東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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更新とレス

 HP更新しました。
 〔『ウルトラマン80』感想まとめ1〕
 新任教師・矢的猛の問題発言が連発する第1~8話! 改めて読み返すと、何もかも皆、懐かしい……。
 後そろそろ、いい具合にTVシリーズ最終盤の熱量が抜けてきたので、今週末ぐらいには『牙狼スペシャルを見たい予定でいます。
 本日レスのみ。

フルーツバスケットはさながら戦国

◆愛護郎さん
 >虚淵脚本
虚淵さん自身がシリーズ作品が好き&自身に求められているであろう事を自覚的に取り込んだ結果として、まあそうなるよね……みたいになってしまった部分はありますよね。
 >この件に対するリアクションが気になる城乃内はしばらく物語からフェードアウトします。
 >個人的にはここを掘り下げたら面白くなったと思うので残念な部分でした。
割と貴重な、「話の本筋とあまり関係ない横の繋がり」だったので、膨らませてほしいところでしたよねー。紘汰とミッチだと、基本的に物語を動かすやり取りしかしないので、意外な広がり、みたいなのがなかなか出てこないですし。
 >可能であれば完走してくださることを期待しています。
突然、完全コメディリリーフの落語家が出てきて舞を巡る恋の鞘当てとか始めた上で召喚された大玉スイカが喋り出したりしない限りは、完走できるつもりです(笑)

◆Sさん
 >ただ、その合わなさの分析等、ダメならダメの感想を拝見するのも興味深いので、今後も無理のない範囲で書いていただけると嬉しいです。
ありがとうございます。現状の、なんとなくもやっと感じる部分がなんなのか、については自分でも興味のある部分なので、分解していければな、と思っています。
 >考えてみるとこの会社、ネタではなくやろうと思えばできますね。11話で空間偽装装置やレーザー兵器使っていましたし。
個人的には、そういう方面に突き抜けてくれた方が見やすかったりはするのですが、それはそれで作風が台無しになる気もするので、悩ましいところですね……。
 >社内の主要人物間のやり取りなどは見ていて面白いのですが。
変な話、現状、ユグドラシル側の方が日常パート的な面白さがあるなと(笑)
 >これは大いにあると思います。私も自分のタイミングで一気見したから好きになったので。あの時に出会えたことに感謝です。
そういうのはホントありますよねー。私自身も、“私が好き”は大事にしたいなと思うところです。

◆gariさん
 >特にフルーツ要素はシリアスをイメージしにくく苦戦したとの事
この点は、脚本・演出ともにかなり奮戦しているとは思うのですが、どう足掻いても難しいですよねフルーツ……。
 >最終回までのプロットをみっちり決めて来たら、どうせ無駄になるのにと現場で驚かれた
(実際どんな空気だったかはさておき)笑い話みたいなニュアンスでその件は聞いた事がありましたが、そもそも4クール作品に関わる経験自体が限られるので、この辺りは手法の蓄積自体の難しさもあるのでしょうね……。
 >鎧武に限らず、この時期の東映は「新しい風を取り入れるために他所から脚本家を連れて来ながら、
 >東映のやり方に無理やり当てはめてスポイルする」と言う事を頻繁にやっていた気がします。
現場と脚本で互いにフィードバックを繰り返しながら洗練していくのは東映ヒーロー作品の武器であると同時に、作り方が合わないとそのまま短所になる、という噛み合わなさは、今作あちこちに感じるところです。

◆chi-chanさん
 >名前が出てくるか分からないので今書いておきますが、正式名称は『仮面ライダーシグルド』です。
……シドぉぉ!(笑) 散々、紘汰たちをガキ呼ばわりしていておいて、自分のライダー名は割と男の子の魂全開ですね……(笑)
 >私はどちらかというと『ウィザード』と合わせて2010年代における『龍騎』へのアンサーとして本作を見ていた
1クール目の印象としては、『龍騎』×『555』を一つの箱にまとめようとしたらやっぱり収まらなかった……ですかね。
 >直接の知り合いでない敵対的な赤の他人とは言え…。
この、人間を襲うのに「悪意」が介在するというのは『555』のエクスキューズでしたが、『鎧武』の場合はそれを、「インベスにはない」が「ユグドラシルにはある」形で描こうとしているのが、ちょっとややこしいんですよね……。
 >初瀬殺しを躊躇う紘汰は、ユグドラシルへの全責任押しつけという短所も込みで「人間的」であり
基本的に、紘汰はヒーロー物の主人公としてはかなり“正気”なんですよねー。それを描きたいのはわかる一方で、それがストレスになっている部分も大きいのが『鎧武』かな、と。
 >本作には草加や真理等流星塾組や村上社長、花形にあたるポジションがいませんし(笑)。
それはまあ、あくまで一部切り口の話で、全体の話ではないので(笑)
 >何でも本放送時『仮面ライダー(新)」の脚本を書いていた江連卓氏の別名義だそうです。
いかにもエピソード合わせみたいな名前だな、と思ったらそういう事でしたか。
 >宇宙人VS妖怪?はちょっとシュールですよね。ある意味人間と怪獣双方の姿を持つすもう小僧は地球版80なのかも(笑)。
もはや『80』名物ですが、世界観どこへ行った? 的な(笑)

◆ヘイスタックさん
 >サブタイにまでなっていながらそれまでの話の流れと一切関係無く唐突に誕生する鎧武&バロンタッグ
設計図のちぐはぐさが目立つ今作ですが、何故か溌剌としたサブタイトル路線も、かなり事故ってますよね……。
 >ほんの3話前までは斬月への囮として平気で切り捨てておきながら、今度は急に仲間意識に芽生えて熱い思いを無から生じさせる紘汰
顔見知りと生死のやり取りとかしたくない、というのは頷ける範囲なのですが、まあちょっと、温度差が出過ぎましたよね……
 >1クール目が「ビートライダーズ同士の戦い」だったのに対し2クール目は「ビートライダーズ対ユグドラシルの戦い」に移行した為、
 >紘汰も戒斗も初瀬もそれまでは「敵同士」でしかなかったのが2クール目に入った途端「同じビートライダーズの仲間」という扱い
で、これは凄く納得したのですが、紘汰の中の初瀬の位置づけが、物語としての「顔見知り」以上に、メタ的なカテゴリとしての「仲間」に移行しているので、色々な世界の断層が生まれてしまっているんですね……。
 >従来のヒーロー物のパターンを否定する事を目的とした露悪的な展開といい、雰囲気や演出の方向性こそまるっきり違いますが『ネクサス』に近い物を感じます。
アンチセオリーの狙いはわかるものの、少々やりすぎてどこを楽しめばいいのか行方不明気味、というのは確かに、『ネクサス』っぽさがありますね。

◆匿名の匿名さん
 >大分後になると思いますが、井上さんと虚淵の対談がありますので、感想が終了したらそちらも読んでみると面白いかと。
おお、それは面白い組み合わせですね……! 覚えておきます。

◆スピリットヒューマンさん
 >絋汰のこれまでの行動を考えると素直に呑み込みづらいというか。もちろん絋汰が知人を殺すことを躊躇うのは自然ではあるのですが。
感情としてはわかるけれど、物語の盛り上がりとしてはどうしても強引というか、初瀬が如何にも都合良いポジションになりすぎてもいるんですよね……(この辺りは前編相当では、石田監督がまさに演出でフォローしていたのですが)。
 >正直この辺り演出の方でもう少しフォローしても良かったのではないかなと思ってしまいます。
特にユグドラシル社内の描写とかは、演出の方であれこれやれる部分ではありますものね……。『フォーゼ』ぐらいからの諸田監督は、個人的にはちょっと、うーん……というのが増えてきてしまうのですが。
 >ちなみにこの4人のライダーの正式名称は誰一人として劇中で呼ばれない
次回とりあえず、OPのクレジットをきちっと確認したいと思います(笑) 桃はあの尖ったゴーグル部分が凄く何かを思い出すのですが、確かに電波人間かもしれません……。
 >ちなみに私最近初めてファーストガンダムを全話視聴し、最近Zガンダムを見ています!
おお、そうなんですか。私がアニメ作品で、好きな演出テンポと芝居の密度の話を始める時は、基準が富野作品だと思っていただけると(笑)
 >私まさに中学2年生で鎧武に出会い、当時は熱狂して見ていたのですが20を過ぎた今見てみると所々穴が気になるなと(笑)。
そういう事も起こりえますよね(笑) それもまた一つの面白さでありますが。