東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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スーパークールにボウケン(びしっ)レッドが!

好きな戦隊メンバー色別ベスト5(赤青編)

 各色系譜振り返り企画と一緒にやっておけば良かったのでは……と、一通り書いた後になって気がついた、タイトルそのままのおまけ的な企画です。例によって例のごとく、今日この日のベスト5であり、三ヶ月後に何も見ずに選ぶと変わっている場合があるものとご了解下さい。特に、順位はだいぶ流動的です。雑談ぐらいの内容ですが、思ったより長くなったので、ひとまず赤青編。

-レッド編-


 第1位 『超力戦隊オーレンジャー』オーレッド/星野吾郎
 第2位 『動物戦隊ジュウオウジャー』ジュウオウイーグル/風切大和
 第3位 『轟轟戦隊ボウケンジャー』ボウケンレッド/明石暁
 第4位 『警察戦隊パトレンジャー』パトレン1号/朝加圭一郎
 第5位 『侍戦隊シンケンジャー』シンケンレッド/志葉丈瑠

 まずはなにより、未だ我が最愛の戦隊レッド、オーレッド/星野吾郎。群がる戦闘員を蹴散らすどころかマシン獣と多脚メカまでまとめて撃破する伝説のバラノイア100人組み手から、何者かを問われて天に向かって広げた手を掲げての決めポーズまで、戦隊史上に残るキレキレの第1話で衝撃のデビューを飾り、忘れられない存在に(笑) 濃いめの美男子にして、超人的な戦闘能力のみならず、カリスマ性溢れるリーダーな点もポイント高く、思えば私の隊長属性は、星野吾郎によってもたらされたのかも。
 「あちゃあ! ほあちゃあ! 超力ライザー!」
 ジュウオウイーグル/風切大和は、極めて真っ当な人格の主人公をストンと好きになった個人的に珍しいパターンですが(大体、悪役や脇役に目が行くので)、山場の風切大和に外れなし! な、劇中の盛り上がりとの同調具合が、大変しびれるレッドでした。基本、爽やかで善良な人格ながら、怒った時に凄く格好いいのが、香村脚本と相性が良かったなと。
 「おまえが証明したんだよ。 覚えてる限り、ずっと繋がってるって!」
 3位以下は割と混戦で、恐らくその日の気分で6位以下も含めて順位が変動するのですが、今日の第3位は、戦隊レッド界の名言製造機・ボウケンレッド/明石暁。感想本文でも書きましたが、中盤ぐらいまでは私の中で“面白い人”カテゴリだったのですが、「俺が選んだんだおまえを!! この、ボウケンレッドが!」が最高で、好きなキャラに昇格(笑)
 溢れる無敵の自己肯定力! 迸る人間的圧力! 意外と見えていなかった人の心! 話の成り行きで想定よりも面白寄りになってしまったのではないかという気がするのですが、歴戦の脚本陣により、それが絶妙な愛嬌になったのが、お見事でありました。
 4位は、テントを背負った人間火薬庫・パトレン1号/朝加圭一郎。生真面目で一本気、熱血漢で猪突猛進だが基本的にバカではなく、判断力も思考力もあって他者との距離感も図った上で、そうするべきだと思った時は無茶をする、香村さんのバランス感覚の結晶みたいなキャラクター。
 作品としてはそれ故に、他の脚本陣が微妙に動かしにくそうになってしまったのですが、基本的な立ち位置は「快盗に翻弄される警察官」ながら、そこにとどまらない奥行きを見せて作品に厚みを与えてくれたのが、何より素晴らしかったです。個人的には、ヤドカリ回などで垣間見せた暗黒面がクローズアップされるような終盤戦も見たかったところではありましたが。
 「……俺がすべきは、己のプライドを守る事じゃない。人々の安全と、平和を守る事だ!!」
 そして5位に、侍クリーチャー・シンケンレッド/志葉丈瑠。怪物性を宿したヒーロー、って結構好きなのですが(ここ10年だとMCUキャプテン・アメリカとか)殿と圭一郎は、そういう路線のレッドとして好み。『シンケンジャー』は、作品構造の“ひっくり返し”も用いて、割と《スーパー戦隊》としてそういったテーゼを上手く持ち込めた作品だったかな、と。まあ結構、裏技や飛び道具を駆使しているので、後続のシリーズ作品ではあまり上手くいっていない面はありますが。そういう点でも、戦隊レッド史において不動の存在感を得たとはいえそう。
 ……人目が無くなると、ちょっと緩くなるところも好きです(笑)
 「あ。ここ……どこかな?」
 ……並べてみると80年代リーダーが不在になったのですが、恐らく、その時代の完璧超人型リーダーへの好き度が全て、星野吾郎に統合されています(笑) 後、竜馬さん(『特警ウインスペクター』)。

-ブルー編-


 第1位 『超獣戦隊ライブマン』ブルードルフィン/岬めぐみ
 第2位 『快盗戦隊ルパンレンジャー』ルパンブルー/宵町透真
 第3位 『特捜戦隊デカレンジャーデカブルー/戸増宝児
 第4位 『天装戦隊ゴセイジャー』ゴセイブルー/ハイド
 第5位 『ジャッカー電撃隊』ダイヤジャック/東竜

 第1位は、聖女級ヒロイン・ブルードルフィン/岬めぐみ。女性メンバー二人体制下における武闘派枠とアイドル枠を一人に統合した、80年代戦隊女性戦士のハイブリッド究極形態と言える存在を森恵さんが見事に演じきり、凜々しい美貌と鋭い知性に、いざとなったら「めぐみさん可愛い」で強行突破も図る割とトンデモなキャラクター性に最後まで説得力を持たせる事に成功してみせました。歴代の戦隊女性メンバーというくくりでも、トップクラスに好きな一人。
 「だから私も、16歳のおんなじ気持ちに戻って、精一杯、剣史にぶつかってみたいの」とか言い出したのに傑作回になるのは、多分めぐみさんだけ。
 5人選んでから消去法で順位をつけていったら透真が2位に来たのですが、二枚目のお兄さん系、落ち着いた性格で声もいい、と基本的に好みのキャラクターであります。……だけに、彼女となんとかしてほしいとは切に。
 「店の全メニューに挑戦した結果、パンパンになった腹に、何故か飛んできたキツツキが激突!」
 ……格好いい台詞も多い筈なのですが、振り返ろうとすると、どうしても大和屋脚本回に浸食されてしまう業。
 毎度毎度の事ながら、ホージーさん好きなのか? と問われると、う、ううん……好き……なのか……? となるのですが、忘れがたいキャラクター性、という面では、個人的に戦隊史上屈指の存在になってしまいました。
 (姿形は変わっても、戸増宝児は永遠に不滅なんだ!!)
 どこをどう切り取ってもホージーさん、という点では本当に凄いキャラ強度だなと。
 ゴセイブルー/ハイドは、落ち着いた年長者で参謀的役回り、と好き要素強め。『ゴセイジャー』感想が短期集中だった事もあり、ベスト5に入れた割には、これといって印象深い台詞が思い出せなかったりはしますが、最大の特徴だった相棒不在に関するエピソードを前半に軽く終わらせてしまい後半に跳ねる要素が不足してしまったのは、勿体なかったなと改めて。
 「地球を育む大海の力!」
 第5位には、任侠物の流れを汲むアウトロー系ヒーロー・ダイヤジャック/東竜。やはり第1話における超絶名シーン「サイボーグにならんか?」の印象が強烈なのですが、やたらめったら強いジョーカーとの魂の繋がり、遺産相続人となった少女との淡いロマンス、少年野球チームでのいいコーチぶりと、エピソードにも恵まれて格好いいキャラでした。
 「俺はな、わからせてやりてぇんだよ。みんなで努力すれば、必ず勝てるって事をな」

 続きは、忘れない内に。