東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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 いやはや、ここ一週間ほど、完全に、活字(による物語)吸収モードに入っていて、時間があると小説を流し込むみたいな事ばかりしていて映像作品のインプット→アウトプットを中心に、出力回路がほぼ停止しており『ゼンカイ』最新話もまだ見ていなかったりするのですが、そろそろ活字スイッチが落ち着いてきたので来週ぐらいには平常運行に戻れればと思っておりますハイ。
 遅ればせながらレスをば。

1/28付けレス

◆あきさん
 >アスナに至っては自分の方が辛い立場なのにノエルを積極的に慮ってお礼を言うというルパパト本編にはなかった温かいアプローチ
わざわざ海のリュウソウ族からお宝を取り寄せてくれたり、いい子全開でしたね。後、コメントをいただいた流れで成る程と思ったのですが、ラストシーンでメルトがルパンソウルにやたら喜んで感謝を示すのも、『ルパパト』本編での「欠落」を踏まえてのシーンだったのですね……。
 >警察の信頼を得る展開
結局ここが、ごそっと無くなってしまいましたからね……後、ヒントを与えすぎると、「圭一郎たちが事情に気付かないのがおかしい」となってしまうのは、「基本的にどのキャラも考えるべき事を考える」&「できる限り視聴者に誠実であろうとする」姿勢ゆえの落とし穴になってしまった面もありそうですね……。
 >使わない理由は結局つかさが胸の内で「人間じゃないから使えなかったのか」と思うにとどめ
この辺りは割と露骨な布石を置いていたのに、明確なポイントにならずに残念でしたね。
 >正直10yearsでまだアルセーヌ復活に固執するノエル36歳とか彩を待たせ続ける透真34歳とか考えたくないので早めに何とかして欲しいですね。
なまじ実現の可能性があるだけに、いやそれはちょっと……てなりますよね……。
 >VSを乗り越える過程でノエルの事情を警察も知る展開が必要になると思いますが
魁利兄たちを取り戻せるなら取り戻す、のは一般市民の救出という事で圭一郎らも納得しそうですが、それこそアルセーヌ復活に関しては否定的になりそうで、根幹部分のバッティングも難しそうですよね……(その場合、ノエル周りの設定が違っていた可能性もありそうですが)。
 >テコ入れ後はそれまで以上に、極力警察が快盗やノエルに助けられているとは見られないようにとの配慮を強く感じていましたので。
いざ動かしてみてからの色々があるので何が正解だったのかは難しいですが、「善良で好感は持てるが四角四面で融通が利かない警察が、搦め手で常に一歩先を行く快盗に出し抜かれる基本コメディリリーフ」的な構造を立ち上がりで選ばなかった(ないし《スーパー戦隊》ではやりくかった)事が、巡り巡って作品の身動きを封じたのは、辛い皮肉でもありますね……。
 >ノエルの共闘への思いが1度も労われることなくマイナス面を強調されたのもその一環
両戦隊を「繋ぐ」可能性の土台となっているのは間違いなくノエルの一方で、最終的に「繋ぐ」のは魁利と圭一郎であってほしい、みたいなのがあって、ブースターとしてはめこんだノエルが、(テコ入れによってそう見えてしまった部分も含めて)繋ぎ目としては飲み込みにくくなってしまった、のもちょっとノエルの立ち位置の不幸な部分であったかな、と思います。
 >「ルパンブラック」「マイナス1号」というダブルレッドの闇落ちを予測させる音声
二人とも、危うげな要素は幾つか散りばめられていましたし、宇都宮P好みでもあるので、その可能性もあったのは納得です。
 >「VSを貫いた」はスタッフ側にしてみれば短期間での軌道修正の嵐の中でルパパトがなんとか格好つく形で着地出来る結末だったのかもなあと思うと複雑です。
ああ成る程、放映当時の状況を考えると、安易の妥協策に流されずに、とにもかくにも「VSだけは守った」と見た方が良いのですかねー。
 >おそらく管理人さんは未見のファイナルライブツアー(香村脚本)で最終回後も警察官で信念も健在なノエルを見ているから
私はそこが抜けている、のは今作におけるノエル観に一つ違いとして出ていそうですねー。咲也とノエルは基本的に波長の合う二人ですし、10年経つ前に何かあると、ホントいいですね。

◆ヘイスタックさん
 >本編では快盗達やルパン家の間で絆や情が芽生えるのを「成長」のように描いていましたが、こうして見ると、
 >「新たな呪い」に縛られるようになってしまった、という側面もあるのかもしれませんね。
「情があるから助けたいから縛られる」からルパンレンジャーがスタートしているので、そのルールを覆しようがないまま、「VSは続く」の構造と嫌な形で噛み合っている感じですかね……。
 >それ故に「永遠に決着つかず」のまま幕を引くしかなかったのかな、とは思う所です。
これはこれ、なのですが、そこ乗り越えるアクロバットが見たかった、がやはり個人的な心残りなのですよね……これは一種の、無い物ねだりであろうと自覚はあるのですが。