本日は『キカイダー』感想を書きました。
龍と駆ける
◆ギガンさん
>龍騎…昔から大好きな作品ですが、もう20年も前の作品という事に戦慄しております…
この時期の《平成ライダー》は、ドラマの見せ方から新しい切り口を色々と模索している事もあり、近年の作品とは掴みの作りからして全然違うのも、驚きますね。
>肉体・精神的にヒーローの資格の無い人間でも仮面ライダーになれる例を作った事が龍騎のエポックメイキングな点であり
当時は相当に変化球でしたが、今見ると《平成ライダー》史において、大きな分岐点になった一作ですよね。その辺りも、今回は気にしながら見たいな、と思います。
>アイテムが外付けという事にはどんな人間でも変身出来るという点を作中・メタの両面から補強する意図があるのでは無いか
内部から「変わる」のではなく、あくまで外側から力を「与えられている」意味づけと上手く合致する、というのはやはり意識としてあったのでしょうね。結果として、ライダーと固有武装が紐付けされる事で、個々の武器デザインが非常に面白くなって、『龍騎』というのは、個々の武器がかなり魅力的な作品だったのだな、とも改めて。
>そこにあえて前二作では使われなかった〝仮面ライダー〟の呼称を解禁しているのが非常に悪質に感じられます。(笑)
大人数ライダーとかライダーバトルとか、反発必至の要素を押し出すと同時に、「これが今日の“仮面ライダー”なんだ!」を劇中で明言してくるのは、良くも悪くも白倉Pな感じですね(笑)
>仮面ライダーギーツ
『龍騎』配信が、20周年合わせとしてはちょっと遅くなったのは、このタイミングを狙っていたんですかねやはり(笑)
>これからも感想を楽しみにしております!
ありがとうございます!
◆ヒュウガ・クロサキさん
>戦隊シリーズは「七人の侍」のような一定のフォーマットがあって、それをベースにしているからある程度型にはめて作れるところがあると。
現在、そこに大きなメスを入れている真っ最中でありますが、やはりこの、強固な型があるので、工夫もいるが意外と自由度もある、のは《スーパー戦隊》の強みですよねー。
>本当の意味での平成ライダーらしいメンタリティは真司からという気がします。
良くも悪くも立ち上がりの“重さ”に繋がっている要素とはいえますが、だいぶ色々忘れているので、ここから真司がどう描かれていくのか、楽しみにしたいと思います。
>同時に「ドラマとは何か?」と改めて向き合うことになったのがこの「龍騎」であり、単なる「好き」だけではやれなくなってきたと仰っています。
《平成ライダー》そのものが、ヒーローフィクションにおける「ドラマ」をどう描くか? を試行錯誤していた真っ最中だった事も含めて、難しさのある作品だったのですね。
>今見直すと一々カードセットからやらないといけないため動作にもたつきは感じられますね。
後の『ゴセイジャー』はこのもたつきがしばらく、テンポの悪さとして目立ってしまいましたが、ギミックとしての面白さはある一方で、実写としてどう見せるか、の難しさはやはりありますよねー。
>「ヒーローが持つ力の代償」
ライダーバトルというインパクトを入れつつ、こういった点は形を変えながらきっちり抑えている作りですよね。