東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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10/24付けレス

 本日は『キラメイジャー』感想を書きました。一週遅れのビーストアーツ。

悪の流れ星

◆えぬさん
 >ガンダム等の富野由悠季氏と、曽田博久両氏には、世代的にもしかしたら第二次世界大戦と、
 >大学の学生運動への思い(個の意思を奪い、操り、何かに狩り立てようとする上役)があるような気がします。
なんとなく、そういう気配は感じられますよね。富野監督はテーマ性の強い作品を作るタイプですが、80年代戦隊において、曽田さんが結構、特撮ヒーロー作品の中にそういったテーマを強く織り込んできていたのは、ちょっとした驚きでした。

◆尚さん
 >ビジュアル的にも金ピカ鎧や真っ白のロングコート、ここまでやるかーっていう徹底した感じが楽しいです。
あの格好で敢えて街中を平然と歩かせる、とか、やるならとことんやってくるのが、いいですよね(笑)
 >生身アクション多めなのも楽しくて、主人公が説明不足ながらも悪い人でなさそうなとこも好感が持てていいです。
謎のヒーローが段々と背景と素顔を覗かせてくる流れも、セオリーを丁寧にやってくれていて、ちゃんと早めに好感を持てる要素を見せてくれるのもいいですよねー。
 >大人向けシリーズながらしっかりヒーロー作品らしい雰囲気があるのはなんだか意外でした。
ひねりすぎずに、ヒーロー物としてのベースがきちっと設定されているのは、見やすくていいところですね。
 >終盤に来てずっと曽田さん脚本でひた走っていることも、テーマや雰囲気にブレを生んでいないなと感じます。
タイミング的には次作と同時進行の筈なのですが、これが出来るのが、つくづく曽田さんの凄いところですよね……。
 >この回にて個人の悔恨を超え、他者の為に身をなげうてる人となったというのは確かに納得で、豪の許しについて腑に落ちました。
私もちょっと、豪をどう消化するのか、というのはあったのですが、段取りを重ねてここに至った、という形で納得できたところです。
 >今さらビアスを否定したら、これまで自分が罪を重ねてまで必死に積み上げてきたものは全て無駄だったということになってしまうから
確かに、そういう心情もありそうですね。そこで、顧みて引き返せない愚かさ(と哀しさ)、というのも、ボルト勢のテーマといった面がありそうですね。
 >真実を知ってからのケンプの奥底の心情ももう少し知りたかった気持ちがあり
他のメンバーへの感情とか、勇介との友情とか、もうちょっとあると良さそうですが、最終回、どこまで詰め込めるか楽しみですね。

◆ピンクまさん
 >個人的にはマゼンダが1000点達成目前にして、ビアス様が大型ナイフで達成を待ち構えている絵面が凶悪すぎて衝撃的でした。
あれも実に強烈でしたね……。劇中の端々に、過去の罪の象徴が描かれるのが、見事な見せ方で。
 >劇的に盛り上げたい気持ちは分かりますが、豪は一般人ですからあの至近距離で撃たれたら即死です。
やはりあれはちょっと、やりすぎましたよね……もう死んだものと思って見てたら生きていてビックリしました。おっしゃる通り、そういう違和感が多少あっても、流せる面白さでありましたが。
 >できれば100%サイボーグ状態でフォージャスティスも披露してもらいたかったですが(笑)
ああ、マシンマゼンダとの決戦ルートは、それはそれで見てみたかったですね(笑) 爆発!
 >ケンプが最後の最後までケンプであり続けたことが最高の回でした。
ここでケンプが急に情けなくなったりするとガッカリになりそうなところで、ケンプなりの歪んだプライドと信念を貫いた感じで良かったですねー。最後まで、ザ・広瀬匠、な素晴らしいライバル悪役でした。
 >要所要所のシーンを切り取って再利用することで過去のシーンを思い浮かべさせる演出が本作は冴えまくりです。
長丁場の作品の中で、演出・脚本ともに、『ライブマン』とはこういう物語、という部分が貫かれていたのは、大変大きかったですね。
 >小田切長官はコロンさんがベースなんじゃないか説が僕の中でかなり有力になりました。
この暴れっぷりはなんだか、プロトタイプっぽい感じありますよね……コロンさんがあと30年ぐらい経つと小田切長官みたいな人格になってしまうのか(笑)

◆ガチグリーンさん
 >ビアスに逆らって悲劇的な結末を迎えたマゼンダも印象的でしたが笑顔で自らの脳を捧げるケンプの最後は広瀬さんの熱演もありそれ以上の衝撃でした
両方とも凄かったですが、この両者が対になっている上に、これまでの物語の積み重ねに、ある面では従い、ある面ではひっくり返すケンプの選択、というのが実に衝撃的になり、強烈でしたね。こういった部分を大事に描いてくれたのも、今作の本当にいいところで。
 >役者「広瀬 匠」
私も初認識はトランザだったので、今回遂に、念願のドクター・ケンプを見る事が出来て、『ライブマン』配信は、それも大変嬉しかったです。リアル悪の美形キャラとしては、ホント得がたい役者さんでしたね。
 >ダイレンのファンイベントで広瀬さんとリュウレンジャーの和田さんが魔拳士ジンと天火星・亮として軽い殺陣込みの寸劇をやるくだり
おお、そんな事が。お互い動ける方だけに、そういうのは嬉しいですねー。来栖さんも、いらしていたのですね。