東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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11/12付けレス

 本日は『トリガー』感想を書きました。

悪魔はあくまで悪い奴なのか

◆kanataさん
 >一輝や五十嵐一家を苦しめたいなら、彼はまず何を押しても、自分が大二自身だと主張すべきなはずなのですが。
意識的に、幼児性や自己顕示欲が強い、といったキャラ付けなのかなと思いたいところですが……満を持して表に、という形だった割には悪魔的な外道さが弱くて、肩すかしになってしまいましたよね。
 >ここまでしつこいと一周回って、実は本当に大二本人なのじゃないかと疑いたくすらなってきます。
バリバリに正体バレている仮面キャラみたいな……(笑)
 >(バイスが何者で一輝のどこから出てきているかも明示されていない以上、大二が元から悪魔そのものという可能性も、実際ありえなくはないわけですが)
ここが凄くふわっとしているので、大二のみならず、「実は○○は最初から悪魔でした!」はやってきそうで、ちょっと不安ですね。
 >「悪魔と同化した人間を助ける方法」をカゲロウが出てくるより前に提示してしまっているのは、手ぬるいとしか言いようがないよなと。
どうもこの辺り、進行上必要なギミックと、物語のサスペンスの連動が、うまく行っていませんよね。次から次にあれこれ出さないといけない事に、スタッフが割り切りすぎているというか。
 >そしてついでに、さくらの描写がふわふわしすぎているのも気にかかります。
さくらは、後々仮面ライダーにしたいんですかねー……。昭和における、怪人はともかく、戦闘員よりは確実に強いサブキャラ、みたいなイメージなのかもですが、特に拳銃を持った誘拐犯を制圧はやりすぎて、劇中のパワーバランスが歪んでしまいましたよね。

◆KindoNichiyoさん
 >「単なるモブに矢柴さん?」とビックリしていると、前回再登場するなり怪しいムーブをかましたと思ったら今回登場しない
特別出演みたいな感じだったのかな……? と思ったら納得の再登場でしたが、怪しげにするなら連続で出して存在感を強調しておくとかは、やってほしいですよね。
 >なお、私は空手道場にいるのが息子とは全く気が付きませんでした(笑)。
私も消去法からの推測なので、次に別の場所に出てきたら判別できない自信がありますが、思わせぶりな要素なら、もっとハッキリわかるようにしないと、なんにも効果が無いですよね……。
 >例えばリバイスのピンチを生身の大二の活躍で切り抜けるといったお話を描いておくことで印象が全然違ってきますよね。
五十嵐家はこうだ、という作り手の前提が先行しすぎてしまって、大二の存在感とか、好感の持てる部分とかを一度、視聴者に印象づける仕掛けは欲しかったですよねー。
 >お母さんが絶体絶命のピンチなら大二も命がけででも変身したんじゃないかという気がするので、
 >あの場面からして描き方に疑問を感じてしまいます。
あくまでカゲロウの言い分、というのはあるのでしょうが、話の都合で大二に不利な状況をセッティングした後で、後から一輝に問題があるように言うのも、あまり美しくないですよね……。
 >1話か2話完結のゲスト絡みの事件を解決していくフォーマットの方が馴染むと思うのですが、なぜそうしないんでしょうかねえ。
ここ数年、シリーズとしてどういったフォーマットが良いのか模索している感じはありますが、過去に出した解答を越えられずに、もがいている感じはちょっとありますね。
 >案外本当にいい奴で、今後大二のパートナーになるとかだったらちょっと脚本の出来を見直すかも(笑)。
予告を見る感じでは、早くも……になりそうなので、大二と折り合いを付けて、ちょくちょく表に出てくる、みたいなのは期待したいです。

◆橘まことさん
 >今回の件で「常識があるのに奇特な人間を装っているだけ」とレッテルを貼られてしまったのが致命的だなあと。
以後、多少変な事やっても、でも根は普通だからな……となってしまって、キャラの捉え方が全然変わってしまいますものね。そしてそこが、全体で連携取れているのか不安なのが『リバイス』の現状であり。
 >「4話で一輝がライダーをやると宣言したことが、大二が潜在的に抑えていたカゲロウに付け入るトリガーとなった」
望月Pも個人的にあまり相性は良くないのですが、ちょっとちぐはぐというか、それを劇的にする為には、大二の書き込み方が違ってたのでは感がどうもありますよね……。
 >面白そうな芽が出てきたかな、と思った側から焼畑農業されていく作り方、早く改善されるといいのですが……
今のところ、そこを広げてほしいな……というところに限ってさっくり摘み取られていくので、何か、伸びてくれればいいのですが……。
 >今回登場した詐欺グループ、マジイエロー&カジキイエローに加え柿原さん
マジイエローだけわかったのですが、他もゆかりのキャストだったのですね。坂本監督はどうしても、自分の趣味を押し出すイメージが強いですよね(笑)

◆noizecehigicさん
 >今回のように出来の良い方に「お前のせいでああなったんだぞ!」と突きつける作品は、私の場合、
 >今作で初めてお目にかかるので、一輝がそこをどう乗り越えるのかは楽しみです。
今のところ、本当の大二はそんな奴じゃない、と否定するばかりですが、一輝側の心情の変化も、巧く盛りこんでいってほしいですね。
 >温泉回でデメリットしかない「正体バラシ」をしたのは本当にもったいないと思いました。
フリオの道場潜入はかなり面白い要素だと思っていたので、あっという間に御破算になって本当に残念です。「アキレス腱は二本ある」のもいいセンスだったのに、残り一本をキープせずに、ほぼ、作戦忘れて、ドッキリカメラノリだったよな……と。
 >ショックを受けるステイシーが、「一輝と同じことをしても敵わない大二」と重なってしまい
あー……それは確かに、続けて見ると結構来ますね……ステイシーちょっと、弟キャラっぽいところありますし(笑)

◆Dさん
 >さくらの台詞も含め、五十嵐家は「一輝にならいくら負担をかけても良い」と思っている節がありますし。
一輝にかかる期待と負担、はいずれ爆発させる意図があるのだろうな……と思いたいところですが、この数話、期待を裏切られる展開が多くてだいぶ不安になってきています(笑)
 >「バイスは抑圧された一輝の自己防衛の具現化なので、自分を守らせる事を無意識に最優先しているのではないか」
カゲロウという変則パターンも合わせて、この辺り「悪魔とは何か」がだいぶ曖昧なままなので、あまり引っ張りすぎずに、踏み込んでおいてほしい要素ですね。
 >「不自然を積み重ねて、それをいずれ爆発させる」と言う作風は、単にガバな部分が混ざると伏線としての効果が落ちるので
相当丁寧にやらないと、いざ爆発に辿り着いた時のプラスよりも、道中のマイナスの方が遙かに大きくなって、実は○○だったからいいわけではない、になりがちですものね……。
 >単純な話の出来もそうですが、販促との兼ね合いとか、現場のアドリブとかもあって、どうしても脚本の思い通りともいきませんしね。
良くも悪くも、ヒーロー物の脚本家には、そこの帳尻合わせ能力が求められますよね。
 >実際フリオの件は、諸田監督が勝手にやっちゃったんじゃないかなと言う疑念が……。
正直、諸田監督はそういう事やってしまいそうなイメージが……(笑)