東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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5/1付けレス

 本日は『アギト』感想を書きました。

舞さん必殺の飛び膝蹴り

◆Sさん
 >舞は怒って良いですよね。自分の夢を捨てさせられて、偶々押し付けられた力を「引き受ける」と言うのはとても理不尽。
こういうところで個人を出せると、舞の印象もまた変わってくるのですが……すっ飛ばしてしまったのは実に勿体なかったなと。
 >ブレイドで剣崎がモノリスを殴ったように、一発入れて欲しかったです。
「(運命の)大枠は変わらない」としても「(キャラクターとしての)行動を見せる」というのは、やってほしかったですよね。
 >声も微妙に違って人間態の目つきも変わり、人を離れた感じがゾクゾクしました。
80年代なら顔に白塗りの化粧でもされそうですが、ちょっと髪を硬めにセット変えた?とか、派手な化粧などはしないなりに、全体の雰囲気はちゃんと変えているのは、いい見せ方でしたね
 >このシーン、城乃内がとても真面で安心できました。彼はまっとうに成長してくれて本当に良かったと思います。
ピエールともども、だいぶギャグに振られる事が多かったですが、ここできちっと大人の側に踏み出しているのが見えたのは良かったですね。
 >凰蓮・城乃内を殺さなかった事といい、戒斗の情を感じてしまいます。
この辺り、ザックの介入もありましたが、ちょっとした未練めいたものも漂いますよね……。
 >世界を壊して新世界を作るのが理想、今の世界に大事な者があるのが現実、でしょうか。
ザックは戒斗のそういうところをわかっている(わかろうとしている)感じがあって、現実も捨てたものじゃない筈だろう、と戒斗に伝えようとしている様子が、どうなるか楽しみです。……これが紘汰の役回りにならないが、今作の特性というか。

◆もりみやさん
 >耀子さんは結局、作中描写だけで判断すると、プロフェッサーが一人で過剰評価してただけという印象に落ち着きますね……
武闘派でやがて戒斗に近付いていく……というポジションは割と面白かったのですが、隠し球を持った万能キャラ、みたいにボトルキープしておいたら、物語の展開に追いつけなくなった感じですよね。
 >シドとかプロフェッサーとかは、役者さんの力もあって、最期まで魅力的な悪役だったんですけどね。
この二人は今作MVP級で、台詞回しなども含めて非常に良かったですねー。
 >ぐっさんがキャスティングされた時点で、存在感も個性もバリバリになることは避けられず
序盤のネタっぽいキャラが実は……という仕掛けはわかるものの、演者さんがいい味出しているが故に、アクが強くなりすぎましたよね……。

◆アクションさん
 >13話はわりとあっさり目にしつつも真魚周りでの物語も加速化して来てます。
真魚ちゃんがいつまでも狙われないのも不自然だったので、2クール目に入ってからの燃料としても、巧い流れでしたね。事件の謎といいビデオテープといい、父親の存在もしっかり関わってきますし。
 >グーで殴ったの?チョキで殴ったの?
チョキは無理でしょ、からの目つぶしの可能性もある、は大変面白かったです(笑) 小沢さん、そんなに出番があるわけでもない割に、毎度パンチ力が高いですよね……。
 >敵のサソリアンノウンも中々造形が良くて好きなので、案外そこまで気にならないのも嬉しいです。
サソリは、口の脇がシャカシャカ動くのが結構好きです。正面から武器で殴り合うのも良かったですね。

◆chi-chanさん
 >すいません、公式名称が「ロード・バロン」なんです…(笑)。しかしこう見ると、極アームズも「ロード鎧武」に改名してもいい気が…(笑)。
素直に、「ロード(になった)バロン」でしたか。極はホント、実質「ロード鎧武」ですよね(笑)
 >ザクロっぽいのは神話でペルセポネがつまんだ果実だからですかね。
今作の背景的にも、多分そのイメージですよねー。
 >説明しづらいですが、世の中には根絶やしに出来ないし殴っても無駄な存在がいるけど、頑張ることは無駄ではないというか。
『鎧武』の良し悪しの一つですが、作り手の側が「殴っても無駄な存在」と位置づけているのと、「劇中のキャラの感情や行動」は別物なのに、「作り手が殴っても無駄だと決めているが故に、殴るシーンが描けない」みたいな印象がどうもあります。
 >逆に迷走するのが「学生」のミッチと「フリーター」の紘汰というのが、何というか物語的に意味があるのかなと。
“大人の世界”と“子供の世界”があって、その“境界”に居る主人公たちを描く、という意識は恐らくあったのかなと。“境界”に居るからこそ、世界の運命に干渉する存在になれるというか。
 >小話になりますが、割とキーパーソンっぽいのに名前不明ってある意味凄くないですが(笑)。
ずっと「謎の青年」は「謎の青年」で、割と困るんですよね……(笑)
 >普通なら翔一君が手紙の宛名から今の名で呼ばれているように、誰かが識別名とか通り名を付けそうなのに
同じような意図なのか、今回改めて見て思った事の一つとして、個体差があろうが別の事件を起こそうがアンノウンも徹底してアンノウンで、“名無しの怪物”である事を貫いているのは、ちょっと面白いアプローチですね。