東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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3/31付けレス

 本日は『ターボレンジャー』感想を書きました。

BEYOND THE TIME

Beniさん
 >80の姿を見て「俺たちのウルトラマンだ」と叫ぶところが象徴的だと思うのですが、
 >ウルトラに限らず、誰しも心の中に原体験としてのヒーローを抱いているものではないかと思います。
『80』という作品への思い出を通して、この、一人一人の持っているヒーロー、を肯定する構造になっていたのは、非常に気持ち良くて良かったです。
 >これがゴーカイジャーより前にウルトラシリーズで作られていた、というところに、円谷プロの先駆者としての矜恃を見る、なんて言うと褒めすぎでしょうか。
円谷プロの存在感でもありますし、この作品の存在が、『ゴーカイ』の後押しになった部分も、きっとあったのでしょうね。
 >みなさんおっしゃってますが、機会がありましたら、ぜひご覧いただきたいところです。
作品のテーマ的に好きそうでもあり、機会があれば通して見てみたいです。

◆ガチグリーンさん
 >今回の特技監督は『80』で特撮監督助手を務めていた鈴木健二さん!
本編に関わっていた方だったのですね。やはりあの蹴りは、外せないですよね!
 >矢的先生の理想と挫折という形に落とし込んだのは良かったですね
もしかするとメタ的な意図も含んでいたのかもですが、こういう形にした事で矢的先生が過去としっかり向き合えたのは、本編に対する誠実さとしてもテーマとして良かったですね。
 >今回の話はウルトラマン80が矢的猛として生徒達と再会する事が重要なので、最後をああしたのは英断だったと思います
あくまでも80としてやってきた上で、最後の最後に再び矢的猛として出会う事を決断する、というのがドラマの流れとしては綺麗にはまりましたねー。
 >「あれはウルトラマン80!俺達のウルトラマンだ!」
仮面ライダーにおける『BLACK』が思い浮かんだりもしましたが、長期シリーズにおけるある種の谷間の作品ならではともいえる強さの出た叫びでしたね。
 >長谷川初範さんも「人気無いし」とか「ウルトラ兄弟にも入ってないし」等、以前は『80』を自虐的に語る事が多かったのですが
長谷川さんにとってもリアルに、過去を前向きに肯定する機会となったのですね……。
 >卒業生のみに焦点を絞り、『80』未見の視聴者にも楽しめる内容にしたのは良かったです!
構造がわかりやすいので、『80』未見でも飲み込みやすい、というのも巧い作りでしたね。
 >エルドラン三部作全てを務めた川瀬敏文監督(4月から20年愛読している漫画『セスタス』のアニメを担当するので楽しみ!)
Zガンダム』の演出のイメージがありますが、川瀬監督も壮健ですねー。
 >ただ面白いけど純粋に子供たちに感情移入はできなくなってますね、保護者目線というか…
そういうのは出ますよね……(笑) それで面白いのは、きちっと作ってある一つの証左の部分もあるのでしょうね。
 >自我を持ったAIというテーマが被りまくっていて、何か理由があるのか?ただの偶然か…ちょっと気になりました
それだけ被っているというのは、パッと思い浮かびませんが、世間の話題的に何かあったんですかねー。

◆chi-chanさん
 >オーブはバーンマイトでメビウスとタロウ(メビウスの師匠がタロウで両方とも炎属性の技持ち)の力を使ってまして…(笑
あれがメビウス先輩の力でしたか。なんか、赤が強いな、とは思っていたのですが、炎属性だったのですね。
 >無粋な話になりますが、実は生徒サイドの方はオリジナルキャストを呼べなかったそうです。
ああ、そこまでは無理だったのですねー。現役の方がいらしたと聞くと、出て欲しかった、とは思ってしまいますね。

◆タイキさん
 >これを読んだ上で思ったのですが、井上先生はもしかすると「ジェットマン」の時から意識していたのかもしれません。
メインライターを務めるにあたって色々と過去作を分析をした感じはありましたが、伊上さんの作劇法の検証というのも、この頃からやっていたのかもですね。
 >それが「アギト」ではアギト=ヒーロー性、G3チーム=社会性という分類になっている気がします。
この辺り、20年前よりも、劇中の役割分担が見えてきて、かなり計算が窺えるのは面白いですね。
 >氷川君が今のところパッとしないように見えるのも、警視庁チームという組織の中に埋没する新人サラリーマンという位置付けだからではないでしょうか。
考えてみると、氷川くんは元「○○」(まだ本編で触れられていないので伏せます)なので、リアルタイム当時は気に留めていませんでしたが、あれは結構、意識的な名称だったのかもですね……。

コジコジハルさん
 >俊介は推理力は高いが年齢的なことと育ってきた環境からか家族(特に親子)関係の問題があると平常心でいられない
切れ味鋭い名探偵の弱みの作り方と、そこから広がる周囲のキャラクターとの関係性が巧いですよね。
 >玄武塔はトリックは見当ついたんですが犯人は自分の中で犯人じゃないだろと思った人が犯人だったのでわかりませんでした。
『玄武塔』は、シリーズのパターンから、あれかな……? と思わせてからの、終盤の展開が面白かったですねー。
 >あと自分は最近西澤保彦さんの匠千暁シリーズにはまっています(現在は長編五作目の依存を読んでいる最中です)
西澤さんは好きで、定期的に舞い戻る(追いかけ続けるには内容が重いので……)のですが、匠千暁シリーズといえば、『仔羊たちの巡礼』が強烈なインパクトでした。『依存』も忘れがたい作品です。