本日は『キカイダー』感想を書きました。
猪突猛進
◆aquapastelさん
>このくらいのペースでやられ役用の怪人を出しておくのは必要なことなんだろうなとは思います
怪人がただのお邪魔キャラになるのは残念ですが、出して倒す事で付くメリハリはあるので、その辺り、バランス配分は悩ましいところですよね……そう見ると、『ドンブラ』の過去作モチーフ鬼というのは、劇中の扱いが雑な回でも、プラスアルファの趣向と存在感を与えられるアイデアなのだな、と改めて。
>ここまでで出てきた中だと特にデッドリマー(エレベーターで人を襲っていたメガネザル
あれは演出も冴えて、いいモンスターでしたね! 尻尾が拳銃になるギミックとか遊び心があって好きでした。
>ワイルドボーダー(真司が逮捕された回に登場したイノシシ)
モチーフの特徴を上半身に集中させて、面白いデザインでしたね。ひたすら体当たりを繰り返すのも加えて、印象的なモンスターの一体です……まさか、アルティメットクウガのパンチより威力があったとは(笑)
“向こう側”から来て人をさらっていく怪異、としてのミラーモンスターは見せ方次第で結構面白くなるので、もうちょと凝る時間があればな……とは思うところです。
>芝浦に比べて見ている時の感じの悪さ、というものも少なく、ここまで来ると次はどんなことをしでかしてくれるんだろう、
>という一種の期待も持たせてくれて、長期に渡って出す悪役キャラの作りの上手さを感じさせられます。
フィクションにおける、大きな嘘よりもむしろ小さな嘘の方が引っかかる事があるのに似ているというか、芝浦レベルだと不快感がどんどん増すばかりなのが、浅倉レベルまで行くともはや寓意的な「悪」そのものに近づいていく……みたいなのは、上手く作られてますよねー。