本日は毎年恒例、年末振り返り企画、映画・読書・ゲーム編をまとめて書きました。
グレートな勇者
◆ガチグリーンさん
>30年越しにグレートの内容に真摯に向き合えて、本作の問題点や後の「平成ウルトラマン」に与えた影響がより明確になって面白かったです
海外制作&90年の《ウルトラ》という事で、視点のチューニングがやや難しかったのですが、そう言っていただけると幸いです。個人的には、この時期の環境テロテーマ作品群の一つとして、興味深い内容でした。
>日本語版だとモヤる終わり方でもED主題歌「地球は君を待っていた」でなんか満足してしまう
今作、割とふわっと終わりがちなので、ED曲があるかどうかでも、結構印象変わるかもですねー。
>『ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀』の宣伝ですね、それにしてもタイミング(笑)
あ、そういう事でしたか!(笑)
>『メビウス』の時にQ・マン・セブンに比べて軽視されがちだった第2期ウルトラシリーズにその直撃世代がスポットを当て
シリーズを続けている事で、こういう循環や再発見があるというのは、大きいですよね。近年は特に、《ウルトラ》はそういった再生産のサイクルが巧く転がっているのだろうな、と見える感じで。
>「オリジナリティ溢れるデザイン・造型の怪獣」
これは国産だと実体化しそうにないな……という怪獣デザインは、印象的で面白かったです。後やはり、地平の広さ、というのは絵として面白いですねー。
>ゴーデスが最後まで敵であったなら…
ゴーデスを通しの敵に出来ていれば、今作の短所の一つである「劇中の対立存在に合わせてユーマの描写がフラフラする」が解消できて、だいぶ違ったと思うので、これはホント勿体なかったですね。
◆もりみやさん
>やりたいことを詰め込んだプロットを出した、原案担当の日本のライターと、実制作を担当した現地スタッフとの間に、
>噛み合わない部分があったのかもな、とは思います。
文化文脈の違いもありますし、色々と、綱の引き合いの結果……みたいな部分もあったのでしょうね。改めて、外部の文脈を入れると、「最後にウルトラマンを出す」作劇は、なかなか厄介だなと。
>全体的には、種は撒いたし、バトンは繋いだ。開花は後の作品で……という感じになるのでしょうか?
存在しない作品は見られないというか、この後の作品群を見ると、ここで一つ作れた、というのは大きな意味があったのでしょうね。そういう点でも、志先行色の強い作品だったのかなとは。
>「彼がやり直すチャンスをくれたんだ」「これから頑張っていこう」みたいな終わり方でした。
人類もまだまだ希望のある存在だ、とグレートさんが間に入ってくれた、みたいなニュアンスだったんですね。
>こうして見ると吹き替えでもフォローしきれない投げっぱなしエンドだったんだなぁ……と。
こういったテーマだと、最終的に現実へフィードバックして、未来へ向けて視聴者との問題共有をはかる構成がオーソドックスですが、そこを橋渡しできるキャラクターが、最終的に居なかった感じでしたね……話数が全然違いますが、『ガイア』はその辺りがやはり巧かったなと。
>今後他人に今作を勧める時は、必ず吹き替え版にしようと思ってしまったのでした。
正直それがベストな気は(笑) 声優の吹き替えでキャラの色づけが強まる部分もあるでしょうし、機会があれば見てみたいところです。
◆ヘイスタックさん
>ヤクザ者が「ラキアの親父ィィィ!!」で突っ走る話だったと捉えれば確かに違和感は無くなりますね(笑)
時代劇も書かれている藤井先生なので、多分、その辺りの引き出しから出てきた感じですよね(笑)