東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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2/5付けレス

 本日は『イナズマン』感想を書きました。

砕けた鏡

◆aquapastelさん
 >そんな石田監督のどこから「クウガ」で見せた数々のシリアスな演出が出てきたんだ、と思わずにはいられません(^^;
確かに元々は、割とぶっ飛んだコメディ寄りの作品で腕を振るってきた監督ですよね。本人もギャグ演出そのものがお好きのようですし、『クウガ』では抑えていたものが、3年目ぐらいになるとだいぶ表に出てきてるのだろうなと(笑)
 >シリアスな演出の極地と言えるのがやはりジャラジ回と最後のダグバ回だと思うのですが
クウガ』の第47-48話は、今見てもかなり突き抜けているというか、「省略」の仕方が非常に思い切った見せ方で、強烈な印象になりましたねー。
 >夏のギャグ回から今回のような迫真のシリアス回までこなせる芸風の広さは担当回を見る度に感心するばかりです
出来る監督として信頼されているからこそ、ぶっ飛ぶ時は、どっち方面にもぶっ飛ぶ傾向はあるのでしょうね(笑) 後は他の演出陣とのバランスがどうかで印象変わるところもあるのでしょうが、その点では《平成ライダー》初期は長石監督が居た事で全体としての釣り合いが取れている所はあったのかなと。
 >龍騎の頃のライダーは新聞のラテ欄用のサブタイトルが別にあったりするのですが
この感想では本編中に存在しないのをいい事に、自分なりに章題を抽出するなら、みたいな感覚で言葉遊びをやっていたのですが……
 >今回、44話のサブタイトルは「ガラスの幸福」
まさか被っていたとは(笑) おっしゃる通り、新聞用という事なのでか割とざっくりな感じが多くて(今思えば文字数制限もあったのでしょうが)『アギト』放映当時からあまり印象が良くなかったのですが、これは確かに、綺麗にまとまっていますね……そして、熟語にするならそうか、「硝子」の方だったか、と敗北感を(笑)
 >決して完全な悪とも言えない、実に等身大の人間
井上敏樹の得意とする造形でありますが、この視聴者との距離感の近さが、佐野は面白かったですね。

◆ころさん
 >ソノシと共にあらわれた戦士のうちの一体のモチーフってたぶんシャンゼリオンですよね
ああ! 今回もモチーフありそうだけどなんだろう……? と思っていたのですが、あの両サイドのウイング感は確かに!

◆只野凡人さん
 >意識不明の恋人を救う,不治の病を治すという願いは、普通の人間には解決できない問題であり
秋山や北岡が“奇跡”を願う事で、ライダーバトルに臨む(賭ける)説得力を持たせているのに対して、そこを外す事で、俗物性を強調している(そして破滅に説得力を持たせている)のは、佐野の上手い仕掛けですよね。
 >この回をみてから重要な決断をする時、「それは命を賭けるだけの価値はあるのか」を判断基準にするようにしました
見ている側にとっての、置き換えやすさ、が作品終盤において佐野の印象的なところであったなと思います。