『海賊戦隊ゴーカイジャー』感想・日記タイトル&エピグラフ元ネタ集(その1)
予告していたものをば。
当ブログでも最も趣味性が高いというか、余計なエネルギーを注いでいる自覚のある日記タイトルでありますが(まあ言葉遊びの類が好きなのです)、『ゴーカイ』感想にあたっては、折角なのでシリーズ過去作品に絡めようという事で、「『ゴーカイ』関連の歌の歌詞などはそのままでOK」「過去作品の歌詞などの場合はゴーカイ要素と引っかける」という自分縛りを適用しておりました。
エピグラフの方は、シリーズ過去作品関係の歌の歌詞、或いは、劇中の台詞で、はっきりと確認がとれるものから取っています。
思いついた事などにちらほら触れながら、思ったより長くなりそうなので、4分割でお届けいたします。
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-感想記事タイトル編-
●第1-2話:進め勇気の旗掲げ 七つの海を駆け抜けろ
『海賊戦隊ゴーカイジャー』OPテーマ「海賊戦隊ゴーカイジャー」歌詞より。
最初という事で、素直に(感想記事タイトルの個人的お約束みたいなもので)主題歌の歌詞から。実は今作の主題歌、最初はいまいちピンと来ていなかったのですが、歌詞と本編のシンクロ度が高い事もあり、繰り返し聞いている内にじわじわとお気に入りに。曲調は「海賊戦隊」というよりも、鎧妄想における「快賊戦隊ソーカイジャー」の方が似合う感じですが、この辺り、敢えて主題歌は爽やか路線にした、とかあったりしたのでしょうか。
●第3-4話:ゆうきはパイレーツ
『魔法戦隊マジレンジャー』挿入歌「勇気はフェニックス」より。
私の中で、『マジレンジャー』といえば、これです(笑) 『マジレン』レジェンド回&魁登場となればもうこれしかない! と即決。
●第5-6話:胸にキラリと海賊のプライド
『特捜戦隊デカレンジャー』EDテーマ「ミッドナイトデカレンジャー」歌詞「胸にキラリとハードボイルド」より。
第5話が『デカ』レジェンド回にして、マベちゃんが犬に海賊の筋を見せつける回という事で。一応、「ハードボイルド」と「海賊のプライド」で韻を踏んでみました。
●第7話:キミだけの道は無限大
『獣拳戦隊ゲキレンジャー』EDテーマ「道」歌詞「キミだけの道!」+「海賊戦隊ゴーカイジャー」歌詞「でっかい夢は無限大」。
『ゲキレン』レジェンド回という事で、取り上げる対象には悩みが無い一方、早くも、レジェンド戦隊の歌+ゴーカイジャーっぽいキーワードの組み合わせ、に限界を感じてきていた記憶が(笑)
●第8話:俺たち炎の野球回……?
『電撃戦隊チェンジマン』EDテーマ「NEVER STOPチェンジマン」歌詞「俺たち炎の 電撃戦隊チェンジマン」より。
スパイブラザーズのガレオン潜入エピソードが何故か野球推しだったので、野球といえば、「さあ! 野球やろうぜ!!」という事で、『チェンジマン』から。ゴーカイホームランも放たれますが、公式にもこの回は、戦隊野球要素の消化回という事で良かったのでしょうか……『ゴーカイジャー』に惜しい点を一つ挙げるとしたら、これだけ色々と取り込みながら、「女装」が消化されなかった点だと思うところであります。
●第9話:命あるところ自由の雄叫びあり!
『百獣戦隊ガオレンジャー』名乗り口上「命あるところ――正義の雄叫びあり!」より。
『ガオ』回という事で、素直なチョイス。
●第10話:切り札はスペードエース
『ジャッカー電撃隊』サブタイトル「4カード!!切り札はJAKQ」より。
劇中でもジャッカーへのゴーカイチェンジがありましたが、トランプ回という事で。
●第11話:海賊戦隊天下御免
●第12話:豪海王天下統一
『侍戦隊シンケンジャー』名乗り口上「天下御免の侍戦隊」&ロボ合体「シンケンオー、天下統一!」より。
『シンケン』回という事で、本編に合わせてサブタイトルも漢字で統一してみました。ゴーカイオーは「豪快王」では、という気はしたのですが、なんとなく。
●第13話:ティラミス・コンニャク・アイム・ド・ファミーユ
『激走戦隊カーレンジャー』第25話「ナゾナゾ割り込み娘!」の劇中台詞「ティラミス・コンニャク・ミルフィーユ!」より。
多分これが、一番元ネタのわかりにくそうなやつでしょうか(笑) アイム回からお姫様繋がり、元ネタにした回の脚本が荒川さん、ミルフィーユとファミーユが似ている、と私の中では繋がっているのですが、繋がってないよ! と言われたら、返す言葉もありません。なおこれが、続く第14話(浦沢カーレン回)への伏線になっているとかいないとか……。
-エピグラフ編-
◆第1話「宇宙海賊現る」◆ (監督:中澤祥次郎 脚本:荒川稔久)
――五つの力を 一つに合わせて 鳴らせ平和の 虹の鐘
『秘密戦隊ゴレンジャー』OPテーマ「進め!ゴレンジャー」より。右も左もまだわからない第1話という事で素直にシリーズ初代から持ってきましたが、“らしくない”所を選んでいるのは、わざとです(笑)
◆第2話「この星の価値」◆ (監督:中澤祥次郎 脚本:荒川稔久)
――力と技と団結の これが合図だ エイエイエイオゥ!
『秘密戦隊ゴレンジャー』EDテーマ「秘密戦隊ゴレンジャー」より。第1話に同じく(笑)
◆第3話「勇気を魔法に変えて~マージ・マジ・ゴー・ゴーカイ~」◆ (監督:渡辺勝也 脚本:荒川稔久)
――「おまえは、おまえの勇気を見つけろ。その時、おまえは本当に強くなれる」
『魔法戦隊マジレンジャー』より、ブレイジェル。毎度エピグラフを入れる事を思いついた時に、作品のテーマをまとめるような台詞を引用すると、どうしても作品終盤のものになりがちな点について逡巡があったのですが、『ゴーカイジャー』そのものが、過去作品のネタバレ上等な性質ではあるので、今作に関してはいいか、という事で思い切る事にしました。感想補遺で書きましたが、『ゴーカイ』にはどこか『マジ』の再出力みたいな面を感じていて、割と、こういう話でもあるのかな、と。
◆第4話「何のための仲間」◆ (監督:渡辺勝也 脚本:荒川稔久)
――「うん、やっぱ仲間ってええね」
『激走戦隊カーレンジャー』より、上杉実/グリーンレーサー。「仲間」絡みの台詞を探したのですが、書き起こしているものの中に思ったよりもなくて、ちょっと強引に。
◆第5話「ジャッジメント・パイレーツ」◆ (監督:坂本浩一 脚本:荒川稔久)
――「これにて一件コンプリート。悪が居るから、俺は斬る!」
『特命戦隊デカレンジャー』より、ドギー・クルーガー/デカマスター。デカ回というかボス回……さすが、宇宙一格好いい犬。
◆第6話「一番大事なもの」◆ (監督:坂本浩一 脚本:荒川稔久)
――「金は必ずつええもんのところに集まるからなぁ」
『未来戦隊タイムレンジャー』より、ドン・ドルネロ。第4話の「仲間」に続き、お金絡みの台詞も意外と見つからず、後半の回も含めて、ドルネロ様に頼る事になりました。同じく『タイムレンジャー』から「僕……夜逃げするの始めてです」(シオン)と「お母さんの手術代としてカンパしたんだ。全財産の、1万353円」(タツヤ)も候補になったのですが、どちらもそこだけ抜き出すと意味が通りにくいかな、とこちらに。
悪役サイドの目的が金銭ということもあってか、折につけお金の話題が出るのは歴代の同居型戦隊でも『タイムレンジャー』の特徴といえ、今作があった事で後の『アバレ』『マジ』『ゴーオン』のアクセントに使われた部分があるのかも……などとも改めて。
◆第7話「ニキニキ! 拳法修行」◆ (監督:中澤祥次郎 脚本:香村純子)
――「……どこでもいいんだ。グイグイ進めば、それが俺の道になるから」
『獣拳戦隊ゲキレンジャー』より、漢堂ジャン/ゲキレッド。色々あった『ゲキレン』ですが、最終盤は、好き。
◆第8話「スパイ小作戦」◆ (監督:中澤祥次郎 脚本:荒川稔久)
――「相当の大物と見た。第一級のスパイだ」
『ジャッカー電撃隊』より、鯨井長官/ジョーカー。出典である『ジャッカー』第21話について語り出すと長いので割愛しますが、野球回にして、スパイ回なのです。野球回にして、スパイ回なのです。
◆第9話「獅子、走(かけ)る」◆ (監督:加藤弘之 脚本:香村純子)
――「俺は獣医だ! 救いを求める命を、黙って見ているわけにはいかない!」
『百獣戦隊ガオレンジャー』より、獅子走/ガオレッド。『ガオ』はあまり台詞の書き起こしをしていなかったので、これといって面白いものがなく、凄く普通に……いや、普通でいいのでは、という説もありますが。
◆第10話「トランプ勝負」◆ (監督:加藤弘之 脚本:下山健人)
――「ジャックのJ、エースのA、キングのK、クイーンのQ、ジャッカー、ジャッカー電撃隊」
『ジャッカー電撃隊』より、鯨井長官/ジョーカー。感想記事タイトルもですが、この回は、『ジャッカー』回扱いという事で。ちなみにこの後、「そして私は、ジョーカー」と続くのが、大変キています。『ジャッカー』最高の名台詞は勿論、「サイボーグにならんか?」なのですが、いきなりだと意味不明すぎるかと思って自制しました。
◆第11話「真剣大騒動」◆ (監督:坂本浩一 脚本:荒川稔久)
――「それでも、一緒に居てくれる者がいます」
『侍戦隊シンケンジャー』より、志葉丈瑠/シンケンレッド。『シンケン』は逆に、引用元の選択肢が多すぎて、なんか仲間と絆関係で無難なところに収まりました。
◆第12話「極付派手侍」◆ (監督:坂本浩一 脚本:荒川稔久)
――「それだ……その目。どうして泣き喚かねぇ。助けてくれと言わねえ。さっさと絶望してみせろぉ!」
『侍戦隊シンケンジャー』より、血祭ドウコク。マベとジョーの「覚えてるか?」「当たり前だ!」が滅茶苦茶格好良かった回ですが、同時に、親衛隊長・凄く強いぞう相手に奮戦する海賊たちの“しぶとさ”が非常に印象に残った回でして、そういう感じの台詞をチョイス。
◆第13話「道を教えて」◆ (監督:坂本太郎 脚本:香村純子)
――誰も知らない 場所へ行くなら キミの後ろに 道が生まれる
『獣拳戦隊ゲキレンジャー』EDテーマ「道」より。アイム回で、サブタイトルに「道」で、アイムは以前にジャンと関わっている、という合わせ技で。後、『ゲキレン』といえばOPが大好きですが、割とこのEDも好きで、個人的にちょっとフィーチャーしたかった、というのがあります。
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というわけで、1クール目分でした。
……ぱっと見でわかる事としては、早々に1記事2話が無理になった事でしょうか(笑)
ホント序盤から、切り口の多い作品だったな、と思うところです。