東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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8/4付けレス

 本日は『タローマン』感想を書きました。NHK+その他で配信中!

べらぼうなゆめはあるか

◆ピンクまさん
 >シュールな映像作家の藤井亮さん(先日渋谷パルコで開催された大嘘博覧会でも糸井重里とシュールな大嘘世界を作り上げてました笑)
これまで存じ上げなかったのですが、こういう虚構世界を作る事を、他でもやっておられたのですね。
 >そして我が敬愛のミュージシャン山口一郎氏(サカナクション)が出演してるんですね!?
現在youtubeで公開されているものだと、山口一郎さんの登場パートが入っていないようなので、可能ならNHK+の配信で見るのが良いようです。
 >神としての振る舞いはあまりにも最低ですね。意味のない試練ばかり与えるのはいい加減見ている側もストレスが溜まります。
やはりあまり、神とか近くに出すものではないなぁ……とつくづく(笑)
 >でもねぇ、やっぱそれでもブライはいいやつで、死に際は何度見ても私は号泣してしまうんです。
私はどうしても組み立てで見てしまうので、出力もそれが先行するのですが、“復讐に狂っていたヒットマン”が、“地球と子供たちの未来を守るヒーロー”になって去って行く物語として、美しかったなと思います。
 >最後の車屋のシーンで子供がいないのを確認して安心する姿も泣けますね。
それまで死の世界へ連れて行かれる事に狼狽していた姿との対比も鮮やかで、爽やかで良かったですねー。

◆ガチグリーンさん
 >オススメしといてなんですが、この作品で感想書いてくれるとは思ってなかったので嬉しいです(笑)
私も実のところ、特に感想まで書くつもりは無く軽い気持ちで見始めたのですが、「いざ、出鱈目な事をやろうとしても、どこかで見たことのあるものになってしまう。」の一節はメモしておかないと! と強い衝動で(笑)
 >彼の名言でテーマを纏められると「アレ?なんか良い話だったのでは…」と、このふざけた内容でも普通に感動してしまうという……(笑)
岡本太郎に関しては通り一遍以下ぐらいしか知らないのですが、岡本太郎に対する、興味の導線として切り取り方が巧いなーと思います。
 >私の中では存在しない記憶を嬉々として話すヤバい人という認識になってしまいました(笑)
あのパートは、本当に素晴らしいと思います(笑)
 >他の奇獣がわりと元ネタまんまの立体化の中、コイツは人型へのアレンジが絶妙ですよねー
『ウル○ラ怪獣図鑑』に混ぜておくと、そのまま騙せそうだな、という(笑) 話の内容も割と本家にありそうな感じで、そういう意味でも完成度が高かったですね。
 >『衝撃ゴウライガン!!』
タイトルは覚えがあるのですが、そういう感じになっていた作品なのですね。ある時期の、抜け落ちていた作品は、じわじわ埋めていければなーと思います(そんなのが多い……)。
 >当時全盛期だった格闘ゲームの要素
『メガ』序盤もですが、格ゲー要素は後に見ると、だいぶ、??になりますよね……(笑) これはもう、仕方ないのですが。
 >『ダイレン』は『ダイレン』にしかない魅力があるというか、オンリーワンいうか……
今作の場合、最も挑戦的で実験的とさえいえる要素がストーリー構造だったので、そこが後年のシリーズ作品に引き継がれにくいものにはなってますよね……“未成熟なヒーロー達”“複数の縦軸がバラバラに展開”といった辺り、『ドンブラ』が精神的に後継している部分はあるのかもな、と思っています(そこに井上的クロスが加わっているので、作風としては全く違うものになっていますが)。
 >最終回とか未だに最高だと思っているんですが、これ今初見だったら絶対そんな感想になってないのは自分でも分かるので、
 >当時好きになって良かったなと思ってます(笑)
『ダイレン』の最終回は、未だにどう捉えたものか悩ましい一本だったりしますが、今作はそこもまさに、“その人のどんな時期に触れたかで大きく感触が変わるタイプの作品”なのでしょうね。

◆もりみやさん
 >いやー、『TAROMAN』面白いです。ここ数日、ヘビロテしていて、耳に残る主題歌が脳内で延々ループしてしまっています(笑)
完全に狙い澄ましていますが、物の見事にじわじわ来ますね主題歌……(笑)
 >「古いものを小馬鹿にして冷笑してたり」だとかっていうのが、殆ど感じられないのが良いと思います。
ここは今作、見ていてかなり気持ちのいいところですよね。確固たるコンセプトを元に、あくまでもそういう架空の現実として描いているのが面白いな、と。
 >ただの70年代風パロディだけだとこうはならず、岡本太郎氏の格言という芯があるからこその出来なのかもなぁとも思います。
テーマ性がメチャクチャ強い事で、短時間にパロディを詰め込みながらも、1エピソードが1エピソードとして成立する、というのが見事なアイデアになってますよねー。
 >合間のCMの「岡本太郎展」自体は本物の宣伝
……てっきり、嘘CMだと思っていました……(笑)
 >「タローマンファンへのインタビューコーナー」がカットされていて残念でした。
パロディとしては、このコーナーがあってこそ、“スタイル”そのものの模倣として完成していると思うので、それはだいぶ残念ですね(NHK+への誘導……?)