東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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油断していたら

 続刊を待っていた小説シリーズの約5年ぶりの新刊が10日前に出ていた事に気付き、不意打ちに動揺を隠せない上に、あらすじが期待していた内容のど真ん中過ぎて、えええ、これを読むの?! 読めるの?! 読んで大丈夫なのか私?! みたいな心境になっており、もしかして、最近話題のアニメ映画のファンはこんな感じの気持ちだったのだろうか、とちょっぴり理解できたような気持ちになりつつ、近い内に大きめの本屋に行かなくては、と思っており、本日はレスのみとなります。

3/22付けレス

◆アクションさん
 >北条さんの嫌味な善人キャラが新鮮かつ今見ても好きです。多分、色んな嫌味なキャラの中でも上位に来るぐらいに好き。
最初どうなる事かと思いましたが、北條さんいいですよね(笑) 好きなキャラです。
 >映像音楽殺陣演技の何か1つでも間違えるとヒーローに見えなくなる
パイロット版のアギト、久々に見ると驚くほどヒーローとしての情報が少なくて、それがきちっとヒーローに見えるように撮られているのは、絶妙な案配ですよね。
 >真魚ちゃん初登場シーンで本当に真魚ちゃんが可愛くてそんで翔一君との関係性も好きです。
キャストも良くて、真魚ちゃんは可愛いですよねー。
 >ここの翔一君の愛嬌あるキャラのおかげでミステリアスだけでは終らず
脇の膨らませ方の巧さですが、翔一くんはこういう人なのね……がしっかり伝わってくるのもいいシーンですよね。
 >この人は一応人は守るよと云うのをやってきて色んな人物に色んな側面を序盤から見せてくるのは井上先生の得意分野なので気持ちいい!
警察内部での氷川くんへの厭味と、刑事としての仕事への姿勢は別物、としてきちっと描き分けられるし、それを早い内に見せていくので視聴者も掴みやすい、というのは鮮やかなところですよねー。
 >アギトだけでなく特撮ヒーローと歌あり曲の親密度
この辺りは、積み重ねによる様式美の成立というのもありますが、アギトは決めポーズがいちいち格好いいですよねー。翔一くんの腰バーンは、当時から凄く好きです(笑)
 >今だと仮面ライダーなのにバイクに乗ってる姿を見るのが中々ないのでopだけでもバイクに乗りまくってるのが一周回ってカッコいいです。
確かに、これだけバイクを押しまくっているのは、平成だとこの時期ならではの映像かもですね。

◆アビシャイさん
 >クウガとの矛盾が出た際に番組に問い合わせが殺到して、続編ではないですと声明を出しことになったとか。
制作の内外で、色々と舵取りの難しい作品ではあったのでしょうね……。

◆αくんさん
 >後続の作品のことを考える演出的な意味でクウガの後に続かなかったのは英断だなと感じます
クウガ』に比べると、ヒロイックさをかなり意識的に上げている感じですが、シリーズの長期化を踏まえると、この辺りは白倉Pの嗅覚だったのかもですね。
 >アギトもクウガライジングフォームの没デザインという話ですし、ビジュアル面ではクウガの続編を匂わせているんですよね
そうだったのですか。基本が金色、というのは今見ても珍しいですが、ライジングの名残だったんですかね……。

◆ヘイスタックさん
 >強化の度にサガラから次にどう動けばいいかの指示を受け無償でマジックアイテムを授かる、というパターン
これもせめて、「力」だけ与えて、それを何をするのかは丸投げ、だともう少し印象変わったと思うのですが……敢えて先に方針を示すのを、
 >わざわざ何回も繰り返したのには、絶対に紘汰を独り立ちした一人前のヒーローにはしない!という確固たる意志さえ感じます。
あくまでも流されて動いてくれないと物語の狙いに合わない、という事だったのでしょうねー。合わないとなれば動かしてしまえ、という良くも悪くも柔軟さが持ち味のシリーズで、それは現場とは噛み合わないだろうなぁとは。
 >少しでも「紘汰が自分の意思で選択して、自分で努力して手に入れた力です!」感を醸し出す為ですよねこれ…
演出サイドとしては、そうでもしないと劇的に見せようがなかったというのはあるのでしょうが、露骨な誤魔化し方になってしまいましたよね……。
 >鎧武の強化の仕方にはどこか既視感があると思っていましたが、言われてみれば確かにショウとプラチナムの再来ですね(笑)
ラチナムもだいぶ酷かったですが、贔屓を隠さない分、あちらの方がまだマシに見えてきそうになるという(笑)

◆藤村さん
 >最初の方はそれ自体が作品コンセプトみたいなところがあったので、複数ライダーが当たり前になった今の目で見ると、
 >確かに何がしたいのかよく分からないところはありますね
ああ確かに、今見ると謎また謎すぎる感じがありますが、放映当時だとこのミステリアスな状況そのものがオリジナルの見所だったので、それだけで話を回すガソリンとして機能していた……というのは『アギト』ならではかもですね。

◆あきさん
 >王朝が悪政で、庶民を苦しめていおり同種族でも敵味方はきっちり分けられるという説明があってから主人公の倒す宣言があって、良かったです。
この辺り、介人とジュランそれぞれの立ち位置含め、手堅く抑えてきたのはさすがでしたね。
 >やっぱりこの子には側近くに誰かストッパーがいないと私の心の平安が保てない気がします(笑)。
赤いおじさんは、ストッパーになれるのか、なれないのか……(笑)
 >人間がジュランやガオーンの装備を使って巨大敵に立ち向かおうとした場合に何が起こるのか凄く興味があります(笑)。
銃と歯車の紐付けがどういう段取りか描写されていないので不明ですが、人間が銃を握った場合は、対応する歯車が、人間向けのものに変わったりするのかもですね(拳法系とか忍者系とか)。
 >それとも両親はキカイトピアとの融合と共存を見越していた可能性もあるんでしょうか。
両親が最初からキカイノイドを素材想定だったのかどうかで、色々と変わってくるので気になる部分ですよね……最初からキカイノイドをこうするつもりだったとすると、更に心証が悪くなるわけですが(笑)
 >香村さんとも阿吽の呼吸という感じで、2話は敵も味方も可愛く30分間笑いっ放しで凄く楽しかったです。
とにかく第2話は、凄くキャラクターの面白さが出ていたのが良かったですねー

◆タイキさん
 >これ思ったんですけど、G3って「変身」というよりは「装着」という感じですよね。
個人的には「着化」(ウインスペクター)を思い出したのですが、「蒸着」→「着化」→「G3」と見ると、ローテク化していくメタルヒーローだなと(笑)
 >G3はほぼシームレスで変身前と変身後が繋がってますが、それが分断されているのがアギト、という印象です。
ああ成る程、G3がこういうシステムである事で、アギトの変身前/変身後の断絶が引き立つ、と考えると、そこも非常に良く出来た存在ですねG3。
 >G3はその意味で1つの到達点というか「誰が装着しても性能は一緒」の極致ですよね。
カニカルライダーを突き詰めるとそうなる部分が、狙いとしてはあったのかもですね。あとパイロット版時点だと、装着者としての氷川くんのスペシャル性がこれといって描かれないので、印象強めているところもありますよねー。
 >アギトは逆に変身前と変身後を思い切って分断したことで、いわゆる「RX」のような外連味溢れるプロトタイプのヒーローという感じです。
「変身」と「装着」という観点で見ると、「変身」とは何か、を掘り下げていったところがアギトにはあるのかもですね。それを強調する為にも、翔一くんは、ああいう感じである必要があったのだなと。