東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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1/6付けレス

 本日は『コスモス』最終回感想おまけを書きました。『ガイア』『ネクサス』の話を含む感じの脱線系。

コスモスの空へ

◆ころさん
 >復活した怪人たちの中にシュバルツ様がいたのを見てシュバルツ様はあの死に方で往生したんだから復活させられるのはちょっと…
 >と思ったんですがオチを知ってなんだそういうことならヨシとなった映画でした
シュバルツ様、割と目立つ位置に立っていたので、私も、んんん? と思ったのですが、悪役軍団の扱いに多少もやもやっとする部分はありつつ、一応、配慮のあるオチなのは良かったですね。

◆もりみやさん
 >明けましておめでとうございます。前年は大変楽しませて頂きました。今年もよろしくお願いします!
ありがとうございます。こちらこそ、よろしくお願いいたします。
 >「現実」に対する番組の基本スタンスが、夢を支える足場ではなくて、夢を阻む障害という扱いだったかな? と。
「現実」があって、そこから「より良い未来」にしていく為に「夢」があるというよりも、夢想の正当性を主張する為に「現実」はひとまず「見えないところに置いておく」ものになってしまったのが、後々まで修正しきれませんでしたよねー。これについては、太田脚本の「時の娘」でさえ、現実=夢をせせら笑うネガ存在、みたいな扱いになってしまっていましたし。
 >一部スタッフが現実と向き合う話を入れてきても、上からそこでストップが掛けられていた感も、ところどころに感じます。
今作ところどころ、隣の道に鉱脈が見えるのでそっち掘りたいんですけど……に対して、そっちは行かないで下さい! と許可が降りなくて宙ぶらりんに、みたいな節が見えますよね。作品の得た人気を考えると、一つの正解ではあったのでしょうが。(スケジュールの問題だったのかもですが)長谷川さんなんかは、その反動で『ネクサス』出してしまったのかなみたいな(笑)
 >両親役に映画らしく大物俳優を配してしまったので、気軽にテレビでは扱えなくなったのかもなどと思ったりもします。
キャストだけ確認しましたが、成る程、TVだと気軽には出せそうにないですねー。こう見ると、序盤に里帰り回を入れたのは『ガイア』の改めて秀逸なところであったなと。
 >映画が3本もあって、全部本編扱い
作品世界の土台をどう考えていたのか、という点で、前日譚映画は特に気になっているので、機会があれば、見られればな、と思います。

◆aquapastelさん
 >65話という5クール分の作品の長さは、このブログとしてもかなり長い部類(どころか最長?)でしょうか。
『ゴレンジャー』を途中リタイアしているので、単独作品だと最長な気がします。
 >全体的なコンセプトが従来のシリーズが持っていたお約束事と相性が悪い部分があり
考えてみると『コスモス』も『ネクサス』もセオリー崩し、という点では共通しており、平成三部作で一定のやる事をやった後に、00年代に何をするのか、の模索があった感じですね。シリーズとしては、そのバッティングの解消に時間が少しかかった感じで。
 >コスモスらしさも加味すると、ともだち回が良かったと思います。
あの回は映像的な見所もあって、らしさの出た良い回でしたね。同じ大西さんによる、ある種の最終回だった第49話「宇宙の雪」にもいえますが、『コスモス』のふわっとした作風は、本質的には「メルヘン」と相性がいいのだろうなと。
 >大西さんは人間転送機回が微妙な出来でしたが、メインとなるエピソード群で安定して「コスモス」の軸を固めてくれており、いい仕事でした。
終始、やりたい事・やれない事・やらないといけない事、のバランスを見据えながら、要所要所で、『コスモス』はこういうのをやりたい物語、を示してくれたのは良かったですね。
 >やはりウルトラシリーズの醍醐味は「誰もが知っているウルトラの戦士(や怪獣達)」
私はこの再利用方針がどうも苦手で、円谷作品としばらく距離を取ってしまった理由だったりしますが、現在では完全にシリーズの作風として確立しているので、貫いた強み、となってますよね。今でも勝負可能な怪獣デザインの資産そのものは、素晴らしいと思いますし。
 >ちなみにコスモスの当時の放送枠(TBS系土曜午後6時)での後番組は「機動戦士ガンダムSEED
『SEED』(未見)は、この頃の作品になるのですね。怪獣保護活動の直後が、戦争ロボットアニメというのは、なかなか、ですね(笑)

◆Sさん
 >こちらの感想でウルトラにも興味が出て、全65話に怖気付きつつも視聴しましたが、見れて良かったです。
そう言っていただけると幸いです。
 >主人公に感情移入がし辛く、のめり込めませんでした。
世評的には成功したようですが、ムサシの“純粋な子供の夢”感覚を好意的に見れるかどうかは、世代なども出てちょっと分かれそうなポイントですよね。
 >逆に1話毎の完結性や、毎回オリジナルの敵が出てくることの方がかえって新鮮でした。
今は逆に、こういう作りが少なくなっていますものね。話数も話数だけに、90年代作品に比べると予算減とは聞くものの、最終的には贅沢に感じる作品でありました。
 >特に毎回の怪獣のデザインは面白く、楽しみでした。
怪獣デザインは全体的に良かったですね。話の内容は微妙だったけど、怪獣は良かった、がちょくちょく(笑)
 >最終回を見返してコスモスとムサシの(多分子供の頃からの)交流の暖かさ
ラストの二人の締め方は結構好きなのですが、道中もうちょっとこの二人のやり取りがあると(シリーズ的にまだ、ウルトラマンをあまり喋らせたくない頃であったのでしょうが)、また違った面白みが出ていたかもですね。師弟バディ物というか。
 >歌はOP・EDとも好きになりました。特にEDが何と言うか透明感があって、美しい世界観だなあと。
OPは作品テーマを高らかに歌い上げてしっくり来ましたし、EDは、前期後期ともにじわじわ来る系かつ、劇中での映像との繋ぎ方が良かったですねー。