東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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9/19付けレス

 本日は『ゴーカイジャー』感想を書きました。

こんな小春日和の穏やかな日は

◆gariさん
 >脚本の巧緻以前の問題として「販促と最低限のキャラ立てだけで尺が全部埋まってしまう」のかなぁ、と言う印象です。
とにかく、頼まれた肉だけで皿が埋まってしまって、野菜を入れるスペースが無い、みたいな感じでしたね。
 >商品展開は多いだけではなくスケジュールも決まってるので「短い尺にあわせてじっくり話を進める」と言う事も出来ませんし
この路線が続いているという事は、数字が維持できているという事なのでしょうが、毎度ながらの……感じになってしまってますね。
 >ゼロワンでは最終的にベルトを13本(外付けアイテムで変更出来る分を差し引くと11本)出すとか言う暴挙に出ているので
あ、そんな本数になっていたのですか……(笑)
 >重い縦軸を考えすぎて「こんなん怖くて子供に見せられない」とボツを喰らった(結果代案が用意出来ずグダグダになってしまった)と言う裏話
『ゴースト』はそんな事があったのですか……まあ「前年」はどちらかというと、見る側の印象なところが大きいですよね。

◆ピンクまさん
 >16歳なら相手もセーラー服だろっていう発想がいかにも昭和(笑)でも恵さん19歳ということで違和感無しですね!
特にこの時期は別口で『スケバン刑事』をやっていた事もあってか、事あるごとにセーラー服を着せたがっている気がしてなりません(笑)
 >相手の心情を踏みにじっていることすら気づいてない歪んだ自意識を凝縮したセリフが上手すぎます。
月形が他人から好意を向けられたどう反応するのか……? として、凄い納得感でした(笑)
 >同等の立場で別の価値観を叩きつけられたことがなかったからボルトに行きついてしまったという理由づけで同じフィールドに立たせているのが非常に上手い展開。
辿り着いた行動として悪は悪なのですが、純粋悪というよりも、被害者の一面も描かれているのが、全体のテーマとも繋がっていて見せ方が巧いですよね。そしてそれが、取り戻せない「青春」に繋がるという。
 >350というシンプルな三桁を複線として劇的に盛り上げる曽田技法に、うわっ、こうくるか!巧い!巧すぎる!と声をあげました(笑)
予想外のところから出てきて、しかし物凄い説得力を持っている、という実に鮮やかな展開でしたね。
 >しかも偶然というのも素晴らしい。
この「フィクションとして効果的な偶然」の使い方が、最高でしたね。
 >身体中に仕込まれた武器庫であるマゼンダはもはやジャンパーソンの原型なんじゃないかと思いました(笑)
武装のノリが、だいたい一緒ですよね……(笑)
 >大した活躍もないのに常に点数がトップなのはちょっと納得がいきません(笑)
ケンプとマゼンダの出番が減って本末転倒になるよりはいいのですが、実力者設定が残っているらしいのにギルドスの出番が全然無いのは、ちょっと勿体ないですね。
 >ここからが本番というほどの怒涛の曽田展開がまだまだ待っておりますので、心してかかって下さい!(ハードル上げ)
それは大変、楽しみです!

◆尚さん
 >剣史の傲慢ぶりは16歳の頃には既に発揮されていたものだった、とめぐみと視聴者を落胆させつつ、
 >それでもめぐみの真摯さに剣史のやさしさも引き出され、心を通わせかけたところからのあまりにも悲しい急展開で・・・。
この時代の戦隊作劇が一つの完成に達しているというのもありますが、限られた尺の中での、山谷の作り方が、ホント巧いですね。
 >350という数字のフラッシュバックが残酷なほどで、脚本も演出も冴え渡ってましたね。
展開も劇的ながら、見せ方も苦悶も迫真で、説得力があって良いシーンでしたねー。
 >せっかくだからこの回でめぐみさんにセーラー服着てもらおう!という東映特撮らしさも(笑)
凄く、東映でしたね(笑) 一瞬どうなる事かと思いましたが、ストーリーはシリアスを保ってくれてホッとしました。
 >この作品では制服とは、取り戻すことのできない「青春」というものの象徴としても用いられていたりするのかも、と感じました。
ああ確かに、アカデミアの白い制服は特に印象的ですが、そういう意味は込められていそうですね。