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鯖じゃなければ生き残れない

20年ぶりの『龍騎』メモ・第30話

(※サブタイトルは本編中に存在しない為、筆者が勝手につけています。あしからずご了承下さい)
◆第30話「悪夢」◆ (監督:石田秀範 脚本:井上敏樹

  • 元秘書・浅野めぐみから「婚約不履行」で裁判を起こされそうになる北岡が人生の危機に陥り、何故かおもむろに半裸を披露する真司と蓮。
  • 前回に続いて大幅にコメディ路線に振られ、常日頃の反動で思い切りやってほしいというオーダーでもあったのか、癖の強いトンデモゲストキャラも含めて、もはや『超光戦士シャンゼリオン』寄り(笑)
  • 「ホントつまらないなぁ。ま、返すのもなんだし? 吾郎ちゃん……後でこれ……捨てといて」……前回以上に割り切った作りで、立て続けに繰り出される馬鹿馬鹿しい展開が「面白い」と「開いた口が塞がらない」の間を激しく行き来するのですが、掴みの一撃でぐいと引き込んでくるのは、さすがの手並み。
  • 憤然と否定する北岡の姿に、真司たちは成り行きでめぐみから話を聞きに行き(回想シーンは基本ギャグで展開)……結果、満面の笑みで祝儀袋を差しだす秋山、「ま、式には呼ぶなよ。面倒だからな」、生き生きとしているな、秋山。
  • めぐみはそそっかしいトンデモ秘書(井上敏樹が伸び伸び手癖で書くとこうなる感満載。ちなみに『シャンゼリオン』にもトンデモ秘書回あり)だったが、吾郎ちゃんを上回るかもしれない武闘派としてボディガード兼任で雇われていた事が判明し、北岡の密かな趣味は、日曜朝のお茶の間では、言えない。
  • 色々あって、結婚の約束はデタラメだったと白状しためぐみは、実は不治の病であった事を告白し、この時点で、だいたい予想できる通りの真相に。
  • めぐみを狙っていたイノタテモンスターは、ギミックも面白かったり割と強かったのに、龍騎に雑に倒され、めぐみの病気は早とちりで解決。
  • めぐみの話をベースに北岡糾弾記事を書いていた令子は、さすがに、超雑に、謝り、ギャグ回の犠牲といえば犠牲なのですが、この2本、令子さんの人間としての好感度への配慮、ゼロ。
  • とにかく天災は去った……と胸をなで下ろす一同だったが、編集長が雇った新入社員が、浅野めぐみ、の悪夢再び、でオチ。一応、女子社員雇おうかな……とぼやく編集長の姿が中盤に挟まれているのが布石になっており、そんなところは、巧妙。
  • サブライターの立場上、秋山辺りには遠慮が見えるところがあります、北岡はある程度フリーに使える駒という事なのか、いわゆる夏休み展開で大暴れを見せ、前回今回は多分全て、タイムベントの反動。次回――浅倉再来で時空のねじれは元に戻るのか?!