本日は、『リュウソウvsルパパト』感想を書きました。集中力が尽きて書き切れなかったので、二分割の前編となります。
古典との距離感
◆MOPさん
>クイーン(特に初期作)はさすがにもはや「時代小説」の類いなのでしょうね。
そうやって受け止めた方が良いのでしょうね……聡明で紳士的であるエラリーが、聡明で紳士的だからこそ、ナチュラルに差別する立場、というのが、久々に読むと本筋以外で考えさせられてしまうところでした。
>めっちゃ心配しているクイーン警視と、二人をめっちゃ心配しているヴェリー部長刑事が激萌えでした。
クイーン親子や、それを取り巻く刑事達の、ぶつくさ言いつつ、思いやりのある関係は、いいところですね。特にクイーン警視の、息子の思わせぶりな態度に苛々を見せつつも、息子の機嫌が悪いと気になって仕方のないところとか(笑)
◆羽毛布巾さん
>個人的に一番の“無”は、この回の記事にもコメントにも登場してないガオーンだったりします。
あー……確かにガオーン、ファーストインパクトでもあった特殊な性癖が落ち着き、差別問題が取り除かれた以降は、取り立てて触れる場面の少ない「オール70点」みたいなキャラになってしまっているところがありますね……。
>身を挺して皆を守る個人回の除けばまともな役回りがないように思えています。
意図的にやっている部分もあるのでしょうが、考えてみるとゼンカイジャー、基本的に全員が介人にべったりなので、個々人の「行動によるデコボコ」が生じないところはありますね。そしてガオーンは、キャラとしての尖った部分が消えてしまったという……キカイノイド勢はそれぞれなんとか、もうワンポイント付けばいいのですが。