東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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7/15付けレス

 本日はゲームの話を書きました。

善悪の箱

◆島縞さん
 >危ないからヒーローをやめさせたいというのはベタですが、心配するのが祖母だとある種の勝手さが多少緩和された感があります。
一つクッションを挟んだ事で、距離感としては良かったですよね。忍風館を正面から訪問してしまう辺りは好きです(笑)
 >どうしても描写の薄くなる吼太ですが定期的に格好よい場面が差し込まれるのが嬉しいです。
立ち位置的に三番手扱いの上に、押し出しが強い方ではないので埋没しがちなのは、スタッフも気を配っている感じですよね。
 >弓矢の方は初めて見たハリケンジャーがこの話だったので
それは、ゴウライジャーの印象がだいぶ変わりそうですね(笑)
 >話はダメンズ製造話といいますか…敵の影響下なだけまだ可愛い気がします(笑)兄者と鷹介の方がダメンズ度合い高いような…
術を受けた2人のみならず、大体みんな、あれな感じだな……というところまでしっかり見せていたのが良かったですね(笑)

◆中吉さん
 >(或人の理念の行き着く先がこれかよ…)というのさえ無ければアイちゃん自体はありっちゃありな気がします。
どうも今作、割と根っこのところで「人工知能テーマ」と「人型ロボットテーマ」の混線が起こっているのか、両取りしようとして区別がつかなくなってしまったのか、作り手の狙ったインパクトが後者と正面衝突してしまったような。
 >実際(声の効果も少なからずありますが)直感的に欲しいと思えるのはヒューマギアよりこっち、というのは複雑な気分ですが(笑)。
物語としては、“夢のマシンであるヒューマギア”に感情移入させないといけないのに、すっかり破綻していますからね……。
 >こうでもしないと話が動かせませんという制作側の敗北宣言と捉えられても仕方ないのではないかと…。
本来、もっと丁寧にやって良かったキャラの心情の掘り下げを、なんでもかんでもアイちゃんを理由付けに進めてしまうというだいぶ乱暴なやり方ですよね……。
 >キーのロックはショットライザーに入れることで解除される(唯阿さんの変身方法が正しい)というのが総集編で明らかになりました。
せ、説明書を、読んでいない……?!
 >総集編では、唯阿さんの感じの悪さが本編の8割増しでした…。
唯阿さん嫌いじゃないのですが、バルキリーの存在の軽さといい、どうも扱いが悪くて、結局、女性キャラを巧く使えないパターンになってますよね……。


◆あきさん
 >パズルがお得意なんだろうなと。今作での香村さんはホント頼もしいですね。
『ジュウオウ』の時、サブでは切れ味を見せていたけど、メインではどうだろう……? と構えていたのですが、『ゴーカイ』時点で既に、メインに繋がるような組み立てにも踏み込んでやっていたのですね。
 >ルカがマベに文句&ジタバタするのは楽しいし、アイムも4話や12話ラストを思えばニヤニヤ出来るので私はこちらでもいいです(笑)。
ジョー×ルカだと、お互い無言のまま下ろして終わってしまいますものね(笑) マベとルカの距離感も、ならではって感じがいいですね。
 >そして選択肢に上がって来ないハカセと鎧・・・
ハカセはキャッチするも踏ん張りきれずに潰れて余計な事を言いルカに踏まれ、鎧はキャッチしていいのか悩んでバタバタした挙げ句に顔面からぶつかって結果として下敷きになる画が思い浮かびました(笑)
 >良い話にまとめるが若干パンチ弱め、という後に気にする人は気にする部分が出た回でもあるのかな?という気もします。
今回は、綺麗にまとまってはいるが、キレがもう一つ、という印象の出来でした。
 >宇都宮Pもこのパターンが好きなのか、シンケンもトッキュウもしっかり者の姉が弱って妹がたまには頼って、というパターンですね。
男の疑似兄弟に比べるとフィクション上のヒエラルキー感が出にくい事もあって、使いやすい構図でもあるのでしょうね。
 >管理人さんの心の叫びに思え大笑いしました(笑)
大変、心にシンクロする次回予告でした(笑)
 >「こんな地球人に守る価値はあるのか」という先日のライブマンみたいな揺さぶりをかける回であったようないややっぱりなかったような(汗)
浦沢さんの持ち味の一つである「人間ってそんな綺麗でもないよね」をヒーロー作品へコメディに包んで持ち込むのは確かに『ゴーカイ』には無かった要素で、それ故に浮いてはいるのですが、3回目も考えていたとなると、そういう“毒”を宇都宮Pが欲しがった面もあったのかもですね。
 >後にリベンジなのかウィザードのフォーゼとの冬映画に起用されたのですが、そこでも高い志が発揮され
予告と脚本の名前に驚いた記憶がありますが、こうなるとちょっぴり気になってきますね……(笑)
 >その自由度は浦沢さん自身が勝ち取ったものみたいです。「きっと宇都宮Pはヤケクソで書いたものを期待していたから」と。
キャラ回をやるよりは、これで良かった気がします(笑)
 >どうもジェラシットは、ゴーカイジャーという作品の枠を超えても許されてしまう存在に育ってしまったのかもしれません(汗)。
ヤツデンワニみたいなものでしょうか……(笑)

◆chi-chanさん
 >「或人がヒューマギアとは別の人工知能を思いつく」ルートは想定していたようですが、「ヒューマギアの正統進化形じゃ駄目なの?」にはなりますよね…。
もしかするとスタッフ的には、今作のテーマはあくまで「人工知能」なので、「ヒューマギア」そのものをひっくり返す大どんでん返し! とかのつもりなのかもですが、実質ここまでやってきたのは「人型ロボット」テーマなので、脱線事故みたいになってるんですよね……。
 >それこそ天津社長がヒューマギアへの対抗馬として思いついても良い(人型でなく暴走しても危害が低い機械)でもあるような。
どちらかというと、天津寄りのアイデアですよね、これ。天津がもっと真っ当な人間性なら、水と油だった天津とアルトの発想が交わる事で、人工知能の新たな地平を切り拓く――みたいな融和の流れにしても説得力が出たかもですが……。
 >最終的にはロボコン型ロボをヒューマギアの後継機種として売り出すかも知れません(笑
がんばれいわへ、まさかの接続?!(笑)
 >だから人間の或人がヒューマギアに感情移入しつつ道具にも見てしまうのはしょうがないかと。
それはそれで有りなのですが、そうすると既に道具を逸脱している迅とは決して相容れない筈なのに、対立要素が掘り下げられるどころかお仲間気分を出している意味不明な状況で、そこで主人公の筋が行方不明なのがどうしても気になるんですよね……。
 >アークと戦力差があるとはいえ、今こそ悪意ラーニング問題をうやむやにしてアークを合法的(?)に抹殺出来るタイミングなのに…。
今回の描写を見ると、ZAIA製品は軒並み無力化されるみたいですが、そういう流れの末にアークに完敗、みたいな方がスムーズだったかもですね。
 >まさか副社長の演者さんが放送休止期間中にあんな気の毒な目にリアルであうとは思いませんでしたよ…。
タイミング的になんともですが、あんまりなので急遽出番を増やしたのでは、ぐらいは思ってしまいますね。
 >やはり「トータルでは悪だが人間を辞めていない存在の処し方」で制作陣が迷ってしまったのでしょうか…。
どんな作品でも難しいポイントではありますが、落としどころに向けて少しずつ流れを作っていくみたいなのが見えなくて、天津はホントずっと、見切り発車のままな感じですよね……あと結局、アルトが「人間の悪意と向き合わない」(だから天津をどうしたいのか定まらない)問題が、ここでも影響している感じで。
 >今多分スタッフ陣は「最終決戦まで最低限実行しないといけないイベント」の圧縮消化で四苦八苦していると思います
ライダーは特に、クライマックス直前での劇場版との連動要素もあったりで、タイミング悪かったのはありますよね……。

◆つがなさん
 >何かもう、ゼロワンに関しては見逃しても特に何とも思わなくなって来ている自分がいます。
正直、とても残念な現状になってしまいましたね……キャラから劇中用語の定義付けまで、あらゆる要素がここまでぐちゃぐちゃになるとは思いませんでした。
 >そうすれば「善意」を出張するイズ達との対比になり、また「人間とAIの関わり」という本作のテーマにも一石投じられたのではないかと。
滅の描き方次第では、「ヒューマギアと向き合う人間」の方にも焦点を合わせられた筈なのに、結局、アルトがいつまで経っても「人間の悪意」とまともに向き合わないので、滅が知る悪意は諸悪の根源から教え込まれたものでしかないとしか描けず、相対的に「善意」の方も凄く曖昧ですよね。