東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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4/23付けレス

 本日は『ターボレンジャー』感想を書きました。

運命の女神は後ろハゲ

◆あきさん
 >ゴーカイ35話も書いた香村さんの中では、介人の思考回路は走輔とほぼ同じなんだというのは今後のために押さえておこうと思いました(笑)。
歴代の単細胞系レッド、という点で見ると、走輔は割と自覚的に「(観念としての)ヒーロー」をやろうとしていたキャラなので、その辺り介人に近い要素はあったりするのかもですね。
 >食べ物ネタでなら嫌いなキカイノイドたちにも自然にリーダーシップを取れたりして上手いキャラ付けですね。
戦隊のキャラ付けのパターンに則りつつ愛嬌にもなり、キカイノイドとも絡みやすい、と一粒で何度も美味しい見事な設定になりましたね。
 >もしトジテントがジュランの家族達を何らかの非道な目的で奪っていたのなら、同族に倒されるべき悪という説得力が増しますね。
構造上、並行世界にとっての侵略者であると同時に、キカイノイドにとっては同族の邪悪である部分を如何に描くかは意識していそうなので、えげつないネタが来そうで戦々恐々です……。
 >マベが「掴む」をキーワードにしていたので、個人的に35作の「掴む」から45作の「握る」へのバトンタッチだ、と嬉しかったです。
ああ成る程! 言われてみると、手アクション繋がりで重ねてきたのですね。
 >基本的に皆が店番をするのでそのあたりは気にならず一般人との交流も自然に出来て、カラフルの設定は上手いなと。
店内の日常そのものが、融合した二つの世界の縮図として機能する上で、店内が広いので芝居も色々と展開できて、こちらも巧い設定になっていますね。
 >他の方も仰っていましたが、私は今回この、一番頑張ったブルーンにきっちりスポットが当たったのが良かったです。
私は構成の美しさを重視してしまうのですが、確かに、ブルーンへの配慮、という点では収まりが良かったですね。
 >介人がヘロヘロのブルーンを「ずっと1人で片付けてくれてたから」とフォロー
ここのフォローは良かったですね。他者と繋がる事で割とバランスが採れるのは、介人の成長要素になっていくのかなと(なんとなく、少年期に人間の友達に恵まれなかったのでは、という印象があって)。
 >一喝したらその後は「そそっかしいねえ」とサバサバしていて、本当に懐が深い人だなと。
TVの前へのメッセージ含めて、散らかしっぱなしは叱りつつ、別に憎んでいるわけでも怒り続けているわけでもないんだよ、というのを即座に示したのは、非常にいい目配りでしたねー。

◆もりみやさん
 >「まどかの虚淵ならキュウべぇ出して」というオーダーが悪魔合体して事故を起こしたのかなと考えているわけですが
虚淵さんは、良くも悪くも、求められている作風に応える印象があるのですが、それが悪いはまり方した感じはありますよね……。
 >『鎧武』全体に関しては、好感度の低下が文章の端々から感じられて、終盤とは言え大丈夫でしょうか
40話台に入ってから、あーこれ苦手なジャンルだ……が確定してしまいましたが、この上は完結までは見届けようと思います。
 >脚本家の意図と演出家の意図を仲介する部署が機能していないように見えること
序盤から、本合わせなどでお互いのやり方を擦り合わせていく作業が巧くいってなかった感じはやはり強いですよね……そうこうしている内に互いに割り切ってしまって、山積みの語り・ノルマ的なギャグ・それはそれとしてバトル、がどんどんバラバラに詰め込まれてしまった感じで。特に、キャラクターの信念を重視する作風なのに、戦闘シーンで人格の連続性が途切れがちなのは厳しかったなと。
 >そもそもコンセプト自体が駄目だった…あたりになるでしょうか
1クール目のぐだぐだもありましたが、全体としては色々やろうとしすぎてちょっと欲張りすぎたのかなぁ……と。商業展開の要請もありますが、もう少しキャラや要素を刈り込んだ方が良かったのではと思うところです。

◆アクションさん
 >外道も数え役満ですが紘汰を始めとしてピエロも数え役満状態
最後の最後で、その定めから外れられるのか、みたいな狙いはわかるのですが、割とコアの部分で合わない作風だったのは残念でありました。
 >不条理な状況下に対する人間関係を楽しむような作風
この辺りも好みが結構出ますよねー……私はちょっと苦手ジャンルで。
 >肝心の舞の魅力が話の都合感が強くてミッチの暴走自体に乗りにくいのが辛いです。
言ってしまえば、ほとんどの行動が女版紘汰で、紘汰コピーなんですよね……だから唯一、紘汰コピーではない言行を取る戒斗とのやり取りが一番魅力的になる、というのはなんとも皮肉です。
 >せめてプロフェッサーぐらいはサガラの狙いに自力で辿り着いて欲しかったです。
プロフェッサーはプロフェッサーで規格外とはいえ、人間の側からのアクセスが、欲しかったですよね……。この期に及んで、突然出てきて、全部喋って、みんなビックリは、さすがにな……と。

◆Sさん
 >ここは、紘汰は果実を求める意味がやはりわかってないのかな、という印象でした。
個人的には、さすがに紘汰もわかった上で、これまでの動きから戒斗もヘルヘイム排除には同意してくれると思っていたのかな、と。まあそれが戒斗を捉え間違えてはいるのですが、紘汰としても、ミッチと決裂した分、戒斗とは仲間としてやっていけると思いたい気持ちはわかるところで。
 >むしろはっきり敵対宣言をするだけ親切だと思います。
これは大変、戒斗らしい堂々ぶりでしたね(笑)
 >こんな世界嫌だ!という情念をずっと抱えたままなのかな、と。
ここに寄り添って、「力を求める」以外の解決法を見出す……流れにならないのが、良くも悪くも『鎧武』ではありますよね……紘汰はそういう他者のアウトプットと向き合って落としどころを見つけられるタイプではなく。
 >この後のザックがいい奴で、世界全体の仕組を変えられなくても、こういう人がいるだけで周囲は生きやすくなるなぁ
ザックはホント、おいしいポジションにはまりましたねー(笑) すっかり爽やかキャラに見えて、役者さんって恐ろしい。
 >「もう黙っててくれよ」の静かな言い方が印象的でした。
最後の戦いを前に、シャドー兄さんという自身の本音を受け止めた感じはしんみりとして良かったですね。

◆ガチグリーンさん
 >この台詞から人間とキカイノイドの混血という「流れ暴魔」ポジションと予想!
五色田博士の例もありますが、ステイシーに人間の血が入っていた場合、トジテンドが並行世界の人間をさらっている可能性+行方不明になるキカイノイドの件で、不穏な要素がどんどん積み重なっていきますね……。
 >だから変身音声が「邪バーン!」(ジャパン)なのか(笑)
なんて言ってるんだろう……と思ったら、成る程。もう完全に、狙ってますね(笑)
 >実際に発売されていたDX玩具の箱から本物(?)のロボを召喚するのとか、凄く『アキバ』っぽいんですよねー
おお、そうだったのですか。今回かなり、関連作品を手広く視野に入れているようなので、視野には確実に入っていそうですね。
 >合成ではない歴代ロボの揃い踏みが観られて嬉しかったですね!
今季の推しポイントという事で、気合の入ったロボ戦になりましたねー。
 >マジキングが使用したのは「キングカリバー魔法斬り」じゃなくて「ファントムイリュージョン」だろ!とはセッちゃんに言いたい(笑)
バンクシーンを自然に入れながら解説させるセッちゃんの使い方も巧くて感心したのですが、そんなデータエラーが……(笑)
 >本人が過去作のライバルキャラ(「ダークナイト」「シルバ」等)にゴーカイチェンジするとか、もう一捻り欲しかったところです
ファンサービスになりつつ、マニア向け・内輪受けになりすぎないバランス……というのがどうしても難しいのでしょうが、その内バージョンアップして、ステイシーザーから被り物系悪のライバルキャラになるのは見たいですね(笑)
 >今『ワンピース』(『ゼンカイ』の真裏!)に参加してますね…特撮参加はまた別の機会になりそうで、ちょっと残念
あー、それだと無さそうですねー……順調にお仕事もこなされているようなので、興味があればホントいつか見たいな、と思います。
 >凄く香村さんっぽい作品だったとだけ申しておきましょう!(笑)
余裕が出たら、いずれまとめて見たいと思っております。
 >BSでは『ウルトラセブン』4Kリマスター版
なんかちらほら『セブン』の話題見るけど、どこで……? と思ったら、BSだったのですねー。
 >それで言うなら『メガレンジャー』の項が好きです、シーンのチョイスそこ!?て感じで
『メガレン』のあれも、面白かったですね(笑) スチルだけでも構成できそうなところを、ならではの要素として入れてきたイラストが遊び心満載なのは嬉しいポイントでした。