東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
旧ダイアリー保管用→ 〔ものかきの倉庫〕
特撮作品の感想は、順次こちらにHTML形式でまとめています→ 〔特撮感想まとめ部屋〕 (※移転しました)
HP→〔ものかきの荒野〕   Twitter→〔Twitter/gms02〕

抱きしめなければ生き残れない

20年ぶりの『龍騎』メモ・第36話

(※サブタイトルは本編中に存在しない為、筆者が勝手につけています。あしからずご了承下さい)
◆第36話「再会」◆ (監督:石田秀範 脚本:小林靖子

  • 「そのまま迷わず、戦い続けろ……」……オーディンの消滅後、病院では容態の持ち直した恵里が意識を回復するが、まだそれを知らない蓮の背を雑踏の中から見つめるのは――神崎士郎。
  • デッキの描写などから、概ね、神崎士郎=オーディンではあるのでしょうが(直接の「変身」シーンは、今のところ無い)、なにぶん神崎士郎なので、オーディン要素は、神崎士郎1/10ぐらいでしょうか。
  • 優衣と真司は恵里の回復を蓮に伝えようとして探し回るが、連は護送中の浅倉を狙って動き、その浅倉は隠し持っていた(一旦、胃の中に収めた……?)メタルゲラスのカードを取り出すと護送車の中で召喚する隠し芸。
  • 浅倉は護送車を強奪するとカードデッキも取り戻して逃走し、刑事ドラマの文脈といえますが、今見ると凄く、カーチェイス大好き作品。
  • 暴走モードの蓮には優衣ちゃんの平手打ちが飛ぶと恵里回復の連絡が伝わり、真司は警官隊を叩きのめした浅倉とミラーワールドで戦闘を開始。
  • 「いつ終わろうと知ったことか! 今戦えればそれでいいんだよ、俺は」……刹那的に闘争の快楽のみを求めるのが実に浅倉ですが、以前の北岡先生の「無駄に生きてて嫌い」発言は、満たしたい欲望は山ほどあるのに余命いくばくもない北岡にとって、生命力が有り余っているのにそれを戦う事にしか向けられない浅倉は「無駄に生きている」ようにしか見えないのだな、と成る程納得。
  • 龍騎がサバイブすると、王蛇に召喚されて走ってくるメタルゲラスは、なんというか、ダークロボット系の可愛さ(笑)
  • 突撃ダイビングヘッド(考えてみれば、召喚者の方が角扱いで敵に突っ込んでいく凄い技だ……)をサバイブドラゴンの尻尾にはたき落とされて、あっさり無効にされる王蛇だが、逆にテンションを上げるとキメラ融合し、戦え……戦え戦え戦えぃ!
  • だがその時、新たなカードが発動すると融合モンスターが凍結され、飛び出してきたクマじゃなかったトラのモンスターによる奇襲攻撃で引きずり殺されそうになった王蛇は、辛うじて脱出。……危うく、新ライダーの踏み台になって突然死するところでした。
  • ……タイガ、名前からしてわかりやすくトラモチーフですが、爪のインパクトが大きかったり、契約モンスターの体型の印象により、時折、素でクマと間違えるので、クマって書いていたら、脳内でなんか混ざっています。
  • 龍騎ライダーズのファイナルベント、基本、「ライダーキック」から派生している都合といえますが、自分が弾になる系が目立つ中において、盾に隠れて一斉砲撃のゾルダはやはり異彩かつインパクトがありましたし、モンスターと協力して曲がり角で待ち構え、引きずられてきたところを憧れのあなたにパンを咥えてフルスイング! は見せ方に変化がついて面白い必殺技。
  • 王蛇が気絶すると白虎のライダーは無言で去って行き、時間切れ消滅しかけた王蛇は龍騎によって外に運び出されると浅倉として警察に連行されていくが……一体、真司は、どこから出てきたのか(笑) (※二人とも、警官隊が乗ってきたパトカーからミラーワールドに入った)
  • まあ、「入った所から出る」設定は、凄くあやふや通り越して、ほぼ有名無実になっていますが……。
  • 蓮は意識を取り戻した恵里の病室に辿り着いて再会の抱擁をかわし、果たして、彼のその手は汚れているのか。
  • 連の問題が解決してほっと一息、も束の間、突如として優衣がミラーワールドに引きずりひきずりこまれ、ずっと病院で寝ていた女に全てを持って行かれるわけにはいかなぃぃぃヒロイン力をアピールして、つづく。