東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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9/21付けレス

 本日は、引き続き一ヶ月ぐらい遅れの『ドンブラ』感想を書きました。

サイドマシーンでやってくる

◆urahiro003さん
 >正直gmsさんには合わない作品かなと思っていたので、想像してたより好意的な感想になってて良かったです。
私も正直、合わない傾向の作品かな……と思って見始めたのですが、色々考えていくと、「どんなヒーロー」と「どんな悪」の部分がハッキリしていたので、作品の全体像が受け止めやすかった部分があるかもしれません。
 >ジュウレンジャーと子どもたちとの交流が一貫して描かれていたのは見ていて気持ち良かった部分です。
出だしだけなんとなく……になりがちな部分を、最終盤まで作品の基礎としてこだわり続けてくれたのは良かったですよね。これにより、ジュウレンジャーとはどんな戦隊(ヒーロー)なのか、が雄弁になりましたし。
 >反面バンドーラはそれを脅かす存在として一年間君臨し続け
そして、それに対する悪が設定された事で、子供の存在が単なるギミックではなく、全体のテーマと繋がったのがお見事だったなと。
 >ジュウレンジャーを利用してバンドーラ更生計画を立てていたのではないかとひっそり疑念を募らせております。
大サタンの窓口としてのバンドーラをどうにかしないと永劫の戦いが繰り返されるばかりなので、大獣神ならそれぐらいの罠は仕掛けていそうですね……(笑) 東映駄メンターの系譜にありつつ、人の倫理観とか持ち合わせなくて当然、という実に厄介な存在でした(笑)
 >また本作で好きなのは、レッド単独パワーアップの先駆けであるアームドティラノですね。
デザイン的な格好良さに、魂を引き継ぐストーリーも綺麗に乗って、良いパワーアップでしたね!

◆ガチグリーンさん
 >ゆるキャラ揃いのダーク破壊部隊の中でも、特にマンガチックな見た目してますよね!3頭身だし(笑)
だいぶ残虐行為もやっているし、分裂ギミックも面白かったのに、良くも悪くもデザインのインパクトが強いですが、ブルなのかコングなのか、と考えていたら、公募企画が元だったのですねー。
 >これ恐らくゲリラ撮影ですよねー 昔の作品だとたまに見れますけど、当時のリアルな街の雰囲気が感じられて嬉しいですね!
道行く人々が完全に、通りすがりっぽいですものね……1970年初頭の渋谷駅前の様子が窺えつつ、「ドラマ」とは切り離された無関心さがストーリー上の要請と合致していて、面白いシーンになってますよねここ。
 >『孤独のグルメ』なんかを観ていても、ドラマなのに通行人の顔にボカシが入っていて萎えます
あー、それはちょっと辛いですね……。
 >凄く危険な事してるのに、なんの意味もなさそう……(笑)
順々に登ってどうするのかな、と思って見ていると、順々に降りていくという(笑) 『バロム・1』もでしたが、今見ると基本的にもっさり気味のアクションながら、話が進むにつれて、作品独自の強調部分や緩急がついてくるのは、面白いところですよね。
 >つまり身寄りがなくなった少年はアイビー星人に拾われて、子供のために狂気の科学者と戦う正義のヒーローになったんですよ!(笑)
凄く綺麗に繋がりましたね……(笑) 地球人に恋をしたのは、つまりそういう事だったのでしょうか!
 >組織名やボスの名前を連呼する仕様なのはいかがなものかとは思います(笑)
ダーク、割と律儀に悪の秘密結社やっている所は好感が持てるのですが、現場のコンプライアンスに重大な問題がありますね(笑)
 >名前も良いですよねー「カーマイン」ってのが洒落てます
通常、子供の語彙にはなさそうな言葉を敢えて使ってくる背伸び感、というのは一つ魅力ですよね。
 >後に『01』での落ちぶれたギルハカイダーを観せられても「まーギルの脳使ってるしなぁ……」と妙な納得感があったわけです(笑)
ああ確かに、『01』ハカイダーの萌芽と見ると、腑に落ちますね(笑)
 >伊上脚本がとにかくテンポ重視なだけに、余計にもたついて感じます
これまた『バロム・1』の時も感じましたが、話の内容とか整合性とかはともかくとして、いい時の伊上脚本のリズムとキレはやはり、頭二つぐらい抜けた鋭さがありますよねー。
 >(このアイデア出しの才能が、後に『ズバット』の日本一対決に繋がっていく要素なのかなと)
キカイダー』として忍術合戦的なものも感じる要素ですが、成る程、その視点は面白いですね。
 >「カワサキマッハIII500・GTスペシャサイドカー」なる代物で、世界に2台しかない超貴重品!最高時速180キロ!
おお、リアル夢のマシンだったのですね! ……そして、色々と笑い事にならない東映の仕打ち……。この辺りの社風は、先頃表に出てきた問題とも繋がる感じで、いかがなものか、というのはどうもありますよね……。
 >このあどけない少年が20年後には、頭火山のバカ幹部になるのかと、やるせない幕引きとなり……(笑)
それは……物凄く、やるせないオチになりましたね……(笑)
 >悪の女幹部を多く演じた藤山律子さんです!珍しく良い人の役!
クレジットの名前に覚えがあるような……と首をひねってはいたのですが、ゼノビアでしたか!
 >レッドコンドル君、赤いのは頭部だけで、どちらかというとシルバーなのでは……とにかく次回の感想も楽しみにしています!
ありがとうございます。レッドコンドル、壁画というか彫刻というか、かなり記号化されたデザインがどんな動きを見せるのか楽しみです(笑)

◆ギガンさん
 >〝スマイルプリキュア!〟の再放送が行われると思われます!(まだ確定では無いので違っていたら恐縮ですが…)
お薦めありがとうございます。香村さんメインのシリーズも録画するだけしてまだ見られていなかったりするのですが、田中さんの演出は好きなので、再放送始まるようでしたら、ひとまず録画してみたいと思います。

◆aquapastelさん
 >一応「カクレンジャー」の脱衣回には「魔剣とパンツ!!」という回があります。で、その脚本はと言うと曽田さんな訳ですが(笑)
そ、曽田さん……!(笑)
 >しかし曽田さんと言うと、逆に服が脱げなくて苦心する「チェンジマン」の「虹色の少女アイラ」も印象深い回です。
そういえば、そっちの方向もありましたね。80年代のメインライターとしての物量とアベレージから、その前後、70年代・90年代のサブライター仕事まで、どこを見ても、こんな引き出しもあったの?! と思わされる、脚本家ですよね。
 >思えばこのマスクマンからファイブマンまで、年に数回ちょくちょく年齢層高めのロマンティックやエキセントリック寄りの脚本
長石×藤井だと、『チェンジマン』時点で、女性メンバーの悲恋ロマンス回を情感たっぷりに描いておりまして、ここからの恒例みたいな感じですかね(笑) 80年代戦隊における、このコンビの化学反応は、後に結構影響したのかな、と思うところです。
 >今回の感想でも触れられていた「シャンゼリオン」のような癖のあるギャグの存在も一役買っているとは思いますが(笑)
個人的に『シャンゼリオン』は、『クウガ』『アギト』の前章として、重要な作品だと思っています(笑) 同期の『カーレン』も合わせると、丁度この時期、高寺Pと白倉Pが、いっけんコミカルな作品で、「ヒーローって何?」をそれぞれのアプローチで掘り下げているのは面白いところだなとも。
 >「愛の告白をするなら今だぜ」は名台詞に事欠かないケンプの台詞の中でも抜群の破壊力でした(笑)
悪の幹部2回目の広瀬さんもはまりにはまって、ケンプはホント、いい悪役でしたねー。