東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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5/17付けレス

 本日から『ウルトラマンコスモス』感想はじめました。
 配信が1話2週間なので、感想は軽め前提ならいけるかな……と皮算用していたのですが、衝撃の事実が……!(笑)
 あと皆様、前日譚映画の情報、ありがとうございます。

全65話……!

◆アクションさん
 >ヒーローの俗物さを序盤から出して徐々に聖性を出していく白倉さんの作品群と比べるとかなり異色に思いますね。
今作に関しては、俗から聖へ、ではなく、聖から俗へ、を意識的にやっている構造なのかなーと。
 >ヒーローとしてはギルスとG3として葦原さんとG3が絡み合う。
アギトの代わりにギルスが撃たれて、北條さんを守ったG3とギルスが激突! は実に今作の真骨頂という感じで面白かったです。
 >涼に関してはG3とアギトの立ち位置を奪う感じでしか絡められず悩んでたそうであかつき号をピックアップして行ったそうです。
20年ぶりに見たら、思いの外、涼がまるまる出てこないエピソードが多くて驚いたのですが、涼があかつき号事件に触れていく事で、現在の事件を追いかける(追いかけざるをえない)氷川くんに対して、過去の事件を追いかける涼、というのは巧い振り分けになりましたね。
 >そう言った経緯を考えて見てみるとこの中盤に入る前のこの段階からそれが大体この辺りから強くなったと思います。
確かにこの辺りは、主要キャラは揃った、翔一くんのやる事は決まっている、次は氷川くんと涼をどう振り分けながら物語を進めていくのか……をあれこれやっている感じはありますねー。
 >G3にボコボコにされるギルスというのでG3=弱いから脱却
が、ガス弾の影響ですよきっと……!(笑)
 >18話ではG3側の話としてリーダーの小沢さんの独裁が終わる(笑)
G3ユニット激震! という形で、司管理官は妙に印象深いキャラです(笑) 小沢さんもちゃきちゃきぶりが面白いキャラでしたが、ちょっと揺らぎを入れてくるのは、手堅いですねー。
 >寓話感の強いウルトラマンでガイアの怪獣も生き物と云う部分を更に勧めた作品ですのでそこが合うのか…
この辺りのテーマはちょっと不安要素ですが、のんびりモードで見ていきたいと思います。
 >結果ウルトラマンと以前会ってるけど視聴者はそれを知らないと云う展開になりました。
割とこの手の、視聴者と劇中人物が持っている前提情報にズレがあるまま進んでいく、みたいなのは好きなので、面白いアプローチだな……と思ったのですが、スタッフとしては予定外だったのですね(笑)

◆あきさん
 >この並びに良識と占いを加えても、仮に名前がなくても誰の反応か分かるキャラ立てに改めて感心しました。
基本が出来て土台が強いので、多少ぶっ飛んだものが出てきても柔軟に受け止められる、というのはさすがですねー。
 >そのあとに「なんか、かっけえなって」とうっとりされるとゴーカイジャー好きとしては「・・・わかってんじゃん」と悪い気しなくなるのが狡いです(笑)。
この辺り今作は、こういうのが格好いいんだ! と、スーツだったり揃い踏みだったり、戦隊の特性を、開き直り気味に肯定していくスタイルなのは、見ていて気持ちの良いところですね。
 >「カシワモチカシワモチカシワモチ・・・」と連呼していて、ルパパトのシャケ回の狂騒を思い出しました(笑)。
この数年のスーパー戦隊、ネットを意識した拡散に関しては割と上手く行っている印象がありますが、色々な数字に繋がってきてくれるといいですね……。
 >彼はこの正義も悪もトチ狂った世界に余裕で適応いやむしろリードしていけると確信しました(笑)。
伊達に色々な世界を渡り歩いていないというか……(笑)
 >ヤツデさんの台詞が小気味よくも切実で笑いました。登場人物が多くなってもこういう所で楽しく存在感を発揮出来るのが上手いですね。
戦隊メンバー同居人としての並外れた部分はありつつも、突飛になりすぎずに地に足の着いた感じがあるのか、ゼンカイメンバーを見守る立ち位置として、今のところかなり上手くはまったキャスティングになっていますよねー。
 >地球に着くなり「この星のお金がないよ」とルカの宝石を売って資金調達してからカレー屋に入った本家の宇宙海賊たちがお行儀良すぎて
この対比、かなり狙ったのでしょうが、『ゴーカイ』知っていると面白くなりましたね(笑) 意外とそういうところは厳しかったのでしょうか、アカレッド

◆もりみやさん
 >自分は、合わないと思った作品は完走出来ないので、本当に大変だったかと思います。
まあ、あまりやると、不健康な見方になる場合もありますしね……ちょこちょこと、ああ成る程そういう事か、と思えるものがあったので、自分なりの着地は出来て良かったです。
 >だから尚更、想い入れ過剰になっていたかと思う点はありまして、度々ご迷惑をお掛けしたことをお詫びします。
私としては、特に気になる事はありませんでしたので、お気になさらず。
 >残された人達の復興と再起を描いている46話後半~最終回が好きで、許しちゃったクチなんですが。
こういう見せ方は好きというのはあり、時間を割いてこのパートを描いたのは、良かったですよねー。
 >確かに、一番メインに据えるべきミッチの描写が薄くなってしまったかもしれませんね。
個人的に、主要キャラの中で最も“今作ならでは”なのはミッチだと思っていて、実質最後をミッチで締めるなら、もう一押し、欲しいところではありました。
 >何故そうなったかを描いていないので、物語としては成立してない、という感じでしょうか?
私は、そのプロセスにこそ説得されたいというか、そこにある“物語”でぶん殴られたい派なんですよね(笑) それでぶん殴ってくれれば、多少ぶっ飛んでても納得できる代わりに、着地点だけ出てきても欠落が気になる方で。
 >キャラに好感度があると、ある程度は粗があっても脳内補正してしまうので、先にキャラ好感度を稼いでおくのは何よりも大事かもなぁ……と、つくづく。
まあ私も、貴虎兄さんに関してはかなり補正が入っています(笑)
 >ダンスとインベスバトルがちっとも面白くならずにキャラも跳ねなかったのが、最後まで致命傷として響いたのかという印象はあります。
この頃に、ホビーアニメ文法的なキャラ付けが成功して、それが中盤以降に繋がる形になったらまた印象が変わったところもあると思うのですが、長い上にあまり役に立たなかった準備運動になってしまったのは、痛かったですね。
 >やはりぐっさんの顔というアイコンを得て積極的に紘汰を誘惑してくる姿からはそれを感じにくく……
どこまで脚本の意図通りだったか何ともですが、役者さんが絶妙に、DJに対するヘイトを高めたところありますよねー(笑) 殴られても全く悪びれないところまでやってくれれば、逆に愛せたかも、とは思うのですが……。
 >怪人態でも作っておけば殴りやすくなったのかもな、とかちょっと思ったり。
これをやると演出陣が、倒しちゃっていいの? とその気になりそうで、譲れない一線だったのかもですね(笑)
 >結局美味しい目を1回も見なかったし、得たものが何も無かったことなどが、戻ってこれた理由なのかな、とか思ったり。
ああ確かに、利益を得てしまったらその分の帳尻を合わせなくてはいけないが、ミッチはババを引き続けたからこそ、遠回りにはなったが、最後の最後に正道に戻る事が出来た、というのはありそうですね。
 >全部自分が間違ってた! 全部紘汰さんが正しかった! ……と、紘汰信仰が強まっていそうな危うさは感じますが(苦笑)
に、兄さん! 頑張って止めて兄さん……も兄さんで「あいつは立派な男だった」とかやりそうなのが、ちょっと悩ましいですね(笑)
 >この後の呉島兄弟にスポットが当たる、映画『ドライブ&鎧武MOVIE大戦フルスロットル』
呉島兄弟のその後、そのものはちょっと気になるのですが、『ドライブ』も配信で再挑戦予定なので、そちらも見ながら、ちょっと考えてみたいと思います。
 >インベス化やオーバーロードなど、怪人扱いのキャラなら殺すのも殺されるのもいい、というルールが透けて見えるわけで……
この辺り、仕方ないのでしょうが、死ぬ/殺す、必要が出た時に、キャラを怪人側にシフトする(それが視聴者へのサインにもなる)、のは作劇を厄介にした部分はありますよねー。
 >ザック対耀子が、人間が人間を爆殺するという展開になってしまった
その抜け道は、使ってしまって良かったの……? は、最終的に、今作でトップレベルに引っかかる出来事にはなってしまいました(笑)
 >「前日譚を映画で描くこと」を最初から企画に入れた、最初のウルトラマンというか。
第1話を見て、面白い作りにしてきたな、と思ったのですが、そういう事だったのですね。

◆Gimmickさん
 >シリーズの中でもぶっちぎりで話数が多いので、かなり体力が必要と思いますが、感想楽しみにお待ちしております。
話数を知ってちょっとビックリしておりますが、ゆったりペースで見ていきたいと思います。
 >『ガイア』最終回のヤケクソなドンガラガッシャーン!で予算限界突破した弊害かと思いますが、全体的に画が寂しいですね(笑)
特技監督が同じ佐川さんなのもあって、特撮方面はちょっと地味な感じが出てますよね……ウルトラマンの戦闘スタイルも特殊なようなので、どう折り合いをつけていくのか、今後を楽しみにしたいです。
 >実は本編の前日譚、つまり幼少ムサシとコスモスの出会いを描く『THE FIRST CONTACT』という映画があるのです。
前日譚を踏まえる事で、ペンダントとか「勇者」の意味などがわかる、という仕掛けだったのですね。配信があるようなら、見てみたいと思います。
 >レッドとしては少々太ましいけど、キャップとしては貫禄あって良い体型…みたいな(笑)
年齢に合わせた役柄へのシフトは好ましいと思っているので、嶋さんがどんなキャップになっていくのかも、ちょっと楽しみです。

◆iwatakaoさん
 >だから第1話時点でコスモスは伝説の勇者であり、地球人にとってはそれこそ菩薩のような存在なんですよね。
あれは何者?! をカットできて話が早いところはありましたが、いきなり好感度高いな! と思ったら、そういう作りだったのですね。
 >同じように前日譚の映画でファーストコンタクトがあったにも関わらず、最初は地球人に理解してもらえなかったネクサスとは対照的です。
『コスモス』がこうなので、『ネクサス』はそうなった、というのはあったんですかねー。……まあそこから、凄く陰に入ってしまいましたが。
 >よって本作のメインテーマの一つは野生動物たる怪獣の保護であり、その点で好き嫌いが分かれるかもしれません。
割とばっさり行くのが好きなので、この辺りがどうかな、という危惧はありますが、『80』以来の円谷成分を吸収していきたいと思います。
 >主演の杉浦さんの熱演と印象の良さ
個人的に、NHK『やさいの時間』の人のイメージなのですが、20年前、実に、太陽! て感じですね。
 >ウルトラシリーズとしては破格の全65話+特別編3話が制作された点からも、その人気の高さが伺えます。
実は『トリガー』までの準備運動ぐらいの軽い気持ちで見始めたのですが、1年以上続いていたのですね!

◆way-ohさん
 >コスモスについては劇場版の前日譚『THE FIRST CONTACT』がありまして、そちらでムサシとコスモスの出会いが描かれています。
過去の大きな出来事が少しずつ明らかになっていく……みたいな展開も個人的には見たかったですが、本来の段取りとしては、あの少年がこんな成長を! みたいな狙いだったのですね。
 >「地球に住まう怪獣も生態系の一部ならそれを敵として扱うのはどうなのか」という問題が浮上してきて、
 >『コスモス』はその影響下の試行錯誤の段階という話は聞いたことがあります。
『ガイア』もこの辺りはちょっとややこしくなっていた部分はあったので、それとどう向き合って物語を描いていくのか、巧く転がっていってほしいですねー。
 >……で、その逆方向に走ったのが完全に対話不可能な地球外敵性勢力のスペースビーストである『ネクサス』とか。
その辺りの経緯を聞くと、今作を見てから『ネクサス』を見ると、またちょっと印象の変わってくる部分もあるかもですね……。