東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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9/4付けレス

 本日は読書メモを書きました。

邪命頭脳軍エヴォルト

◆インザファイトさん
 >ビジュアル・演技共に高い作品だったと思っているので、まぁその点でも楽しめればドラマ面のマイナスは許せるかな、と。
役者さんの容姿を含めたデザイン面は非常に良い作品でしたね。
 >もうイズ復活してくれたら何でもいいや、という感じで(笑)
ある意味、アルトのキャラクター性よりも、イズの方が重要度が高い、というのは頷けるのが困るところで(笑)
 >お仕事5番勝負編での同じことの繰り返しのグダグダな閉塞感に囚われた展開は擁護のしようがないと思うのですが
バトル要素と、お仕事要素をかけあわせようとした結果、なんか明後日の方向に行ってしまった感じで……料理バトルマンガみたいなものだと思えば発想はわかるのですが、今作とは相性が悪かったですね。
 >もう少しストーリーから横に逸れた単発回でキャラを広げるなど、ある程度1年間のストーリーに余裕を持たせて展開してほしいな、と。
『ゼロワン』、単発的なエピソードをお仕事ネタで盛り込もうとした意識が見えるのですが、キャラが広がるどころか世界観の破綻が加速したのが辛かったですね……。
 >複数のライダーが登場するなどの作劇はゴーストと異なるようなので、こっちの方面だとうまく行くのかなぁ、という面では期待したいです。
第一印象の“戦隊っぽさ”が、巧く噛み合ってほしいなぁと思います。
 >ライダーが多く出る作品と言えば、「龍騎」。当方未見なのですが、やはり小林靖子はあの人数を上手くさばけていたのかなぁ、と思います。
龍騎』の場合、軸になるライダーが3+1ぐらいの構造だったので、その後の作品を見ても、その辺りが上限の目安かもしれないですね……。『龍騎』は後、小林靖子もさる事ながら、井上敏樹がかなり入っているのも大きかったかなと。

◆iwatakaoさん
 >鉄っちゃんロボ回は小粒ながらも良くまとまっており、私のお気に入りの回になりました。
ヒーロー物のエッセンスが綺麗にまとまって、小気味よい秀逸回でしたねー。
 >具体的にはメタルダーの19話および30話ですとか、ルパパトの12話ですとか
『ルパパト』12話は、全体の中でもちょっと変わったテイストですが、いい話でしたね。荒川さんは時折ああいう、ちょっと懐かしめの味付けの話をやりたくなる感じで。
 >やっぱりゼロワンを連想したのは自分だけではなかったんだなと一安心(笑)
タイミング的にどうしても(笑) カズオくんからは「人類絶対許さなーい」に見えるというのも、きちっと拾ってクライマックスに繋げてくれたのも、良かったですね。
 >34話はもう少し落ち着いた尺で見てみたかったなあというのが正直な感想。
現在と未来を繋ぐ要素とか、タイムトラベルものらしいトリッキーな部分を見せるには、確かにもうちょっと尺があれば……というエピソードでしたね。
 >ミクがあの時うっかりマゼンダに「2003年では爆竜戦隊アバレンジャーが戦っています」なんて言ってたらビアス様どんな反応するんだろうなとは(笑)
そ、その発想はありませんでした(笑) ダイノガッツと天才はなかなか相性が悪そうですね……。

Beniさん
 >調整中とはいえかつてのオブラーより優れた装置をビアスさまは作れるんだぞ、というのが示されたのはよかったのではないでしょうか。
弟子のトンデモ発明を、師匠のトンデモ発明でさらっと上書きしたのは確かに良いポイントでしたね。……ビアス様、ちらっと15年後を覗いてきたのでしょうか。

◆鷹Deさん
 >33話の場合、子供相手のヒーローとしてのあり方を示すような回でしたが、既にライブマンもボルトも確立してたのですんなり入ってきました。
作品世界が強いので、新メンバーのヒーロー宣言回として、非常に綺麗にまとまりましたね。
 >新要素によって新たに現れたボルトの不協和音を消化せずに終わっちゃった感があるので今後次第で見方が変わりそうな回だなという印象を受けました
全体のオーダーで入れたのか、藤井先生がスパイスをひとつまみという感じで入れたのか、拾われるかどうか確証が持ちにくいので、受け止め方にも悩むのが、今回限りだと出てしまいましたね。

◆あきさん
 >喪失のショックが盾になりブーメランが深々刺さるのを防ぐ狡い作劇にもなりうるんだな、と、なんだか勉強になった気分です(汗)。
もうちょっと「アルトの言行のツケでイズが破壊された」感が強ければ違ったかもですが、そういうわけでもないので、実質的にアルトが張り飛ばされないまま終わってしまったのも残念でしたね……。
 >ヒューマギア達の自我がせめて何か証が欲しくて起こした要求にも、誠実に向き合わずに済ませてしまったんだなと。
物語が一度逃げを打つと、ずっと逃げるしかないんだな……と『ゼロワン』はそういう話になってしまいましたね。
 >そしてあそこから何をどうするとヒューマギア拡大路線になるのかもはや理解不能です。
結局最後まで、この世界の「大衆」は脳も心も空っぽのままでしたね……話の都合で、そこに住む人々を蔑ろにしすぎた事で、絵空事が致命的にハリボテにになってしまったなと。
 >劇場版にはイズが必要なんでしょうし
デザインの良さといい立ち位置といい、イズが画面に居ないと困る、というのはまあわかるのですが、それならそもそも、壊して無理矢理アーク化が、悪手だったという話になってしまうのがなんともはや。
 >振り返ってみると、「ヒューマギアは人間に都合の良い自我を持つべき」という番組スタンスが夢の扱いとも一貫しているので期待薄かなとも。
スト2話のデモ活動まで描いて、この要素をまるっと無視したのは、目が点になるアクロバットでしたね……。
 >或人と是之助との会話シーンすらないとは思いませんでした。1話の是之助死亡直後も悲しんでいる風でもなかったですしね。
さすがにここが、その内埋まるだろうと思っていたら、全く埋まらないまま、でも会社への思い入れは滅茶苦茶強い事にされてしまい、大変困惑する部分でした。

◆もりみやさん
 >この回はどうにも殿下にやたら感情移入してしまったのですが、そのまま何ら報われることなく爆死してしまうので
何者にもなれないまま終わってしまうのか! と叫んで、本当に何者にもなれないまま終わってしまうので、「非業の死」感がどうしても強いですよね……話数に余裕があれば、存命強化改造とかあったかもですが。
 >殿下を掘り下げるならもっと尺が欲しかったし、尺が無いならいっそ今まで通りギャグキャラとして散ってくれれば……と、
 >もやもやした気持ちが長引きました(笑)。
なんか今回、山盛りの要素を巧くまとめたし面白かったとは思う一方で、微妙に引っかかりもあったんですが、確かに、殿下はお馬鹿のまま終わった方が、スッキリとはしましたね(笑) まあスッキリしないものを狙ったところもあったのでしょうが……。
 >忠臣が洗脳した相手しか居ない上に、やられたら激昂して仇討ちに走るとか、その孤独さと空回りっぷりが結構ツボでした。
殿下、色々な意味であまりにも「生まれた環境が悪かった」人なので、ちょっと考えてしまうキャラですよね……。
 >直球=過去作の成功の踏襲ということになってしまったのか、過去のプロットをそのまま流用したような話が出てきたり、
 >今回のように人気怪獣再登場!という方向性に振れたり……
制作サイドのバタバタもあったのでしょうが、矢的と一緒に作品の個性もどこかに行ってしまって、「このテーマを『80』としてどう捉えるのか」みたいなのが行方不明になってしまってますよねー。
 >「ウルトラマンで防衛隊員だから、地球や人類を守ろうとするのは当たり前」というフォーマットにはめ込まれて
そこで一度説明を入れないので、矢的のアイデンティティがメタ前提に依拠してしまっていて、割とこれはもしかして、円谷の長年の悪い癖なのか……? と。
 >なんとなく女に弱い部分はしっかり引き継がれていて、それでいいのかって感じですが(笑)。
愛嬌としてわかりやすかったのでしょうが、よりによってそこなの感が出ましたよね……(笑)