東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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1/20付けレス

 本日は追いかけ中の『ギーツ』感想を書きました。なんとなく、現状『ギーツ』に自分の感じている物足りなさの正体が掴めたかなと。

桃は村へと流れ着く

◆ツチグチさん
 >ソノーズの変化と馴れ合いについては、残りでうまく昇華してほしいなと。
次回、正統派(?)の脳人が出てきそうなので、そこの対比で、上手くラストへ向けて繋がっていってほしいですね。基本、ソノーズは好きなので、未来へ希望を持たせる存在になってくれるのは嬉しいので。
 >雉野は、ラインを越える一方で、ヒーローの部分を見せる(今回だと生身でヒトツキからソノニを守るところ)
みほちゃんが絡まないと、基本善良、というのが実に厄介ですよね(笑) その在り方を、この物語においてどう位置づけるのかは、楽しみです。
 >ドンブラザーズが残り5話で、タロウ、脳人、獣人、雉野といった面々の「変化」をどのように描くか楽しみです!
未だ集団としての目的さえわからない獣人は、いよいよ次回に焦点が当たりそうですが、ここまでホント、大変楽しませてもらった作品なので、鮮やかに着地を決めてほしいですね!

◆ピンクまさん
 >注文した料理と実際に来た皿が大きく乖離していても、あぁそういうもんなんだで流す自分がおります。
作風といえば、ホント、作風なんですよね……(笑) その「期待の裏切り」が、上手いところに行き着いてほしいですね。
 >ソノニ関連でももう少し跳ねてもよかったのに、嘘をそのまま告白は面白みに欠ける部分ではありました。
個人的にはもうちょっと、グチャグチャした感情が噴出してほしかったのですが……ただ考えてみると、新たに得た人間の感情についてそこまで複雑に出力できない、というニュアンスはあったのかもですね。
 >まぁ何より問題は初の全員変身ですが、いくらなんでも奇をてらいすぎでした。
どうも「変化球」そのものが目的化してしまって、物足りない感じになりましたよねー。
 >前例がないことがバズる話題となってしまうわけで、時代の流れもあるのかなと。
話題性は話題性で必要ではありますが、「現象の意味」ではなく「現象そのもの」がウケてしまう事に、作り手が乗っかるのはどうも、あまり良くない感じですよね……。
 >ただまだ恋愛の絡れの作劇は終わってないわけで、本作最大の関心事として期待したいと思っています。
あれこれやりつつ、制作サイドがソノニを可愛く描く事はやめていないのは、いいところですね(笑)

◆ヘイスタックさん
 >初期の要素が再び拾われるようになったのは良かったのですが
この辺りは前作の反省があったのか、前作より早めに視線を向けてくれたのは良かったですね……おっしゃる通り、いずれも道中で放り投げ加減だったのが痛いですが。
 >ジロウの見えていない所で素を出していた事に対して、ちゃんと納得のいく説明がつけられるのかちょっと不安です(笑)
ルミちゃん、記号的人物が、不意打ちで奥行きを出してきたのが印象的だったので、上手く拾ってほしいのですが……(笑)
 >バランスが悪過ぎて説得力を発生させる事ができなかったように思います。
ソノーズとドンブラ、次に会った時に対話するのか戦闘するのか、個人と個人で交流が発生するのか……というのが“書いてみないとわからない”ものになってしまった為に、毎度毎度、どっちに転がってもいいようなものにせざるをえなかったツケが出てしまったのは、残念でしたね。色々と、決定的な踏み込みの遅れが、マイナスに出てしまったエピソードだったなと。
 >今週になった途端「完全なままのタロウと違い、変化した側の存在」
これがあったので、冒頭のソノイとソノザは、ソノニ退場が心境変化の大きなきっかけになった後の姿なのかな……と思っていたら、ミスディレクションでした……。
 >雉野は一見愛妻家ぶっていますが、結局のところ「自分にとって都合の良い人形」が欲しいだけなんでしょうね。
かなり意図を感じる駄々っ子キックでしたが、ツル獣人がそう仕向けていた部分もあるかもとはいえ、ここに来て雉野が、真っ当な大人になりきれてない者として描かれているのは、きっついですね……雉野夫婦の見え方が「反転」していると思うと、実に『ドンブラ』らしくはありますが。
 >ヒーローと大衆の相互補完関係において、「架空⇔現実」「聖⇔俗」という関係性を逆転させ引っ繰り返す狙いがあるのではないか
井上敏樹が長年やってきた事とも繋がりますし、その見立ては面白いですね。「祀り」をどう位置づけるのかは、今作の中心的要素として、きちっとやりきってほしいところです。
 >正体発覚に絡んで何かイベントがあるわけでもないと、えらく中途半端なカードの切り方になってしまいましたよね…
引っ張った分のハードルが上がっている状態で、そろそろ終電の時間なので……みたいになってしまったのは残念でしたよねー。
 >ヒトツ鬼はホント初期平成ライダー怪人の直系って感じですよね。
そう見ると、田崎監督なんかは、あまり無機質に描くとアンノウンやミラーモンスターになってしまう事への危惧が、やりすぎに出たところはあるのかもですね。