東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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4/2付けレス

 本日は一週遅れの『ゼンカイジャー』感想を書きました。

宇宙には色々と伝説がある

◆尚さん
 >戦隊でサブライターを務められていた頃から既にこういう話を書かれてたということに驚きました。
完全に変身までしてしまうのはちょっと珍しいかも、という気もして、後の井上作品も思わせるエピソードでしたね。
 >流れ者としての矜持みたいなものはヤミマルよりは薄く、だから迷うことなくヨロイの力に手を伸ばしたのかなとも見えました。
キリカの方がこだわりは薄いし、こだわりが無いからこそ、「流れ暴魔」ではなくても、ヤミマルと一緒なのが当たり前、という意識は強くありそうですね。
 >キリカにとってのヤミマルは思いのほか大きく、もう一心同体も同然なのかも知れないなとも取れました。
この辺り、男女の心情の差、みたいなものが織り込まれて、ならではのアプローチになっていたのは、面白かったですね。
 >もしもキリカでなくヤミマルの方にこのような機会が訪れていたなら、どういう選択をしたのかも何だか気になるような話でした。
一人の時なら最強を目指しそうですが、二人になってからは特に「流れ暴魔」へのアイデンティティが強まっている気がして、合体を選ばなそうなイメージがあります。その心情が、最後の台詞に示されているのかも、とも。

◆アクションさん
 >そもそも本音を聞いてあれなのに本音で語ってない
ミッチとの友情はわかるのですが、耳を塞ぐ、みたいな感じになりすぎて、良くなかったですね……。
 >話の筋をもっとシンプルにしとけば良かったと思い、話の衝撃的展開とキャラクターの両方を得つつ、販促もやろう
序盤は、やりたい事はわかるが、仕掛けが遅すぎる印象でしたが、3クール目に入って、商業的な追加要素が入ってきた結果、ちょっと内容が過剰になってきてしまった感じですね……重さはあるが切れ味が足りないというか。
 >マジーヌのキャラを分かりやすくしつつもキレたり、頑張る決心を出したりと細かく積み重ねているのが流石としか言いようがないです。
ちょっとマンガチックにしつつ、スーツだとこのぐらいやっても成立する、という辺りのキカイノイドのキャラ描写は、巧く転がっていていいですね。
 >巨大ロボ戦もミニチュアとCGの合わせで凄く派手になってて、本当にロボを売るってのが画面から溢れてきてます。
予算的にCGがどこまで使えるかわかりませんが、今回の巨大戦は、かなり良かったですねー。
 >何気にマジーヌだけマスクの造形が他と違って口ありなのがちょっと印象的です。
変身したら口が出てきたのは、ちょっと驚きでした。

◆Sさん
 >それでも「この街を守ったのか」「守ることができなかった」等、兄さんにとっては守ることが第一で、そこが変わらないのは尊敬できます。
兄さんは「手段」を間違えてしまったが、コアの部分はヒーローなのが、一貫しておいしいですよね。
 >スカラー兵器用シェルターがあったり、ユグドラシル印の物資が山積だったりする沢芽市から逃げる意味も薄れた気が。
そうなんですよねー。世界全体が似たような状況になると、逆に沢芽市から脱出、というのが微妙におかしくなって……恐らく、ビートライダーズの活躍シーンを入れたかったのでしょうが、後回しにした事でタイミングがちょっと悪くなりましたよね。
 >言われて気付きましたが、気遣う戒斗と堂々とした湊さんコンビは、確かに面白みがありますね。
意外と戒斗が、気を遣うというか、気を遣った結果、出力が他人に理解できない形になるタイプなので、とりあえず耀子さんと一緒に居ると、フラフラどこかへ行かないのはいいな、と(笑)
 >自分の考えを戒斗に通じる言葉で話す舞がいい感じです(「紘汰が…」発言は本当に何だったのでしょう?)。
こっちのやり取りが良かっただけに、せめて前回と順序が逆だったら……と舞にとっては可哀想な事になりましたね。舞と戒斗は、ぶつかりながらも互いを理解しようとしている部分が、良い感じですよね。
 >好きだからこそ、ここで流れるのは勿体ない気がしてしまいました。
倒しきるバトルなら良かったですが、盛り上げるだけ盛り上げて逃げられるバトルですしね……。
 >ノブレスオブリージュを否定されて怒る兄さんに、一貫した価値観と、その信念を世の中で生かせなかった哀しさを感じます。
現実の醜さを紘汰に説く一方で、自分(たち)の理想がそれを変えられると、どこかで信じていた感じが兄さんはありますよね……そこが最終的に、紘汰と同調できた部分なのでしょうが、ミッチを追い詰めてしまったのは辛いところですね。