東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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9/1付けレス

 本日は『80』感想を書きました。

今日から9月

◆あきさん
 >正直、他4人の正体を隠してないどころか喋る石まで見せておいて
博多南さん、万が一の場合は社会的に抹殺する気満々だな、としか思えません……。
 >気まずいとでも未成年のプライバシー保護とでもナンボでも脳内補完しようくらいの気持ちです(笑)。
コンセプト的には、むしろ他者に認められるほど力を発揮しそうな雰囲気がありますが、今回の状況を撮影的に成立させる都合に、今後の展開次第になる部分も含め、巧く曖昧にした感じではありましたね。
 >その場で一番力を持った人を嗅ぎ分けて立ち回るサバイバル能力を学校生活で鍛えてる感じがして笑いました。
あれは大変面白かったですね……(笑)
 >このご時世に敢えて戦隊恒例くっつき回をやって変身前も自然に片方がマスクする展開を編み出す
この辺りはホント、色々なチャレンジをしてますねー。うまく結実していってほしいです。
 >ちゃんと話して内面を知ったから好きになったんだなと、個人的に好感度挽回になりました。
柿原さんは嫌われポイントも覚悟の上で、かなり慎重かつ丁寧に描かれたのは良かったですね。充瑠一人で放っておくとお絵描きしているだけなので、巻き込み能力高そうなのは使い勝手が良さそうですし。

◆MOPさん
 >殿下はラスボスではないにせよ、もっと終盤までいるだろうと思っていたので、バリゾーグに殉じてしまったのは驚きました。
今回、情報量が多すぎてばーっと書いてしまいましたが、結構、思い切ってリタイアさせましたね。バリゾーグ死亡→殿下覚醒、を別に分けるには話数が足りないとかあったのかもですね。ぼんくらのままだとあんまりですし……。
 >でもハートがリョウマの乳兄弟はちょっとハードル高いと思います。
ちょっと悪い遊びを教えてくれるお兄さんタイプとかの方が良いですかね……(笑)
 >甘やかしも侮りもせず、厳しくとも真の忠義を捧げてくれたのはダマラス様だけだったのですが、やはり人を見る目がなかったですね。
殿下は、こういう相手だと喧嘩してしまうのが辛いところですね……。ダマラスもダマラスで、もうちょっと口数が多ければまた別の運命があったのかもですが……。

◆ヘイスタックさん
 >グレートワルズの胴体は巨大なワルズ・ギルの顔のデザインになっているので、グレートワルズのワルズ=ワルズ・ギルのワルズ、で間違い無いかと。
殿下の顔にしては、ちょっと中年ぽい……? と悩んでいたのですが、あれは造形上の限界であって、殿下モチーフという事で良かったのですね(笑)
 >息子の扱いに対する公私混同ぶりからして皇帝は明らかに親バカですし。
示威行為も兼ねているのでしょうが、殿下の顔つけた決戦兵器に侵略された惑星があるのかと思うと、原住民の心境はいかばかりか……。

◆にしおかさん
 >カンゼンゴーカイオー、よく考えると元の両手足と豪獣神の体の大半が余剰になるという、もう1体ロボができそうな凄まじい余りっぷりですね。
ゴーカイオーの両足は、凄くカジュアルにいらない子扱いされますよね……。
 >カンゼンはパーフェクトの「完全」ではなく、立ち向かう方の「敢然」なのでは、と考えると、お話のテーマとも割と上手く繋がるかもです。
ああ! その解釈は格好いいですね……!

◆chi-chanさん
 >色々合わない作劇だったのに最後まで鑑賞されて、お疲れ様でした…。
『ビルド』と2作続けて、2クール目から凄く合わなくなる現象が発生し、むしろ立ち上がり微妙に感じたものを見続けた方がいいのか?! と、ちょっと困っています(笑)
 >「当座の問題は収めたし、まあこれから色々解決しなきゃいけないけど…」というのは肯定派・否定派双方から見ても妥当かと。
基本的に、「夢の未来へ向けて……」という段取りの数歩を描く物語ではあったので、収め方はここで良かったな、とは思います。
 >何か彼には全力で殴りあえる相手もこれまでいなかったのかなと見るとちょっと同情します。
最終決戦は、前回感想のコメントで書かれていた、ヤンキーマンガのタイマン話法が、どんぴしゃでしたね(笑)
 >一応ここに至る伏線は声優ギア回であった気はしますし…。
先にアイちゃんを出したので出来ませんでしたが、姿形の変わったイズちゃん誕生が、一番収まりが良かったのかもですね……。
 >「小さい頃に喪った大切なロボ」と「大きくなった後仕組みを知り、全個体の基礎バックアップデータ取りもしたロボ達」では感覚違うかなと…。
この辺り、唯阿さんと互いに影響を与え合って……みたいな価値観の交流があると良かったのになと思うところです。
 >でも全てにおいて「代わりがない」とするとペットロボとかに感情移入することも間違っているのかと言われている気がして
むしろ、「道具」の一線があるなら代わりを求めて問題ないと思うのですが、アルトが常々言ってきた「人間と区別がない」「家族」でそれをやっては駄目なのでは……? という感じですかね。
 >復讐という何も生まない行為より、正しくはなくとも壊れたものの代わりを育成する(正真正銘ギアの親になる)のに至るのは前向きかなと。
少し腑に落ちたのですが、父ギアを失った時は「泣く」事しか出来なかったアルトの、「心の強さ」と新しい歩みの象徴が、イズ再生である、というニュアンスがあったのかもですね。
 >これだと去年までの冬映画の代わりということですかね。
無理にTV版クライマックスに繋げようとするよりも、一段落したところで再び新たな悪意が、とその後のお話にしたのは、一つホッとしたところです。
 >「アーク(箱舟)」の力の行き先がゲストライダーの名前にある「エデン(楽園)」なのが聖書の表現を逆転してて皮肉かなと
劇場版のライダーは、そういう名前なのですね。TV本編ではあまり、そういった暗示を活かす方向性には進みませんでしたが、劇場版ではその辺りの要素を出してくるんですかねー。
 >或人サイドから見ると「新イズ」という倫理的に微妙な存在、世界全体を見ると「アークの概念」の存在が禁断の果実かなと。
最終的に「ヒューマギア」そのものが割と危うい存在になる今作における「知恵の実」とはなんだったのか、というのはちょっと考えるところです。
 >『ブラックパンサー』で主演されたチャドウィック・ボーズマンさんが亡くなられたそうで…。
大変残念ですね……。既に数年前からガンで闘病中だった、と聞くと、『エンドゲーム』のクライマックスバトルで、キャップの元に最初に戻ってくるのがブラックパンサーだったのは、スタッフの配慮だったんですかね……。
 >アニメ版キカイダー関智一声のキカイダーに対するプロフェッサー・ギルにしてラスボスたるハカイダーを演じていたので
小川真司声のプロフェッサー・ギルは格好良さそうですね……!

◆つがなさん
 >「放送期間短縮の煽りがあったとはいえ、本当にこのまま最終回行くの?」とは思っていましたが、何か案の定…という感じでした。
4話ぐらい増えても、埋めてほしい部分は別に埋まらなかっただろうな……と思ってしまうのも今作の辛いところで。
 >それを最期の最後の自ら放り投げてしまう姿勢にはある種の感銘すら覚えます。
ヒューマギアの再現性というのは、どちらかというと初期の唯阿さんが掲げていて、アルトの思想と対立要素として置かれていただけに、だいぶ衝撃的でしたね……。
 >初期に話題になった「腹筋崩壊太郎ロス」「マモルロス」も、今となっては盛大な茶番です。
今作の全体的な問題として、視聴者に期待させた方向性を、悪い意味で裏切ってくるのが目立ちましたね。もう少しその辺りをコントロール出来ていれば、とは思うところです。

◆中吉さん
 >とりあえず令和ファーストは今でもかなり好きなので、(ジオウのネタバレとかが気にならないのでしたら)お口直しにいかがでしょうか。
おお、そうですか。『ジオウ』はあまり気にならないので、機会を見てクリアな気持ちで見てみたいと思います。

◆藤村さん
 >「そしてベルトを壊されたらなんとなく止まった」
滅を信じて悪意を止めてもらうのが目的……って何するのかと思ったら殴られてベルト壊れたらOKだったのは、衝撃でした(笑)
 >「滅は迅を奪われて激怒」「そんな滅を止めるため迅はあっさり復活」「復活したけど特段滅は止めない」など、
迅は内部でだいぶ予定が変わったとしか思えないキャラですが、当初はどういう動きをする構想だったのでしょうね……。
 >さっきまで言っていたことを次々放り投げてその後の殴り合いを無意味化し、しかしその無意味な殴り合いが画的にはべらぼうに格好いいというのもゼロワンらしかったです
……凄く、『ゼロワン』ですね(笑) ラスト2話、気合の入った演出面は見応えがありましたし、杉原監督には今後も期待したいです。
 >ランペイジ初登場でも感じた「話の流れ的にどうあれその場で活躍させるべきヒーローを斟酌なく活躍させる」という良い所
段々ドラマ性とズレてしまったのは惜しまれますが、格好良さをどう描くのか、へのこだわりは良かったですね。この点に関してはどのライダーも魅力的でしたし。

◆KindoNichiyoさん
 >感想の完走、お疲れ様でした。楽しく拝読しておりました。
ありがとうございます。
 >結果として、序盤のカッコよさは何だったのか?につきます(笑)。
設定関係を別とすると、やはり痛かったのは、立ち上がりに構築した「今作におけるヒーローの格好良さ」を2クール目にズタズタにしてしまった事ですかね……。
 >もうここ数年、仮面ライダーは小難しいことをやろうとして悉くすべっているという印象です。
時代といえば時代なのでしょうが、「悪役をどう描くのか」に、ちょっとこだわりすぎているのかもですねー。結果的に、その作品における「悪」そのものを見失ってしまっているというか。
 >法律の規定があるという事実は世界観の補強としてよい要素だと思っていたのですが
こういう、一つの未来ガジェットを中心とした、世界観拡充の面白さ、みたいなものが途中で崩壊してしまったのも、残念な点でしたね。
 >なぜお父さんがヒューマギアなのかという点についてテレビ本編では全く説明がない
元々、アルトが何故か飛電から離れている所からスタートしているのにそこに説明が無いままで、そのくせ、「飛電一族」とか「家族」が終盤のキーワードになっていくので、どうにも最後まで、この点はもやもやとしてしまいました。
 >ラストシーンに秘書を出すなら、シェスタと同型の秘書とともに仕事をこなしている或人とかでよかったんじゃないでしょうか。
 >その方が未来に向かって生きている印象になると思うのですが。
イズとの思い出は思い出として、新たな世界へ向けて一歩を踏み出していくアルト、で良かった気はしますよね……その方が、イズを破壊した事に対して、作品として誠実でもあると思いますし。

◆Nさん
 >『ゼロワン』完走&感想お疲れ様です。毎回楽しく読ませていただきました。
ありがとうございます。
 >総合的には(普通に楽しく見ていた序盤も含め)、あまりにも暗中模索な作品だったなという印象です。
思ったよりも、肝心なところが決まってなかったのか、コロコロ変わってしまったのか、という感じで、そのブレが一番大事な要素(ヒューマギア)に直撃してしまう作品でしたね。
 >或人/不破/唯阿の対比や或人の売れないお笑い芸人という設定等、序盤に撒かれた軸ともいえる要素の数々がなんともいえない着地の仕方
立ち上がりに期待させた、3ライダーの立ち位置や物の見方の違いから生まれる衝突や互いの高め合いなどが、早々に放り投げられたのは、ホント痛かったですね……。そのあおりでアルトの陰影を描けず、行動も発言も突飛になりがちになってしまったなと。
 >年間通して力の入ったアクションと格好良い"画"への意識はシリーズ屈指の完成度だったと思います。
特に前半は顕著でしたが、「変身シーン」を格好良く見せる事へのこだわりは、凄く良かったですね。
 >同じ脚本家・プロデューサーの『ゴースト』が最初から最後まで苦手な作品なので、また身構えることになりそうな予感です...(苦笑)
私も『ゴースト』は全く合わず、かなり序盤でリタイアしてしまったので不安先行なのですが、噛み合ってくれるといいですねー。

◆ひらりぃさん
 >どーせイズ復活するんでしょとは思っていましたが、復活方法が見事に地雷を踏みぬきました。
大団円への志向はまあわかるとしても、主人公の大きな独自性になっている思想を、最後に自ら床に投げ捨てて凄かったですね……。
 >どうも各所のインタビューによるとプロデューサーはお仕事を描くことに拘っていたらしいです。
長編志向の強いライダーで、一話完結要素をどう入れていけるか、の模索そのものは悪くなかったと思うのですが、結果としてもっと大事なものの扱いが雑になって、虻蜂取らずでしたね。
 >逆にお仕事ライダーをやりたかったのならAIや社長の要素は必要だったのか?と別の疑問がわいてきます。
色々な事をやろうとしすぎた、のは確実にありますよね……。それでとっちらかったというか、目の前のやりたい事に飛びついて、背後の世界観を蹴り飛ばすのを繰り返してしまったみたいな。
 >AIや社長というテーマが難しかったから、お仕事に逃げたような印象があるのですよね。
特に「社長」要素が、必要以上にリアリティレベルを上げてしまって、完全に足枷になったのは残念でしたね。
 >次のライダーは私は結構楽しみです。ゼロワンのおかげでハードルは滅茶苦茶下がっていますので(笑)
それは確かに(笑)