東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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1/18付けレス

 本日は『龍騎』メモを書きました。

俺の使命俺の宿命

◆ヘイスタックさん
 >爆発反応装甲の存在を知ってからは、それの攻撃転化版、と捉えられるようになって、割と受け入れられるようになりました(笑)
成る程、本人は「体」と言っているけれど、実際は表面を覆う特殊装甲が衝撃を受けると反応する、実質的な物理反射系(笑)
 >今回の舞台となったのは吉見百穴で、数々の特撮作品に登場している特撮ロケ地のメッカですね。
印象的で使い勝手良さそうだなーと思いましたが、あれこれ使われている場所だったのですね。
 >マサル君にとってジローがヒーロー失格になった時、実際にサブローが「ジローの代わりのヒーロー」として機能している
マサルの掘り下げにも上手く繋がり、サブローのこの使い方は非常に鮮やかでしたね。
 >次作のワルダー同様、悪側のキャラを通してヒーローへの懐疑論を展開する手法がここでも見受けられますね。
視聴順が逆になった為に、どうしてもワルダーの印象の方が強いのですが、今作においては“不完全な正義”と“完全な悪”を対比し、次作においては“完全な正義”と“不完全な悪”を対比している、のはセットで面白い事やってますよね……何故かどちらも、そこに至るまでが獣道に過ぎるのですが(笑)
 >退治すべき怪物を喪失した英雄はもはや英雄として成立できない
こう見立てると、英雄/怪物、の表裏一体性とも繋がっていて、神話的観念をも取りこみつつ、ヒーローとは何か? について踏み込んでいて、その後に多くの影響を残したのも納得です。
 >この辺にもハカイダーアンチヒーローの金字塔として人気を集める要因の一端がある気がします。
強い・悪い・格好いい! ばかりではなく、或いはむしろそれ以上に、“存在としての悲哀”を背負ったキャラであり、その事自体が“ヒーロー”について考えさせる、というのは実によく出来ていましたね。オリジンを見て良かったハカイダー、でありました。
 >そのようなテーマ性を背負っていたハカイダーが2週間後にはもう”アレ”
『01』ハカイダーに至る人格変貌の流れについては割と納得はいったのですが、それはそれとして、あまりにも容赦の無い舵の切り方は改めて恐ろしいですね……(笑)