたものもあったのかもですねー。
>冷徹なマシンのように見えていたので初めてアイシーを可愛いと思えたかもしれません。
撮影の厄介さもあったのかもですが、今見るとアイシーは、もう少し愛嬌を与えても良かったのでは……? というポジションですよね。あまりにデンジ犬すぎたのは勿体なかった感じで。
◆アクションさん
>ウルトラマン的な客演を目指してるのかな?
客演回そのものは一にも二にも話題作りの面が大きいのでしょうが、この10年ぐらい、手持ちの素材を使ってマーベル映画みたいなユニバース展開をあわよくば……みたいな感じはありますよね。ただ『ゼンカイ』『ドンブラ』も過去作要素はなんだか有耶無耶にしぼんでしまい、手応えが出ているのやら出ていないのやら……。