東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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7/7付けレス

 本日は『コスモス』感想を書きました(前後編)。今回は面白かった。

鏡よ鏡

◆iwatakaoさん
 >ものかきさん苦手そうだなあと思いながら視聴していたところでした。
まさにどんぴしゃりで、苦手なタイプの回でした(笑)
 >イフェメラ回は工場破壊に関しては悪意がないのと被害は別問題ですし
悪意が無くても壊してしまうところに「怪獣」と人類との間に横たわる大きな問題があるのに、保護の最前線に立つ人達がそれを無視、はいただけないですよねー。
 >怪獣はそこにいるだけで脅威だから怪獣なのだというのも一つの事実ですし。
これを大前提とした上で、どう共生していくのか、を描いてくれるなら飲み込みやすいのですが、そこが抜け落ちて、怪獣の都合を積極的に優先されると、んんん? と、なりますよね……。
 >コスモス世界の世論
わざと空白にしてきた部分もあるのでしょうが、『コスモス』世界における一般的な怪獣観がハッキリしないのも、今回は悪い方向に転がりましたね。
 >変な話ですが、それこそ70年代のミラーマンの方がリアリティを感じるんですよね。
米ソ冷戦を背景にしていた時代の作品が40年50年経って、テロの時代の身近な脅威感覚と繋がって受け止めやすくなっている、というのはあるのかもですね。極端にいえば、悪の秘密組織の絵空事感が減じているというか。
 >残酷かつ非道なインベーダーの行いを目の当たりにし、戦う決意を、わずか3話目で固めて"しまった"んですよね。
戦い“しかない”に導く作劇は、この時代的でありますねー。
 >優しさよりも脅威に対する断固とした姿勢の方が自然と受け入れやすいのは、この時代に余裕がないからなのか、
 >それとも創作としてもそちらの方が当たり前だからなのか、少し考え込んでしまったところでした。
『コスモス』の場合、「寛容」に至る積み重ねが足りなくて、「怪獣も命だから守る」という部分で逆に思考停止してしまっている部分があるのは、コンセプトから楽な方向に行ってしまった感じもあって、ちょっと勿体ないと思うところです。