東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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1/31付けレス

 本日は『80』感想を書きました。

幻のザックル……

◆愛護郎さん
 >思っているというか、純粋に敵とはいえ、相手がどうなるか考えていないようにしか見えないんですよね。
ままありがちではあるのですが、「守りたい」系のキャラの場合は、もうちょっと描写に気を遣ってほしいところですよねー。特に紘汰の場合、メロンから受けた殺意に脅えて戦いのリアルさを肌身で実感しているという設定だけに。
 >作品としての流れとしても「すべてユグドラシルのせい」で完結しているので、もう乗り越えた扱いで進行していきます。
すみませんがちょっと目立つので、こういう「それはもう取り上げられない」的な話は、未知の興趣を削ぐのでコメント欄では手控えていただけると助かります。
 >カイトはブレないキャラに見せかけて、実は一番ブレの激しいキャラなのです。
「戒斗自身の内心の藻掻き」と「それはそれとして表向きの戒斗ロジック」と「物語の都合」のバッティングが一番出がちですよね……ある意味、犠牲者ぽくもありますが。
 >出した要素とまともに向き合ってくれたのはこの回はぐらいなので、面白いか置いておいてこの辺りは素直に良かったと思います。
ひとまとめの結果、色々と問題点は浮き彫りになりましたが、やってくれた事そのものは良かったな、と思うエピソードでありました。
 >ドライバーやロックシードの強さで勝敗が決まるという身も蓋もない事実が改めて分かるシーンなので意味自体はありました。
悪い事にキャラが脇からの発言でそれを補強してしまいましたしね……(笑) この辺り「強化は続く」が「一つ一つの強化に掘り下げの時間はかけられない」『鎧武』後にも見えるシリーズ近作の問題点が、直撃してしまっている感じですね。

◆MOPさん
 >ええと、ナックル!ナックルです。
「ザック」と「ナックル」をかけたのか成る程! と思ったんですが……かけてませんでしたか(笑)
 >私もこの回は城乃内のダンス(と、それまでの情けない行動)が見処でしたね。
城乃内、積極的にコミカルな芝居を担当しつつ、たまに決めポーズや悪い顔しているとちゃんと格好いいのが、いいキャストだなーと(笑)
 >ミッチも私はキャラが一貫していると思っていて、徐々に変わっていきますけど、嫌いではなかったです。
作品としての味は非常に出ている立ち位置だと思っていて、ミッチがどう描かれていくのは楽しみなポイントの一つになっています。
 >ずっと背伸びしている感じで、自分では上手くやってるつもりなのが可哀想でね。
ピエールの行動も、ミッチが他人をコントロールしているつもりでいながら、人間をちゃんと見ていないので足下をひっくり返される事の象徴、としてはわかる展開だったのですが……。
 >呉島兄弟はどっちも可哀想ですね。親が悪いのかな。
凄く色々、押しつけてしまっている感じですよねー。兄さんは兄さんで、それを肯定的に消化する為に歪んでしまった感じで。

◆ログラムさん
 >「お客様は神様」理論で(もしくはパティシエとしてのプライドの問題で)市民を守るとかとはまた別の次元の話
そこはそことしてわかる一方で、店の評判にマイナスになりそうな事、割と平気でするな……というのがどうしてもピエールは気になってしまうんですよね。「ピエール」と「ブラーボ」で半ば別キャラになってしまうというか。
 >ユグドラシル脱出時にプロフェッサーの机からちょろまかしたものです。(その時にセリフもあります)
戒斗は現在、あの時入手したものを使っていると捉えていたのですが、自分用はイニシャライズされたものを継続使用していて、それとは別に余分に奪っていたんですね。
 >残念ですがナックル、ナックルです!
完全に脳内妄想でしたね……!(笑)
 >結局ダンスである意味もなかったというのを突きつけられる回になりましたね。
集約した結果、これがハッキリしてしまったのも痛かったですね……舞の個人的なこだわり、としては悪くない要素だと思うのですが、それをチームとして広げるのはどうにも無理があったなと(因果の順序は逆でしょうけれども)。
 >(実際に市民に危害を加えていたビートライダーズの件も放り投げられましたし)
赤帽軍団を象徴としたチンピラ集団として退場させるのかと思いきや、やっぱり綺麗に始末をつけよう、みたいになったのもちょっと蛇行しましたよねー。
 >ザックの覚醒と合同イベントは道中さえしっかりしてれば盛り上がれるシーンになり得ただけに、残念だと思います。
ここはホント、きちっとはまれば結構面白くなった気がして、勿体ない感が強い内容でもありましたね。

◆Sさん
 >常々プロ意識は口にしていますし、一般市民はともかくお客様に対する意識は貫いていると思います。
「パティシエ」としての筋は通しているのですが、「傭兵」としての筋がぐちゃぐちゃで、二面性があるという以上に、話の都合で「パティシエ」「傭兵」が都合良く使い分け過ぎなのが、どうしてもピエールは気になるんですよね……。そこが、次の回との上下動の大きさともいえますが(笑)
 >この台詞だけなら感覚はわからなくもないのですが…。
とにかく、己の力をなんらかの形で証明したいんだ(それを探してもがいているんだ)、というニュアンスは伝わるのですが、設定の迷走部分と直撃して戒斗が大怪我、みたいな事になってしまいましたね。
 >ユグドラシルを潰せば良い訳でもないですし、戒斗は自分の願いを叶える方法を模索中だったのかな?と思います。
この辺りの「戒斗自身にもよくわからない部分」と、「それはそれとして断定的な戒斗ロジック」のギャップが、なかなかキャラの愛嬌みたいなものに変換できない感じはありますよね。
 >(尚、ザックのライダー名はアーマードライダーナックルです。)
洒落て引っかけたのばかり思って勝手に脳内変換しておりました……(笑)
 >対インベスでもフォローはしつつ敢えてザックに止めを任せる等、チームバロンへの情とザックに対する信頼を感じました。
この辺り、バロンを始めとしたダンスチームへの気遣い(自分のしてきた事への責任処理を含む)の婉曲な見せ方は、悪くなかったですね(だけに、戦闘で盛り上がりがあれば、というところでしたが)。
 >「城乃内さん!」とチームメイトから慕われている姿は、調子いいなと思いつつも微笑ましかったです。
若干、玩具にされている感じもありましたが、なんだかんだリーダーとして嫌われていない様子なのは面白かったです(笑)

◆もりみやさん
ご心配の件に関して、ありがとうございます。そういうのがありそう、というのはうっすら感じていたので、そういうものと前提で受け止めている、と思っていただければ幸いですが、過度な状況を招かないようにはしたいと思っております。
 >自分の中では戒斗は、紘汰からは揺るがぬ信念があるキャラに見える
今作、(これもくしくも『ネクサス』に通じますが)基本的にキャラの主観によって“見えている世界”が固定される世界観なので、“紘汰から見えている通りの人間”として戒斗が描かれている、部分はあるのでしょうね。その紘汰視点と視聴者とのギャップが時々、大噴出するのかな、と。
 >自分が、紘汰やら、なんなら『ネクサス』の孤門や『ブレイド』前半の剣崎くらいの年齢の奴らが、
 >ぐだぐだ迷走して思春期やってることにイライラしないから楽しく見られているんだな、というのがわかってきました(笑)。
あー、確かに私、思春期耐性は低いですね(笑) ヒーロー作品だと劇中の子供視点から“頼れるお兄さん・お姉さん”やっているポジションが好きというのは、だいぶ作品の印象に影響しているのかもです。ミッチぐらい“壊れ”方面に入っていくと、それはそれでになるんですが。