東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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11/2付けレス

 本日は『G』感想を書きました。

80次元の怪

◆ヘイスタックさん
 >広報担当という他のシリーズに無い役職ながら別にそれで話や世界観を広げる訳でもなく、今一何の為に存在するのかよく分からないですね。
セラの立場が怪獣や宇宙人の撃退に一役買うような話が一つか二つあればだいぶ印象も変わりますが、そういうの特に無いのが、勿体ないですよね。
 >その間の矢的の調査パートが丸々無意味な茶番と化すという正気を疑うような展開は、本当に何がどうしてこうなってしまったのか……。
これまでと毛色の違うサスペンス調の展開そのものはアクセントとして面白かったのですが、本当にアクセントだけで物語としては全く無意味、というのが凄まじかったですね……。
 >回想シーンでは先輩自身が「デブっちょ、セラっちょ」というもっと酷い言い草を連呼している。
この辺りで完全に、どういう目で見ればいいのかわからなくなりました(笑) マラソンもやっぱり、夏、ですよね……。
 >なんかもう『キカイダー01』を思い出す勢いで登場人物の世界に対する認知が歪んでいるような(^^;
やはり、ハラダとタジマがまだUGMに居る次元が、どこかにあるのでしょうか……(笑) 続く第31話もですが、本編班と特撮班の意思疎通が今ひとつな感じも続きますよね。
 >今回からOPの前にアバンが入るようになり、話もゲスト子役主体のものになるなど、またがらっと作風と世界観が変わったような。
唐突なアバンに驚いて、なんか間違えた? と動画を一度、最初から再生し直しました(笑) ゲスト子役へのフォーカス自体は、タッチ変わって面白みがあったんですが……。
 >街は破壊され殉職者は続出し明らかに取り返しのつかない事態になっているにも関わらず、
 >矢的の責任問題には一切言及されず知り合いの女の子の花壇だけ生き返らせてなんかいい話扱い、
ホントこれが酷すぎましたよね……。少女の行動に関しては否定し辛い事情を積み重ねた挙げ句に、その陰で明らかに本来なら必要のなかった死傷者を生んでしまった事を、見なかった振りをするという。

◆五月サツキさん
 >賑やかしくらいにしか思っていなかった宇宙人コンビが掘り下げの少なさを逆手に取った退場エピソードを出してきたのには驚きでした。
あれはホント、鮮やかでしたね。どう見ても雑に退場しそうだな、と思っていたら、終幕への導入が見事に決まり怒濤の展開に向けて続いていくという。
 >やり直す機会を失ったかつての若き天才たちの反乱によって、ビアス自身もやり直す機会を失うのは因果が廻ったなあと。
今作最終盤は、こういった因果の描き方が綺麗にはまって、全体的に結末の納得度が高いのが、素晴らしかったですね。
 >「ビアス様の地球制服をお祝いする花火です」「ビバ・ビアス!」と最後までビアス様に付き従う様が格好良く、終盤で一気に好きになりました。
前半は掘り下げに失敗した感じがありましたが、ガッシュも巧くそこから逆転しましたよね-。
 >あとスタッフの皆さんは、絶っっ対に岡本美登さん大好きですよね(笑)。
ラストシーンのチョイスも、狙ったとしか思えませんよね……(笑) 去年~今年は、約15年のスケールで岡本さんを堪能できて眼福でありました。
 >それにしても、ここまで劇的な敵サイドの退場劇はそうそうないですね。ライブマンが食われ気味のようにも感じましたが……。
チェンジマン』もそういうところがありましたが、この辺りは曽田さんの作風が大きそうですねー。これに対して、ヒーローサイドのキャラ付けをより強くしていこう、という流れが90年代に開花していく感じだったのかな、と。
 >コロンさんは最初は不思議な中華ロボットが出てきたなあと思っていたんですけど
あの全然どこから出てきたのか分からない感じ(そしてムーンウォーク)は凄く不安を誘いましたが、大変いいキャラでした……(笑)
 >復讐することを考えてライブマンになった2人が「この星の美しさに気づくべきだった」と言うようになって、確かな成長だと思います。
多少の荒っぽさはやむを得ないとして、ライブマンのヒーロー性の足場を固める部分においては、巧く使いましたよねー。
 >ゴーカイのライブマン回なのですが、丈的には「豪は助けられた」ではなく「豪だけしか助けられなかった」なんでしょうね。
丈の台詞があったので、豪も死ぬのかな……と思って見ていたところはあったのですが、終わってみるとあれは非常に巧く、核心を濁した台詞でしたね。丈の気持ちとしてわかりますし、本編においてもその救いの一端が描かれていて。
 >ゲキもゴセイも好きですが、横手さんは要素を纏める方が上手で戦隊ではサブ向きな印象なので、また来てくれないかなと密かに思いつつ。
今回の参戦は、横手さんのいい所が出た感じでしたよね。キャラが強い『キラメイ』とは相性良さそうなので、また参加があっても良さそうですよね。
 >流行りということで剣モチーフにした説がありますが、劇場版やグッズ、コロナ禍とタイミングが合わず話題を持っていかれてしまった感がありますね……。
『セイバー』はある程度、このウェーブに乗りたい、みたいな色気はあったと思うのですが、ウェーブがあまりに大きすぎて、視界から消えてしまったところはありそうですよね……個人的な合う合わないとは別に、作品としては頑張ってほしいところです。